周りの目があるのに場所を選ばず泣く女性がいる。男性に振られて泣くぐらいならまだいいが、仕事で泣かれる場合はキツイ。叱責に対して泣いてしまわれては仕事に支障をきたす。このようなみっともない女性にスポットを当て苦言を呈す。
街で出くわす女
ある日の夕方、東京の有楽町で人に会う約束があった。時間があったので、新しくなった東京駅の東京ステーションホテルに立ち寄り、そこから有楽町まで歩いてみることにした。東京駅から有楽町までの通りには、有名ブランドのショップやオシャレな店が軒を並べる。ウィンドショッピングをしながら、有楽町に向かった。
途中、旧東京都庁の跡に建てられた東京国際フォーラムの前に差し掛かったころ、ちょっと異様ないでたちの女性グループに遭遇した。四人の中年女性なのだが、四人が四人とも頭に変なものをつけている。彼女たちとの距離が縮まると、その変なものの正体が判明した。それはミッキーマウスの耳を模したものだった。
東京国際フォーラムの地下にはJR東京駅の京葉線ホームがある。東京ディズニーランドのあるJR舞浜駅は京葉線沿線の駅だ。それでわかった。彼女たちは、東京ディズニーランド帰りなのだ。だが、丸の内のオフィス街に隣接したこのエリアでは、ミッキーマウスの耳をつけた中年女性は場違いなことこのうえない。多くのオフィスの終業までには、まだ一時間以上ある。忙しそうに通りを歩くビジネスマンはまだ「オン」の時間である。
この街では女性グループのいでたちは絶対奇妙に映る。ビジネスマン、ビジネスウーマンたちは、その姿に気づくと一様に冷ややかな視線である。中には、露骨に冷笑の表情を浮かべる人もいた。 かなり以前だが、私も一度だけ東京ディズニーランドに行ったことがある。人の逆をいくいつもの私の行動だが、東京ディズニーランドへ出かけたのはたしかゴールデンウィークの最後の日の午後からだったと記憶している。あまり並ばないで、二、三の乗りものにも乗れたし、最後のエレクトリカルパレードも見学できて楽しかった。確かに東京ディズニーランドへ行けばミッキーマウスの帽子などをかぶりたくなる雰囲気はわかる。だが、ミッキーマウスの耳は丸の内には似合わない。丸の内というビジネスの日常が支配する街に非日常のミッキーマウスは同化しようがないのだ。幼児、小学生、中学生ならまだいいだろう。だが、四十代、五十代の女性がすることではないはずだ。
「かわいい」
いかに温厚な日本人でも、ビジネス街でそう感じる人はいないだろう。
私は一時の自分の興奮をやたらと公共の空間に持ち出すことが好きではない。昔のことになるが、私の学生時代も、野球の早慶戦が行われた日には、多くの早稲田大学の学生は新宿で、慶應義塾大学の学生は銀座でそれぞれ気勢をあげたものだ。私自身、普通部から慶應で学んだが、私はそうした輪には加わらなかった。もちろん、早慶戦のスタンドで母校を応援したことはあるが、試合後に応援用の紙帽子をかぶって街に繰り出すようなことはしなかった。
「気恥ずかしい」「カッコ悪い」という極めて個人的な感覚なのだが、あえて理由を探せば、慶應の学生であることを笠にきて行動しているように思われるのがイヤだったのだ。神宮球場の中、あるいは大学のキャンパスの中ならわかる。だが、新宿、あるいは銀座の街を歩く多くの人々にとって、早慶戦などどうでもいいことなのだ。徒党を組んで街を歩くのは、場合によっては「傍迷惑」になりかねない。「へそ曲がり」なのかもしれないが、私はそう感じるのだ。
ミッキーやミニーの耳や各種被り物をしたままディズニーから帰る人案外多いですよね。子供ならばかわいいがいい歳した大人がこうした行動を取るのはやっぱりどうかと思う。ディズニーランドは夢の国、現実世界とは切り離して考える頭が必要かと思います。
みっともない女にならないためにもこの書籍に出てくる様々な女性のケースを見て自身を振り返ってみましょう。
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