人生は自分の意図に反した面白くないことで溢れています。でもそれってどうにもならないことなのでしょうか?起きてしまったことは変えられませんが、解釈を変えることでよりポジティブでいることは可能です。そんな視点の持ち方を70個用意。
大切にしていたものが‥‥
iPhoneを作ったアップルの創業者スティーブ・ジョブズに、こんな逸話があります。ジョブズは取材中、インタビューアーの持っていたiPodを見て、急に不機嫌になった。普通、インタビューアーが自分の開発した製品を持っていたら、ご機嫌になるのがふつうです。取材者は焦りました。「なにか間違ったことをしてしまったのか……」
実は、ジョブズの不機嫌の理由は、インタビューアーがiPodにカバーをつけていたことが原因でした。iPodの初期のタイプは裏面がステンレスでピカピカです。そのステンレス面に傷をつけないためにカバーをしていたのですが、それがいけなかったのでした。
ジョブズはこう言いました。
「傷がつくのを嫌がって、カバーをしている人がいるけど、傷こそが、キミだけのものになった証じゃないか。傷こそ美しいのに……」
「傷こそ美しい。傷は自分らしさ」
と解釈し、その傷を誇りに思うことだってできるのです。
とはいえ、大事にしているものが傷つくのは嫌ですよね。最近だとさまざまなもののリユースが進んでいて、ガジェットなどは新製品に買い替えたら売却することも多いです。そんな時、傷がついていると査定価格が下がるなんてことも。iPhoneなどはケース派と裸族で意見が分かれるのですが、僕は多少乱暴に扱っても傷から守ってもらえるならケースもありかと思います。ちなみに画面の保護フィルムなんかダサいので貼っていません。それでも今まで画面に傷が入ったことはほとんどないです。革製品のエイジングなどと一緒と考えれば傷も愛着が湧く要素と思えるかも。
嫌な上司
ふたりの小さな子どもたちが、電車の中で大声を出しながら騒ぎ、走り回っていた。
その騒ぎに、他の乗客たちは顔をしかめています。
しかし、そのお父さんは、子どもたちを注意することなく窓の外を眺めている……。
ベストセラー『7つの習慣』の著者であるコヴィー博士が、電車で、そんな光景を目にしました。コヴィー博士はそのお父さんに近づき、「子どもたちが騒いでいるので注意してほしい」と伝えました。
するとお父さんは、ハッとして顔を上げ、「あ、すいません。そうですね。注意しないといけないですね」とたいへん申し訳なさそうに謝ったそうです。そしてお父さんはこう続けた。
「すいません。ちゃんとしないといけないのですが……。
実は今日、妻が亡くなったばかりで、これから子どもたちに、どのように君たちのお母さんがいなくなったことを伝えればいいか、ちょっと思案していたものでしたから……」
この言葉を聞いた瞬間、コヴィー博士にパラダイムシフトが起きた。
人生に対して目がひらかれる思いがしたそうです。
どんな相手にも、そうならざるをえなかった状況がある。
嫌いな上司にだって、そうならざるをえなかった過去があるのです。
一度、完全に相手の立場に立とうと思って話を聞いてみてください。
相手の弁護士になったつもりで。
すると、世界はまったく新しく見えてきます。
相手の立場から世界を見ようと心がけること。それが優しさです。
人の振る舞いに怒りを覚える、そんな正義感のようなものを人より多く持っていると人生嫌なことだらけに。多少多めにみて、許容していく方が人生イージーかと思います。人が行動する際にはなんらかあの理由があるはず、そこを見ることなく批判ばかりするのはちょっとお門違いな場合もあります。
心のもちようで、さまざまな嫌なことが許せるようになります。相手の立場に立ってその行動はどこから来るのか考えてみると許容範囲も広がることでしょう。
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