最近、思うのだが世の中の人は叱られることに慣れていない人間が多すぎる。何か不備を指摘されたらすごい勢いで反論してきたり。怒りのスイッチの入れ方が間違っている人が多すぎる。親父の小言を聞き入れるだけの器を持って欲しいものだ。
朝きげんをよくしろ
一年の計は元旦にあり。そして一日の始まりは朝です。朝が大事な時間である。これはみなさんも感じられていることでしょう。気持ちよく朝を迎え、良い時間が過ごせれば一日気分が良い。逆に朝ケンカなどをして出かければ、何をやっても気分が悪い一日となってしまいます。わかっている。わかっているのだけれど、「時間がない」「生活のペースが違う」「仕事のことで頭がいっぱい」など、いろいろな理由で、家族と顔もろくに合わさず、会話もなく、何となく体調も悪く、イライラした気持ちでトーストをかじりながら出て行く父親。後に残った母親も、そんなイライラした気持ちを受けついで、子供に「はやく」「もう」「ほらちゃんとして」「ご飯食べて」とお互いに気分の悪い言葉をぶつける。わかっているけれども、やはり繰り返してしまう朝の風景です。なぜかできない。言われればもっともだと思うこと。そんな言葉を繰り返し言ってくれるのも、親父の小言のありがたいところ、そして耳の痛いところなのでしょう。 「朝機嫌をよくしろ」言われてみれば、ひどく当たり前のように思える言葉です。
僕は比較的寝起きがいい方なので、アラームがなる前に起きてしまうことが多い。最近は筋トレをハードにやるようになったので、朝、筋肉痛で体が痛いことがあるが筋肉に効いてるとそれは充実感に変わる。朝の時間帯は、起きてすぐInstagramとメールのチェック、グルーミングを一通り済ましたら、ブログの執筆、1日分の記事が書き終わったら筋トレ。その後、Instagramに書籍紹介の写真をアップして、筋トレから1時間後風呂に入って汗を流す。これが午前中のルーティーン。朝のうちにほぼ1日のタスクを終えてしまいます。午後は読書と、読みたい本を発掘する作業。朝、気分良く過ごしているので、充実感があります。
不浄を見るな
不浄な存在や行ないは実に魅力があります。そして身の周りに常にあります。新聞やテレビで毎日のように流れてくる不浄な事件、出来事を目や耳で見聞きしても、心では見ない、心では聞かない、そんな戒めなのだと感じています。一見口うるさい言葉の連続に思える親父の小言の中で、この言葉は不思議に視点が高いんですね。日常の小言とは少しレベルが違うような。今で言うハードボイルドを感じさせるような言葉です。そのせいでしょうか、なぜか世に出回っている「親父の小言」では、この言葉がなくなっています。
昼の帯番組を見ていると不浄なニュースが延々と続く。僕はそういうものにはできるだけ触れないようにしています。見たとしても、気分がだだ下がりになるので、見ないに越したことはありません。ゴシップは自分となんの関わりもないので、情報としての重要度は低いと個人的に思っています。必要な情報は自分から取りに行くようにしているので、ただ垂れ流されているだけの情報とは距離を置くように。
人には腹を立てるな
わかっている。だけどなかなかできない。そんな事柄にあえて投げかけられている耳の痛い小言です。 「人には腹を立てるな」神仏ならぬ身にあって、守るのが本当に難しい小言です。私の父はとても厳しい人であったのですが、実は私には父の怒った顔を見た記憶がほとんどありません。
僕は滅多なことでは腹をたてることはありません。あったとしても、それは自分に腹がたつというケース。他人に対して怒りを露わにしても何もいいことはありません。人には腹をたてるないい小言です。
人に馬鹿にされていよ
世の中を見渡すと、昨今どうも奇人、変人と言われるような人がもてはやされているように思えます。もちろんただの奇人、変人ではありません。わが道を行く奇人は総理大臣となり、独創的な変人はノーベル賞を授かっています。そんな様子を見るにつけ思い出すのが、この「人に馬鹿にされていよ」という言葉です。私たち世代の人間は、人様に笑われることをなにより嫌い、そのように振る舞ってきました。「そんなことをすると、人に笑われますよ」当時どこの家でも毎日、口癖のように言われていたものです。しかし、そんな中にあって父が小言として記した言葉に、全く逆の「馬鹿にされていよ」という言葉が遺っている。 「笑われないように」「馬鹿にされないように」という生活の規律の大切さを認めながらも、一方で、それが行き過ぎてしまった時の窮屈さ、つまらなさを父はわかっていたのかもしれません。
人に馬鹿にされようが、自分の正しいと思うことをやる。これは、僕も気をつけていることです。人から見るとお金にならないことを一生懸命やっているのは無駄なように思えるかもしれませんが、それも未来への投資ということで弱小ブログを更新し続けているわけです。
親父の小言。人生経験から放たれるその小言は僕たちにより正しい道を示してくれます。なかなかこういうことを言ってくれる親父というのは、最近少なくなってきているのではないでしょうか。親父の小言、心して聞け!!
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