収録語彙1,500超!「スマホ時代の大人の参考書」ついに完成!ビジネスシーンで「この人できる!」と思われる1,500語を一挙収録!仕事の力量があるかないかということ以前に、稚拙な表現や思慮の浅そうな表現をしていれば、社会人としてのレベルを低く見積もられてしまいます。社会人としての評価を上げ、キャリア形成でつまずかない、軽く扱われないための
「知性と教養を感じさせる語彙」を日本語研究の第一人者、齋藤孝先生が解説!
大人なら知っておきたい「二字」熟語
一瞥 ちらっと見ること、横目で見ること。
「部長は、一瞥しただけでA社の商品に欠陥があることを見抜いたよ。さすがだね」
「瞥」は横目でちらりと見るという意味。
隠微 かすかにしか現れずに実態がわかりにくいこと。
「課長から仕事のやり方について注意を受けたんだけど、言い足しことが隠微でわかりにくくて困ったよ‥‥」
対 顕著
佳人 美しく姿のいい人、すばらしい人。
「佳人薄命という言葉は昔からあるけど、今は使い方によってはセクハラになるよ」
主に女性に対して使う。
希求 強く願い求めること。
「戦争はなくならないという意見もあるけれど、子どもたちのことを思ったら世界平和を希求してやまないよ」
類 祈願、祈念
二字熟語の中にも本を読んでいて出てくる難しいものがかなりあった。僕はわからない熟語を使うときは、文字入力ソフトの意味が表示される機能を利用して、なるべく意味を理解してから使うようにしている。これがすごく便利で辞書を使うよりも相当スピーディー。たまに、読み方がわからずソフトに打ち込めない熟語があると漢和辞典を使うのみで、普通の国語辞典は使わなくなってしまった。この本は語彙力を上げるために厳選された使っていきたい熟語が多く掲載されており、勉強不足を改めて感じさせるものとなった。
大人の知性が輝く「三字」熟語
為政者 政治を行う者のこと。
「為政者が独断で暴走しないようチェックするのは、国民の義務だ!」
「政治を為す者」という意味。
画一的 個性がないこと、型にはまっていること。
「多様化が叫ばれている昨今、画一的な若者論では部下指導はできないぞ」
類 均一、均質、一色
対蹠的 二つのことが正反対にあること。
「私とあなたは対蹠的な立場にあるが、仕事の上では協力してやっていこう」
「たいせきてき」とも読む。
不世出 めったに現れないくらい優れていること。
「誰にも真似できない、時代を変えるような作品を生み出した葛飾北斎は不世出の天才だな」
「不世出の〜(名詞)」という形で使う。
役不足 力量に対して役目が軽いこと。
「耳がこのチームのサブリーダーでは役不足だ、リーダーになるべき人なのだから」
自分を謙遜するときではなく、相手を持ち上げるときに使う。
よく使う三字熟語から、使い方を間違うとちょっと恥ずかしいものまで、多数収録。ペラペラめくって1日ちょっとずつでもものにしていけば、確実に語彙力は増えていきます。類義語があるものをあえて使う場合は相手に通じているかを考えなくては伝わらないというデメリットはありますが。類義語を含めて知っておくことはちょっとした教養の片鱗を見せるのに役立ちます。
上手に使えば評価が上がる「四字」熟語
我田引水 自分の都合のいいように段取りすること。
「課長の説明は我田引水で、実際に動く自分たちのことをまったく考えていないんだよ」
自分の田に水を引き入れることから。
眼高手低 望みが高いのに実力が伴わないこと。
「山本さんは、一生懸命頑張っているのはわかるんだけど、どうも眼高手低のようなんだよね」
「手」とは技能、技術のこと。
毀誉褒貶 ほめることとけなすこと。
「上司の毀誉褒貶に左右されず、自分が正しいと思ったことは貫き通す方がいいよ」
「毀」「貶」はそしること、「誉」「褒」は誉めること。
呉越同舟 敵同士が同じ場に居合わせること、敵同士でも共通の困難には協力すること。
「ライバル同士でも呉越同舟でやっていかないと、業界全体がシュリンクしていってしまうよ」
『孫子』の故事に基づいている。
四字熟語となると漢字を見て理解できる意味のものも多いような気がする。文章を読んでいてなんとなく意味を理解していたつもりの四字熟語をより自分のものとして吸収するためにチェックしていきましょう。
一目置かれる存在になる「カタカナ」語
カタルシス 精神の浄化、悲劇を見て感情を解放すること。
「昨日は飲みながらグチを聞いてもらったおかげで、カタルシスが得られたようにすっきりしたよ」
キュレーション 美術展示の企画を開催すること。
「この美術館のキュレーションは独創的で、こんな組み合わせがあったのかと感心しているよ」
マイルストーン 里程標、画期的事件
「長期にわたるプロジェクトを進めるときは、適宜マイルストーンを設定して現状確認することが必須だよ」
「二字熟語」「三字熟語」「四字熟語」「カタカナ語」のほか「慣用表現」「新聞語」「同音異義語」なども収録。これ一冊ものにしただけでかなりの語彙力を手に入れることができると思います。構成もわかりやすいよう言い回し例などが載っているので、どの様なシーンで使うかがわかりやすいです。自分の語彙力が少なく、稚拙だと感じた時に読む本です。一度読んだ後も折を見て何度も読むといいでしょう。
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