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うちの子、このままで大丈夫?がスーッと消える 科学的に正しい子育ての新常識|メリンダ・ウェナー・モイヤー

子育て中の人なら誰もが気になる嘘やいじめ、スマホやネットの利用、性への関心などについて膨大な研究データをもとにわかりやすくユーモラスにまとめた1冊。

わがまま改善プログラム その② 「お手伝い」をさせる

娘が5歳のとき、どうしても自分でトースターからワッフルを取り出したいと言い出しました。理論上はよいことです。けれども、その「お手伝い」をさせるには、踏み台を探してトースターの前に移動させ、トースターをカウンターの端まで移動させ、娘がやけどをしないように気を配らなければなりません。娘の「お手伝い」によって私はやることが増え、時間もかかり……つまり、ちっともありがたくないわけです。

一部の専門家はこれを〈ありがたくないお手伝い〉 と名づけています。子どもとクッキーを焼くと、自分一人で焼く3倍の時間がかかり、キッチンは8倍よごれます。さらに、子どもが内緒で「お手伝い」をする場合はどうでしょう。「ママ、洗濯物を畳みなおしておいたよ」(お願いだから、やめて……)。「パパ、洗車をしておいたよ」(運転席にあるのはまさか……水まき用のホース!)。

心理学者のセリア・ブラウネル氏とスチュアート・ハモンド氏が2018年に発表した論文では、500人以上の親に対し、子どもの〈ありがたくないお手伝い〉についてインタビューをしました。ある母親は、「娘がまだ十分使える物を捨ててしまうので、1日に何度もゴミ箱を確認しなければならない」と話しました。いわく、「あの子のお気に入りの靴がなくなったのも、そのせいだと思います」。

〈ありがたくないお手伝い〉をさせる時間がない場合もあるでしょう。仕事をしながら子育てをしている私などは、そんなことばかりです。「今は無理。急いでるの」と言って自分でやってしまう……そのほうが効率がよいからです。少し肩の力を抜くように、努力はしています。なぜなら研究によると、 親が手伝いをする機会をつくると、子どもはすすんで手伝いをし、上達もするそうです。

だからといって、毎週日曜日の朝、ホットケーキを焼く作業を全て一緒にやらなければいけないわけではありません。子どもの手に負えそうな仕事(「生地をかき混ぜる」「事前に量をはかった材料を加える」など)を選んでおけばよいのです。やっているうちに上達して、本当に役に立つようになるでしょう。

確かに子供のお手伝いは手伝った後が散らかってしまいその後の処理に時間がかかり時間を無駄に使わなければならなかったり大変ではある。そこはうまく誘導して片付けまでするように子供に促す必要がある。手に負えないところは手を貸しながら臨機応変に。

Q 暇さえあればネットを見ているので心配です。 A 子どもだけで見せず、一緒に楽しみましょう。

子どものスクリーンタイムに関して私は、ルール違反ばかりしてきました。例えば「1歳半未満の子どもにはデジタル機器を見せない」というルールがありますが、子どもがよちよち歩きの頃、夕食作りの時間に幼児向けのテレビ番組をくり返し見せていました。「2~5歳の子どものスクリーンタイムは1日1時間以内、良質な内容のみ」というルールも知っていますが、守れないこともよくありました。特にパンデミック中は、親の私たちが仕事を(少しでも) こなそうとしてiPadに子守りをさせてばかりだったので、罪悪感は増す一方でした。

親自身が忙しい場合(忙しくない親はいないと思いますが)、デジタル機器は、精神衛生上不可欠な、心のよりどころです。一方で、その危険性を聞くと胸が痛むのも確かです。子どもにデジタル機器を使わせないようにすれば親のほうがもちませんし、使わせれば子どもに悪影響を及ぼすとなると、一体どうすればよいのでしょうか?

スクリーンタイムについて(ある意味) 安心感を抱くとすれば、「コントロールするのに苦労しているのは自分だけではない」という点です。米国小児科学会は、「1歳半未満の子どもにはテレビ電話以外のデジタル機器使用を推奨しない」としています。ところが、非営利組織コモン・センス・メディアによる2017年の調査では、2歳未満の子どものスクリーンタイムは1日約 42 分だそうです。また、「2~5歳の子どものスクリーンタイムは1日1時間以内、良質な内容のみとする」とされていますが、実際のスクリーンタイムは2時間半以上だそうです(ほとんどがテレビ視聴)。なお、米国小児科学会は6歳以上の子どもについては時間制限を設けず、「親がルールを決めて、睡眠や運動などの健康的な活動をする時間を十分取る配慮をする」ようすすめています。ところが実際は、6歳以上の子どものスクリーンタイムは1日3時間近くに及びます。その分、健康的な活動をする時間が減っているのは間違いないでしょう。困ったものです。プレ思春期~ティーンエイジャーになると、もはや「デジタル機器漬け」状態になります。

子供達のスクリーンタイムをどの程度にするかは基本的なルールがあるようだが、2〜5歳のうちにこれを守らせるようにしないといけない。悪知恵のついた小学生になってからだと隠れて使うようになり制限が意味をなさなくなる。子供だけに見せず一緒に見るようにするのは良い方法かと思います。見る内容も大人のフィルターがかかるので。

我が子をヤバい大人にしないための科学的に正しい子育ての新常識。子育て中に陥る様々な問題に答えてくれる書籍。

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