1日5時間以上もインターネット利用する人が少なくない昨今。わたしたちは人生の貴重な時間をネットに奪われているのでは?とはいえネットは生活に深く食い込んでいて、完全に絶つのは難しい。ならば「節ネット」に挑戦してみよう!そう思い立った著者が試行錯誤の末に見つけた、効率的かつ効果的にネット利用を減らすための方法を紹介。自覚症状のない人にも、きっと大いにうなずける&役に立つネタが満載です。
健康を損なうおそれだってあるネット
最近ではニュースサイトでも、記事の下の部分に、そのニュースに対する「みんなの感想」なんてものが掲載されることが多くなりました。しかし、それを見たところで、「なるほど、それは新しいものの見方だ!」と膝を打つような思いをすることなどまずありません。たいていは「感動した」とか、悲しいニュースなら「かわいそう」「国には早急な対応をしてほしい」のような、いわゆる「春は桜の季節です」的な、そりゃそうなんだけど、あえて公的な場に書くほどのことだろうか、というものが9割。そして残りの1割は、一体何を食べて育てばそんなに〝上から目線〟の発言ができるのか、と目を疑いたくなるようなものです。だから、「みんなの感想」を見たところで心無い発言に腹が立つだけだと最初からわかっているのに、なぜかそれを確認するため律儀にスクロールし、「やっぱりイライラしたぞ、ムキー!」となる‥‥。
確かにニュースサイトやブログ記事のコメント欄って大した感想は書いてないことが多いので、僕はほとんど見ません。交流を目的としたコミュニティーサイトとかではましになりますが、他人のコメントを見て感心することはまずありません。ニュースサイトのような多くの人がコメントを寄せるサイトでは十中八九取るに足らないコメントで、読んでいると無駄な時間を過ごすことになってしまいます。
フェイスブックの欠点
- 人は人、自分は自分、と完全には割り切れない
- 友達の投稿よりも自分の投稿への「いいね!」やコメントが少ないのがわかってモヤモヤする
- 地球上でわたしだけ不幸なのかもしれない、と不安になる
- 縁あって仲良くなった友達に対し、不要な嫉妬心を抱きかねない
フェイスブックをやめることなく、これらの問題を解決するには……と考えたとき、「友達の投稿をふだん見られなくすればいいのだ」とひらめいたのです。友達から削除するのではなく、友達の投稿が自分のニュースフィード(フェイスブックを開いたときに最初に出てくるページ)に出てこないようにするのです。フェイスブックで友達のページを開くと、カバー写真の下のほうに「フォロー中」と出てきます。これは「その人の投稿をニュースフィードに表示させます」ということ。ここをクリックしてフォローを外せば(表示が「フォローする」に変わります)、その人の投稿は今後一切、自分のニュースフィードに出てこなくなります。でも友達のままなので、その人のページに行けば投稿は見られます。また、フォローを外したことを相手に知られることはありません。
僕はかなり初期にフェイスブックを退会してしまったのだが、退会しなくても有益なところだけ利用すれば、便利なツールであることは間違いない。知らない人や外国人からの友達申請とかが鬱陶しくてやめてしまったのだが、僕が使っていた時より利用者が増えて、利便性もアップしているので再登録しようか迷うのだが、今の所無しの方向で。SNSはスマホの通知をオンにしているとひっきりなしに「いいね!」や「コメント」の通知がきて自分の時間を侵食してくるので、僕は常におやすみモードに設定しています。工夫次第で節ネットは日々の生活における支障を回避できます。
節ネットしてもテレビに時間を奪われるのでは本末転倒
節ネットで取り戻した時間で何をするかを決めないと、まずいと気づきました。時間を取り戻したところで暇なら、ネットに逆戻りするか、ネットと同じように金もかからず手軽なテレビにはまるだけです。テレビはネットと同じでダラダラと見がちで、何よりテレビを見ると、高い確率でネットを見たくなります。ワイドショーで芸能人の不倫、離婚報道を見たあと、芸能レポーターでもないのに詳細情報をチェックしたことが何度あったでしょうか。もともとその人のファンか、あるいはアンチならば、知りたいという切実な理由がありますが、それまで何の思い入れもなかったどころか、ほとんど知らなかった芸能人の不倫スキャンダルを一生懸命に見てしまっているのです。
SNSなどで奪われる時間を取り戻したら、今度はその手に入れた時間で何をするか考えなくてはなりません。何も考えないでいるとテレビに時間を奪われて結局ネット閲覧と同じ状況に。
僕たちの生活に密着してきたネットから少し距離を置くことで、かなりの時間を創出できます。自分のパソコンやスマホのブラウザの履歴を見てみれば、いかに自分が無駄なネットサーフィンをしていたかがわかるでしょう。今こそ節ネット始めてみませんか?
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