片付けの下準備(自分の時間を確保し、ひとりで片づける)、順番(衣類・布製品から片づけ始める)、便利な収納用品(箱、キャビネット、フック、タグ)、行動導線のルール(使用頻度に合う、手に取りやすい高さ別に片づける)といった具体的な片付けのノウハウを紹介。
空間は都会人のぜいたく
大都市では、1平方メートルあたりの価格を計算するだけで、現代の大きなぜいたくの一つは空間であるということがわかります。地価がものすごく高いからです。片づけることができると、所有するものをより少なくすることができるだけでなく(自分が持っているモノがわかるので、「だぶり」がなくなります)、空間の節約にもなります。同じ量のモノでも、収納方法によって占める面積は異なります。キャビネットの中や棚の上に整理整頓されていたり扉の裏に引っかけられたりしている場合と、散らかっている衣装だんすの中や棚の上、床の上に放りだされている場合とでは異なります。
では、私たちは誰のために、これほど高い場所代を払っているのでしょう? 私たち自身のためでしょうか? それとも私たちが所有するモノのためでしょうか? 自分の所有物(多くの場合、処分しようと思ったときにはほとんど価値がないもの)をしまうためにトランクルームを借りている人は、年末にお金がどれほどかかったか計算してみるといいでしょう。騒がしい都会において、空間や静寂よりも価値のあるものなどあるのでしょうか?
都会は地価も高く広い家に住もうとしたらそれ相応のお金を支払わねばならず、なかなか普通の人には難しい現状があります。特に子供がいる人などは余計に家計を圧迫することになりかねません。空間は都会人にとって贅沢。今住んでいる場所で空間を最大限に利用するためには断捨離だったり収納術だったりが必要になってきます。そんな悩める都会暮らしのための書籍。
モノは使う場所に置くこと
キッチンの引き出しにカトラリーを収納したり、洗面台のそばに歯ブラシを収納したりするのは、理にかなっていますね。「近さのルール」に従っているからです。でもこのルールがすべてに当てはまるとは限りません。
私たちには先入観が山ほどあります。たとえば、キッチンでしか絵を描かない子どもに対して、あくまで子ども部屋にフェルトペンを戻させようとしたり、テレビを見ながらマニキュアをするのに、洗面所にネイル用品を収納したりしていないでしょうか?
完璧な収納用品を手に入れるだけでは十分ではありません。自分自身をよく知り、たとえ「ふつう」ではなかったり、教わってきたことと違っていたりしても、自分の癖を認めることが大切なのです。
動線上に物を置くことでそれを使う時便利になります。まあ普通の家庭ではこうした行為がきっと行われているであろうかとは思いますが、悩みの種はいろいろなものがそこらじゅうに溢れてしまうこと。そこで収納術が効果を発揮してくるわけですが、自分の動線上での癖と相談しながら収納を行うのが吉。
物をあるべき収納場所にきちんと戻すための下地作りをきちんと行うことで、物が溢れるのを防ぎます。収納のイロハを学びスペースを活用してより住みやすい空間に!
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