人生うまくいかない時にこそ発する言葉、一つひとつをおろそかにしない。これは人間関係を円滑にするだけでなく、自分の夢や目標を叶える最短ルートでもある。言葉を大切にすることは、人生に思いも寄らない幸運をもたらすのだ。人生は言葉の積み重ね。その都度どんな言葉を話すかで、終着点も大きく変わるという欽ちゃん流の人生哲学とは?
いい風が吹かないときは寝て待てばいい
凪のときは寝ているのが一番。静かに眠りながら、次の夢に向かう準備をしよう。そう思って一年近くじっとしていました。自分で番組を作る前のことです。長い人生の中には、自分に追い風が吹いている時もあれば、向かい風に行く手を阻まれる時期もありますが、この時期は風がぴたりと止んでいた気がします。こんなときは凪の中で、人生の昼休みを過ごしていればいいのだと思います。
ブログを続けているとごく稀になんだかわからないが、PVが跳ね上がるときがある。そうした経験があると、落ち着いた後もそこを目指してコツコツ執筆する励みになる。ブログを始めた人の大半は思うようにPVが伸びずフェードアウトするかのようにヤメてしまうという。僕も多分にもれず低空飛行だが、色々なブログに関するデータを見て見るとデイリー300〜500PVと言うレベルなので初心者を卒業し、中級層に突入したところだそうだ。1日の平均アクセス数で500を超えるものは2.3%程度と考えればまずまずとも言える。よくブログ集客成功者の本など読むと驚くほどのPVをマークしている神のような人たちがいるが、そういった人たちは日頃の努力に加え風が吹いたのだろうと思う。風が吹かなくてもコツコツ更新を続けていれば、読者を獲得できるというのが、毎日Google Analyticsを見ているとわかる。〝待てば海路の日和あり〟ということで寝ているわけではないが人生の昼休みと思いじっくり取り組みたい。
少ない中でナンバーワンになろう
子どものころ、僕自身がダメな子だったから、ダメな子のことはよくわかります。そういう子は、みんなが行かない道を狙って行くといい。大勢の人がいる中では、自分のダメさが目立つんです。その中で勝つことはない。でも数が少ない方に行って戦えば、なんとか戦えるんです。
僕は、まず大学からドロップアウト、フリーターから契約社員となって働くも病気を発病し再びドロップアウト。家で療養しながらもできることはないかと始めたブログも同じことを考える人間が多いらしく敵もあまた。ならば僕が持っているパーソナリティーである統合失調症を隠さずにさらけ出すことで100人に1人の存在になれるのではないかということで、ブログやなんかでも精神疾患を隠すことはやめている。僕のブログを読んでくれている人の中にはただ本が好きとかApple好きというだけでなく、精神疾患に興味がある人や精神疾患患者の方もいるのではないかと思う。土俵を自ら作ればそこで上位を目指せる、戦えるんです。スタートラインに立ったとき横に並ぶ選手が少ない方がより勝利に近づけるといったことでしょう。
子どもの自殺するニュースは見たくない
子どもが自殺したニュースを聞くのはもう終わりにしたいですね。こういう報道があると、必ず「命の大切さを子どもにも教えよう」という声が聞かれます。正論ですが、人生経験が浅い子どもたちに「命の大切さ」は実感しにくいような気がします。もし僕が悩める子どもたちに言葉を贈るなら「命って面白いよ!」と言いたい。
僕も、自殺未遂を2度経験しているので、絶望的になる子どもの気持ちはよくわかる。しかし、自殺を考える時って近視眼的になりがちで、多くの情報を得られればそれが回避できる場合も多いように思う。例えば学校に居場所がなければ家族に、それも叶わなければネットや医療機関に頼ることもできるし、学校から逃げ出しても他の学校やフリースクールなら居場所を見つけられるかもしれない。君の居場所はそこだけじゃないと言ってあげられる大人がいれば、子どもたちは(社会人でも一緒)自分の居場所を見つけられる。ググればたいていの知識が手に入る時代。新たな居場所を求めてGoogle様に聞いてみよう。
怒りは優しい言葉に変換して伝える
不愉快なことがあって抗議をしたいとき、乱暴な言葉で相手を罵倒しても、事態は解決しません。
不愉快なことというわけではないが、先日、飲食店でレジの打ち間違いがあった。レシートを見て見ると100円得をする打ち間違えだったが、なんだか悪いので間違っていることを指摘した。込み合う時間帯だったので、面倒な処理をしたくなかったのか、店側としては100円損をするがそのままでと言われた。帰り際やはり、間違ったままだと気持ち悪いのでレジに行き訂正してもらったが、その際思わず「気持ち悪いのでやはり打ち直してもらえますか」と言ってしまった。それにより帰ってからも、面倒くさいクレーマーだと思われてないだろうかなどと気を揉むことに。乱暴な言葉ではないが、ネガティブな言葉は自分にも返ってくるという好例です。
言葉の持つ力を認識し、綺麗な言葉、相手を思いやる言葉を使えることは自分自身にもプラスになる。そんなエピソードがたくさん詰まっていてほっこりもできる書籍となっています。
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