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やさしくあがりを治す本|鳥谷 朝代|あがり症に悩んだ過去を持つ著者が自分の経験をもとにシンプルに解説

あがり症はこうすれば治る的な本は世の中に多く出回っているが、この本は捉え方を変えて楽に、そしてしっかり取り組む手法を採用しています。あがり症に悩んだ過去を持つ著者が自分の経験をもとにシンプルに解説。

自分のパフォーマンスを上げる適度な緊張

素敵な人に出会ってドキドキしたり、サスペンスドラマを見てワクワクしたり、あるいはジェットコースターに乗ってストレスを発散したり──。やる気に満ち溢れたエネルギッシュな状態のときに活性化するのが「交感神経」です。交感神経は、「昼間の神経」「若返りの神経」とも言われています。じつは、緊張しているときにも、この交感神経が刺激されているのです。つまり、あがっているときには若返り効果が認められると考えられます。とはいえ、緊張しすぎ・あがりすぎでは困る。先にも述べたとおり、交感神経が活発になってくると、心拍数や体温などが上昇し、筋肉が硬直してしまいます。 しかも、ドキドキしたり、身体や手が震えていると自覚した瞬間、いっそうあがってしまう──。こうした経験がみなさん、あるかと思います。具体的な方法は後に述べていきますが、「緊張しすぎ・あがりすぎ」を、「自分のパフォーマンスを向上させる適度な緊張」くらいにできればいいのです。日々緊張感を持って過ごしている人は、キラキラ輝いています。キモチもカラダもダラっとしていたら、いい仕事、いい恋愛はできません。ドキドキ・ワクワクのない人生なんて、つまらないですよね?キーワードは「ほどよい緊張感」。これがあなたをいっそう輝かせます。「人前は最高の美容液」と考えて、積極的に〈あがりそうな場面〉に向かって取り組んでいくことをオススメします。また、「緊張しすぎ・あがりすぎ」を「ほどよい緊張感」にするために有効なものが、神経伝達物質「セロトニン」です。6の「そのとき、カラダに何が起きているのか?」で述べたように、ノルアドレナリンが多量に分泌されることにより、あがりの症状が現れてくるわけですが、「セロトニン」には、セロトニンが不足すると、あがりやすくなるだけでなく、感情をコントロールしにくくなるため、ちょっとしたことで不安になったり、依存症に陥ったり、うつ病になりやすいなどとも言われています。

緊張の種類によってはパフォーマンスの向上に役立つ類のものもあるので、全ての緊張を悪として取り払おうとするのはちょっと違います。適度な緊張を味方につけた方が良い場合も。とはいえ、感情のコントロールが不能になるほどの緊張はやはりない方が良いです。そんな緊張を取り払う方法を提示します。

話すのが苦手なのは準備が足りないから?

話すことが苦手だと思っている人に限って、準備をしない人が多いようです。苦手なことから逃げたいという気持ちはわかりますが、準備不足は不安を大きくさせ、結果的にあがりは強くなります。「自分はこれだけ準備したから、だいじょうぶ!」「こんなに練習したんだから、うまくいく!」という自信が、不安を少なくし、あがりを抑えるのです。自信とは「自分を信じる」と書きますが、信じられるかどうかは、この準備段階で決まります。準備8割、本番2割です。人前で話すときは、まず原稿を書きます(これについては次項でふれます)。そして、必ず行うべきなのが、リハーサル。本番は立って話すのか、座って話すのか、演台はあるのかないのかなど、できるだけ本番に近い状況を忠実に再現して行います。私は今でも、自宅で練習するときは、当日の衣装と靴を着けて行います。普段、ハイヒールを履き慣れていない人が、披露宴本番のドレスアップした状態で、フラフラせずに話せるわけがありません。それだけであがってしまいます。資料やマイク、レーザーポインターなどを手に持って話す場合は、練習でも必ず同じ状態で行います。ちなみにマイクは安いものであれば千円程度で売っています。それで少しでも落ち着いて話せるのならば安いものではないかと思いますが、なければタオルを巻いたものなど似たような形状のもので代用してもいいでしょう。マイクは力を抜いて、卵を持つような感覚でやさしく持ちます。できれば、左右どちらの手でも持てるようにしておくと、資料をめくる際に慌てなくて済みます。

皆さんの中の多くは学生時代に部活で反復練習を行った経験がある人も多いだろう。この反復練習こそ本番での成果を左右します。そんな簡単なことなのに、大人になるとそれを忘れてしまい練習や準備を怠ったりする人があまりにも多い。準備もせずに本番に挑んでその結果が悪かったからと言って、それを緊張のせいにしてしまうのはお門違い。あなたのプレゼンや大勢の前でのスピーチがうまくいかないのは準備が足りないだけ。あがり症にきくのは準備と練習です。

あがり症に悩む多くの人は本番に臨むにあたり心構えより何より準備をしっかりすることを忘れている場合が多い。人前で話すときは原稿を書くなどいきなりアドリブで話さないことが大事。同じ内容のスピーチで慣れてきたらアドリブを入れるのが常套手段。

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