自分をPRするのが苦手な日本人。英語の勉強よりもこの自己PR法を学んだ方が役に立つかも。最近ではSNSなど自分を発信するツールがたくさんあります。日本式の自己PRは世界では通用しないと言います。グローバルエリートを目指す人は読んでおいても良いかもしれません。僕のような国内落ちこぼれには関係のない書籍。
「知りませんでした」では許されない
「相手と対等」というのがプロトコールの基本です。世界には多くの国や民族がありますが、当然ながら対等です。 ビジネス上の関係においても、上下関係を持ち込まないことが重要 です。日本国内のビジネスでは、発注者・受注者、元請け・下請け、大企業・中小企業という序列や上下関係がはっきりとしていて、招待や訪問が一方的であることも多いのではないでしょうか。大企業の中には、「○○会社に発注してあげている」 「下請けは常にわれわれのもとに来るべき」といった感覚の人も少なくありません。しかし、海外ではこのような上下関係を持ち込まないほうがよいです(事実上の力関係は存在しますし、相手に従わざるを得ないことや逆に相手に従ってもらうことは多々あるでしょうが)。海外でも会食はあり、その際に主催者が支払いをすることが一般的です(会食については第4章で詳しく説明します)。しかし、日本のように一方的に接待を繰り返すというのは、業種や国にもよりますが、少ないのです。大企業だから、先進技術を持っている日本企業であるからといって上下関係を持ち込むことはプロトコール上よくありません。また接待なども、招待されたら次はこちらが招待するといった形で相互主義に徹するべきです。海外では対等関係に基づいた相互主義を心がけてください。
日本の企業風土をそのまま海外の取引先に適応しようとすると齟齬が生まれる。海外では発注元の会社と受注者が対等の関係であり、そこに上下関係はないことがほとんどなのだそう。それを知らずに上から目線で海外の会社と付き合うと、なんだこの会社ということになる。こうした企業風土の違いを知りませんでしたでは済まされない。グローバル化が進み海外の企業との取引が増えてくる昨今ではこうした齟齬をどれだけ減らしていけるかが商談を成功させる鍵となる。逆に知らないと悪評が立ちたちまち評判は地の底に落ちることに。
自己PRの3つの黄金ルールと10の技術
たとえば、国際会議などで自己紹介する場合に、日本経済や政治の現状で外国人があまり知らないようなネタや、関心のあるネタを少し入れるのです。たとえば、以下のような話です。 ・日本と韓国は仲が悪いと言われていますが、それは政府間の話で、国民の間では必ずしもそうではありません。特に日本人女性で韓国の俳優に熱を上げている人はたくさんいます。 安倍 首相夫人の 昭恵 さんも韓国の映画やドラマは大好きということで知られています。政治外交上の日韓関係を悪化させていることに困惑しているビジネスパーソンも多くいます。( 巻末付録 参照) ・福島第一原発問題は、当然日本国民も大いに関心があります。あくまでも個人の推測ですが与党政治家の中でも本音では危険な原発再稼動に反対の人は相当数に上るはずです。しかし、自分の選挙を応援してくれた人への返礼から原発再稼動反対とは言えないのです。( 巻末付録 参照)など、日本内部の政治経済について相当 知悉 していないと言えないネタを入れるのです。そうすることで「あの人の話を聞きたい」と思われるようになります。
日本人は自己PRが苦手な傾向があるのではなかろうか。自分の強みを理解してはじめてPRがうまくいく。外国人との接触の場合、日本の経済や文化、政治に関する相手の知らないようなネタを挟むことで興味を引くことができます。あの人の話を聞きたいと思わせるような話題選びが重要。
会食・パーティーを盛り上げる10の技術
世界標準のプロトコールでは、お互いに自宅に招待することが最高のもてなしです。レストランでもよいのですが、自宅のほうが一般的にベターです。 「今度自宅に食事に来ませんか」と誘われたら、相手が自分との関係を重視している名誉なことと思うべきです。逆に 日本は、世界でもっとも自宅に他人を呼ばない国ではないかと思われるくらい一部の人を除き自宅に招待することがありません。そのためホームパーティーにはあまり慣れていない人が多いのです。幼稚園から小学校低学年くらいの子供とそのお母さんくらいであれば行き来があるようですが(我が家でもかつてはそうでした)、それよりも子供が大きくなると自宅に行くことが少なくなります。 自宅が狭い、料理が大変、子供の受験や勉強があるなど、さまざまな理由があるでしょう。しかし、世界標準での自己PRを考えた場合、ホームパーティーの重要性を認識し、そこでのコミュニケーション術を習得することが重要です。
グローバルな視点で見ると、ホームパーティーに招くというのは世界標準のおもてなしなので、外国人相手なら是非取り入れたい。
自己PRの世界標準ルールを学べる書籍。日本だけにいるとわからない世界の基準からずれた感覚を矯正してくれます。外国人と接する機会も増えるこれからの自己紹介のススメ的な本です。
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