著者は、大学院時、最初の論文がなかなか書けなかった。さらに、大学院修了時には3月になっても就職先が決まっていなかった。挫折を乗り越えて、第一線の脳科学者になりえた仕事術を初公開!著者は、実際に生でスポーツでも音楽でも見聞きすることで、脳の感覚系を鍛え、アウトプットを繰り返すことで脳の運動系を鍛えているのである。また、生命力を輝かせ、優れた仕事を行うための「自律性」と「自発性」は、意識や意欲を司る前頭葉が中心になって形づくられている。前頭葉を活性化させるための五つの行動についても明らかにする。内容例を挙げると、◎前頭葉と側頭葉にアイデア会議してもらう ◎1時間脳セットアップ法 ◎脳の回転速度を落とさないスケジュール管理術 ◎集中力、アイデアを生む身体法
◎脳は楽観主義でちょうどいい ◎脳は何度でもやり直しがきく等々「わかってはいるのにできない」を実際の行動に変えて「できる!」に変える一冊!
わかってはいるのにうまく再現できない理由
何がよくて、どれが悪いかはわかっているのに、実行に移すとうまくいかない。これは勉強や仕事に限らず、趣味でも何でも必ず起こりうる現象です。しかし人間とは不思議なもので、そういう時に限って他人の行動や作品を「あれはいい」とか「これはダメだ」と批評や論評ばかりしてしまうものです。そこには「自分はできていないのに」という、もどかしさや後ろめたさがあるのかもしれません。では、なぜ「よし悪しを判断できるのに、自分で実行に移すとうまくいかない」といった現象が起きるのでしょうか。原因の一つとして考えられるのが、脳の「感覚系の学習」と「運動系の学習」のバランスがとれていないことです。 「感覚系」とは見る、聞く、感じるなどの五感を通して情報を受け取った時、主にその処理や認知を行う領域のことです。これに対して「運動系」は、実際に手足や口などを動かすことを司る領域です。ごく簡単にいうと、脳は主に感覚系で情報を「入力」し、運動系を使って「出力」しています。ここでいう「入力」とはすなわち「理解する」ということであり、「出力」は「実践する」ということです。
テレビなんか見ていても、歌手が音を外したりすると妙に耳について、あっ今音外したなどと批評めいたことを言いたがるのが人の性。実際に「じゃあお前が歌ってみろよ」と言われたらそんなことはできないわけで、そういうのがわかっている以上なるべくテレビに出ている人を批判するのはやめようと思ったりもします。しかし、高額なギャラでテレビ出演している彼らに批判が集中するのは仕方のない嫉妬やなんかなのかなと思ったりもします。最近では炎上を売りにして文字通り身を削ってでも人気を得ようとする輩も出てきていてお金儲けとはこういうものかとうな垂れるばかりです。
仕事の目的は「情報整理」ではなく「知的創造」
脳といえば「情報の貯蔵庫」といったイメージがあります。確かに「記憶」を保っておくことは、脳の重要な機能の一つです。しかし情報ネットワークが発達した現代においては「暗記」の価値は、大きく下落しました。いまやこうした単純作業や情報の保存は、すべてコンピュータに任せればよくなりました。むしろコンピュータを駆使して情報を瞬時に整理・分類する「情報処理能力」は前提条件で、それをもとに新しいものを作り出す「創造性」や「独自性」を発揮することが求められるようになったのです。創造性や独自性だけは、コンピュータにはできない作業です。ですから、脳を小さな情報の整理や暗記に使うよりも、よりよい情報を集めたり、集めた情報をもとに創造性を働かせることに集中させたほうがはるかに効率的なのです。
脳という記憶庫ではもう処理しきれないほどの情報が世の中には出回っていて、その中で、自分に必要なものを選別するだけでも多大な労力を要する昨今。僕はアプリに自分の興味のあるキーワードをいくつか設定し、それに関する情報を自分で取りに行きます。ですがこうした行動はデメリットもあり、フィルターバブルのような現象も生んでしまいます。情報整理よりも知的創造を重視することでそれらを回避することが可能になり、仕事の面ではそういったものが重要視されます。
時々、アウェー戦をやると脳は大きく伸びる
脳は苦しみを乗り越えられた時に、つまりアウェー戦を闘い終えた時に喜びを感じ、その時、脳の中では大量のドーパミンが放出されています。そうすると、その前にとっていた行動( = アウェーでの仕事)が強化される というわけです。つまり、アウェー戦に繰り返し挑戦することで、脳が鍛えられ、よりアウェー戦に強い自分を作り上げることができるのです。それどころか、人間の脳には適応力があり、アウェー戦を繰り返すうちに、次第にそこが「ホーム」に変わっていきます。「アウェー」を「ホーム」に変えることは、人生において大いなる喜びになるはずです。
新しいことに挑戦する際は必ずアウェー戦から始まります。情報を仕入れたり道具を揃えたり準備していく中で、だんだんとアウェー感が薄くなって行き経験を重ねることで、そのフィールドはホームに変わります。時々こうした脳に刺激を与える行動をとることで成長を促すことができます。
脳の特性を知った上でそれを仕事やなんかに活かすための方策が学べます。仕事術の本を多く読んでいる人にはおなじみのものもありますが、KindleUnlimitedに加入していれば無料で読めるので、読んで見ても損はないと思います。
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