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グロースの時代|森岡 康一|ヤフー、フェイスブック・・・で実践したビジネスを成長させるマインドとは

業績、人気、インパクトを同時に上げ2000%の成長を成し遂げたフェイスブックの成長の秘密。それを知る上でのキーワード「グロース・ハック」の解説と仕事を成長させる本質を説く。

時間の使い方から、いっさいのムダを省く

効率的に仕事をしていると思っている人でも、細かく考えていけば、必ず多くのムダがあるものです。

それも、フェイスブックにいるあいだに叩きこまれたことでした。

フェイスブック時代、たとえばカンファレンスで講演をして帰ってきたりすると、上司からは「移動も含めて、お前はそのために何時間を使った?」と詰め寄られました。 「六時間くらいです」と答えると、「聴衆は何人いて、お前の講演で何人のユーザーを獲得できた?」とさらに問われます。

「聴衆は三〇〇人くらいでした。そのうち何人をユーザーにできたかはわかりませんが、一〇〇人くらいでしょうか」などと答えると、ひどく叱られました。

「お前はその観衆のうち何人がフェイスブックアカウントを持っていて、どのくらいの使用頻度にあるかをデータで示せるか。おそらく大半の人はすでにアカウントを持っているヘビーユーザーなのだから、今日、お前が六時間かけても新規ユーザーはまったく増やせていないか、増やせたとしても一人か二人だ。そんな非効率なことをこれからも続けるのか」

というわけです。

こうした部分は本当に徹底しています。

会社に経費請求する際、タクシー代をほとんど要求しないでいると、「タクシーを使えば五分で行けるのに、電車で三〇分かかっているのならタクシーを使え」と言われます。「お前の時間は無限じゃないのだから、効率的に動け」というわけです。

若いサラリーマンがタクシー移動を基本にしていれば非難されるのでしょうが、現実的に考えれば、そのとおりです。そのときの私は、物事を合理的に考えていく大切さを痛感させられました。

移動に車を使う場合、移動時間にも仕事ができたりとメリットは多い。それを上回るパフォーマンスが見込める場合、移動手段にタクシーを使うのは全然アリだと思います。こうして無駄を極力なくすことで成果につなげるやり方を基本に置いて仕事をすることは大事。

「失敗するリーダー」の典型パターン

目標が高いところにあるなら、それだけ周到な準備が必要になります。

その部分においても勘違いしている人は多いのですが、大切なのは考え方です。

私自身はハイキング程度の経験しかありませんが、わかりやすいので、よく登山に 喩えて話をします。

エベレストを登るのに軽装で行く人間はいません。トラブルが起きたときのために複数のルートなどを頭に入れておくなど、事前にできる限りの準備をしておきます。そうしていてこそトライすることが許されると理解しておかなければならないわけです。

知っているつもりでいても、経験のない知識は実戦では役に立たないものです。

エベレストを登るのであれば、そのエキスパートといえる民族であるシェルパにガイドをお願いするのが当たり前です。

それと同じようにビジネスにおいても、新しいことを始めるなら、その道のことを知っている専門家や同様の事業で成功している人の話を聞くことが大切です。

そこには必ず重要なヒントが詰まっています。

失敗するリーダーに限って、専門家や先人の話を真剣に聞こうとはしない ものです。 「そんなことは知っているから」「時代が違うから」というのが理由のようですが、そういう感覚そのものが間違っています。

確かに一〇年前のIT業界で成功した人の話を聞けば、手法などがすべて、その時代で止まっていることはよくあります。それでも参考になるところは絶対にあります。

やはり山登りを例にするなら、二〇年前と現在では、いろいろ変わってきている部分はあるはずです。しかし、雲の様子から雨を察するといったことについては、先人の経験には絶対にかないません。いくら本で読んで知識を詰め込んだつもりでも、そのことに自信を持てば危険度が増すだけです。

新しいことを始める時、その道にプロに教わるのが一番の近道。何でもかんでも人に頼るのは考えものですが、利用できるリソースは利用するのが良いかと。

「グロース・ハック」というキーワードをYahooやファイスブックを例にあげ解説。新たな時代の潮流を感じられる次世代の働き方とは?

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