この本は「100人共著プロジェクト」という企画によって生まれました。様々な専門分野で活躍している100人が「道具(ツール)」というテーマのもと、それぞれが思い描く「道具(ツール)」について書きました。それぞれの専門分野で活用されている道具や、自身の生活のなかで欠かせない道具などについて、600文字から800文字という文字数制限の範囲内で、執筆したものです。
FRAME DRIPPER(フレームドリッパー)SD-02
「医者と看護師が店員のカフェがあったら、面白いんじゃね?」という一言から。私たちの「暮らしの保健室」は始まった。暮らしの保健室とは、町なかに開かれた、「学校の保健室のように、ちょっとした悩みでもふらっと寄れる場所」。今では全国に40か所以上が開かれている。川崎にも、そんな場所が必要だー!でも既存のものの焼き直しじゃ面白くない。そんな折に出たのが冒頭のアイディア。そして地域のコーヒー店に指導を受けながら、「医師や看護師が店員のカフェ」開設に向けて準備を進めていた時に出会ったのがFRAME DRIPPERという道具。
コーヒーをハンドドリップで淹れる際必要なのが「ドリッパー」。この『FRAME DRIPPER』は針金のみで作られている「ワイヤードリッパー」に分類されるもの。特徴はペーパーフィルターを最小限の針金で抑える構造なので、ペーパーが適度に広がりネルドリップで淹れたような優しい味わいになること。効率よく味と香りの成分を抽出でき、デザインもシャープで、リビングに出しっぱなしでもオシャレ感が漂う代物。注意点はお湯を注ぐ速度や注ぎ方で味に違いが出ること。好みの味になるよう自分で試行錯誤するのもまた面白い。皆さんも少しだけ道具にこだわりコーヒーを入れてみては?
小さい財布 abrAsus メンズ キャメル
あなたは出かけるときに、必ず持ち歩くものがあるだろうか?私の場合は、家のカギ。それを入れる財布、そしてiPhoneだ。カギは財布の中に入れておくから、財布とiPhoneの2つを持ち歩いている状態になる。この2つを、後ろポケットに入れて手ぶらで外出。それが2012年から続く私のスタイルだ。モデルチェンジして、だんだん後ろポケットに入りづらい大きさになっていくiPhoneと違い、財布の方は5年たっても変わらぬ約6cm×9cm。ほぼカードサイズ、厚みはコインが入っていなければ約1cmほどの代物だ。女性用のジーンズやチノパンの後ろポケットにすっぽり収まってしまうほど、小さくてスリムな財布なのだ。コインだけの財布じゃないかって?否、札入れ専用スペースがある上に、カード専用スペースまである。
そんな財布が『小さい財布 abrAsus』である。男女それぞれに向けたカラー展開で左利き用の左右逆デザインのものまである。天然牛革を使用していて職人さんの技が息づく国内生産品。少々雑に使っても大丈夫。傷や汚れが目立ちにくく、リペアセンターもあるから壊れても修理可能。僕はポケットに物を入れない主義なので、冬のコートのように大きなポケットがある洋服以外ではiPhoneでさえカバンの中にしまっている。病院に行く時などはお薬手帳や診察券などがあるので財布がいるが、近所のカフェなどに行く際はiPhoneひとつあればOK。カフェ読書用の本をカバンに入れていけば支払いもiPhoneで完了。iPhoneに不具合が起きた時のバックアップとして財布がある感じだ。
MacBook Pro(15-inch,2016)
誰よりもあなたのことを一番よく知っているのは、今目の前にあるスマホかもしれない。そして私の場合は、アップルのコンピュータ、マッキントッシュ(Mac)だ。Macは大切な相棒だし、恋人だし、かけがえのないたった一つの存在。そしてそれは自分自身といってもいいぐらいだ。Macに蓄積された連続した記録は一七年にも及ぶ。筐体を五度変え、OSは何十回とアップデートを重ねたがファイルの中身とフォルダの階層は受け継がれ続けている。トラブルの原因となるので、まっさらな新品のコンピュータにすることを友人達は勧めるが、私にはそれはできなかった。何故ならフォルダの階層は私の記憶の道しるべだし、ファイルの数は思い出の積み重ねだからだ。
僕も筐体を4度変え現在のMacBook Pro(15-inc,Late2016)に至っている。前の機種への変更時は音楽データなどを引き継ぐためまっさらな状態からファイルを受け継いだが、音楽もデータもクラウドで管理できる時代に入りデータを受け継ぐ必要性がなくなったのでまっさらな状態から運用している。ほんとMacなくなったら何にもできないですよ僕。スマホで代替できるものもあるが、それでもまだまだMacは必要。
100人の専門家が語る道具偏愛履歴。自分と同じ道具を使っている人もいれば、今度使ってみようかなと思える珠玉の道具まで様々。ひとつの道具についてその偏愛ぶりと使う上でのメリットなどが語られており、自分にもそんな偏愛アイテムがあるよと人に教えたくなるような書籍です。
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