健康常識は日々アップデートしていかないと時代にそぐわないものに。あなたの知っている健康常識も99%間違っていると疑って、これを機に正しい健康常識を身につけましょう。
カルシウムをとらないと骨が弱くなる→骨が弱くなるだけでなく、脳梗塞や認知症を引き起こす原因にも
骨粗鬆症だけでなく、生活習慣病予防のためにも、カルシウムはしっかり補う必要があります。厚生労働省は、成人のカルシウム所要量を1日600~700㎎ としていますが、閉経後の女性や腸からの吸収が衰える老年期は1日1000㎎ を目標にとるように心がけたいもの。「カルシウム不足解消には牛乳や乳製品」というイメージが強いですが、含まれるカルシウムの量が多いわりに、人間の体には吸収されにくいのです。また、牛乳を飲むとお腹がゴロゴロするなど、体に合わない「乳糖不耐症」の人も日本人には少なくありません。カルシウムをとりたいなら小魚や海草、豆乳のほうをオススメします。
僕らの小さい頃はカルシウムの摂取は牛乳からというのが定説だったが、それでは吸収されにくいんですね。小魚や海藻、豆乳などを摂取した方が効率よくカルシウムを摂取できることを覚えておきましょう。
痛風になるのでビールよりも焼酎を飲んでいる→ビール以外のお酒も尿酸をためやすい!
お酒飲みで尿酸値が高いと、「ビールをやめて、プリン体がほとんど含まれていない焼酎にしているから大丈夫」と言う人がいます。しかし、これも今では、「アルコール全般のとりすぎはだめ」というのが常識。日本痛風・核酸代謝学会が2002年にまとめたガイドラインでも「酒(の種)類を問わず過剰摂取は厳格に慎むべき」とあります。なぜならアルコールは体内で分解されるとき乳酸をつくります。この乳酸が尿酸の排出を妨げる作用があるからです。 つまり、いくら焼酎がプリン体を含まないからといっても、飲みすぎは、体の尿酸値を高めてしまうということ。お酒好きの人はくれぐれもご注意を!
僕はお酒が弱くてお酒にのまれるタイプなので一切の飲酒をやめました。健康を意識して焼酎に切り替えたから大丈夫とアルコールを控えることをやめないと悲劇が起こる場合も。
コラーゲンドリンクやコラーゲン鍋をとった翌日は、お肌プリプリ→コラーゲンをとってもお肌には直接効果なし
この常識を検証するためには、まず、皮膚の構造を知る必要があります。簡単に説明すると、皮膚は表面から順に、表皮、真皮、皮下組織の3つの組織に分かれています。一般に「肌」というのは表皮部分のこと。表皮の最も外側にある「角質層」は、肌のうるおいを保つ重要な働きがあり、乾燥や紫外線など外部の刺激から肌を守るバリア機能を果たしています。表皮を下から支える真皮は、3本の鎖状の線維がらせん状にからまった太くて丈夫な膠原線維「コラーゲン」と、そのコラーゲン同士をつなぐ「エラスチン」という線維がからみあった網目構造。肌のハリをつくり出すバネのような役割をしています。コラーゲン、エラスチンはたんぱく質の一種で、コラーゲンは真皮の 70%を占めています。ちょっと難しいですが、要するに、真皮の部分で皮膚の強さ、弾力性、潤いなどが決まると考えてください。真皮のコラーゲンはストレスや加齢、紫外線などで減少し、皮膚の弾力性や保湿性が失われ、(皮膚の)衰えが目立ち、小ジワやたるみ、カサツキ(乾燥)の原因となります。 「じゃあ、直接とれば効くんじゃないの?」と思うかもしれませんね。残念ながら、 コラーゲンドリンクやコラーゲン鍋などをとっても、皮膚のコラーゲン量が増えることはありません。コラーゲンはたんぱく質なので、口からとったコラーゲンは、胃で消化され、腸で吸収されてしまいます。そのため、皮下の真皮にコラーゲンが直接届くことはありません。食べた翌朝に美肌になった気がするのは、残念ながら、気のせいです。
最近ではこのコラーゲンを摂取してもお肌には意味なしという情報が周知されつつあるためか、コラーゲンを直接摂取するような美容商品から、体の中でコラーゲンを生成するのを手助けする商品へと進化しているようです。
痩せている人の方が長生きできる→痩せている人より、少し太り気味の人の方が長生き
厚生労働省研究班と東北大学研究グループの調査で、 40 歳時点の体格によってその後の余命に大きな差があることがわかったのです。 40 歳男性の平均余命は、BMIが肥満1度(太りぎみ)の人が最も長く( 41. 64 年)、ついで「普通体重」( 39. 94 年)、「肥満」( 39. 41 年)、「低体重(痩せ)」( 34. 54 年)の順でした。 つまり、太りぎみの人がもっとも長命で、もっとも短命なのは痩せた人。太りぎみの人よりも6~7歳短いという驚くべき結果だったのです。痩せすぎると細胞の機能が低下したり、抵抗力がなくなって感染症にかかりやすくなるなどさまざまな原因が考えられます。これまで、「スリム=長生き」のイメージがありましたが、少しぽっちゃりぎみのほうが長生きできるということなんですね。
BMI値が平均値よりもちょっと高い程度なら気にする必要はないということでしょう。無理なダイエットはする必要はないということです。ですが洋服などをカッコよく着こなすためにはやはりスタイルは大事。お腹周りが気にならない程度にはスタイルを保ちたいものですね。
健康に関する新常識。これ一冊読めば間違った常識に踊らされることはなくなるでしょう。もちろんこの本が刊行されてから時間がたてば、また過去の常識になることは考えれれますが、とりあえず読んでみましょう。
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