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なるべく働きたくない人のためのお金の話。弱い私たちの生存戦略

『年収90万円で東京ハッピーライフ』(4刷3万部)著者の、2年ぶり最新刊!!

「多動力」なんてないし「私たちはどう生きるべきか」と考えるうちに気がつくと昼寝になってしまっているような、そんな弱い私たちの「生存戦略」。
著者が隠居生活の中で、お金と人生についてゼロから考えた記録。将来に不安や心配を感じる人へ向けた、もっと楽に生きるための考え方がこの1冊に詰まっています。

さっさとそこから抜け出す

目標がないと行動してはいけないというルールはありません。いま、そこにいるのがどうしてもつらいなら、抜け出すための立派な目標や理由を作るより、つらさを軽減する方が先決です。目標がまったく要らないと思っているわけではなく、もし必要なら、落ち着いて考えられるようになってから、作ってもいいんじゃないでしょうか。

俳優やミュージシャンを目指して東京に出てきて、十年間で芽が出なかったらやめようと心に決め、本当に芽が出なかったので田舎に戻った人の話をよく聞きます。期限を決めて夢を追うとこういうことになりますが、別に、芽が出なかったのでより家賃の安い郊外へ引っ越し普通に仕事を探すなんて選択肢もあっていいんじゃないかと思います。逆に、十年間を経ることなく、自分に才能がないと感じたら、すぐさま他の道を探すことだってできるわけです。自分で決めた縛りに縛られることなくさっさとそこから抜け出す戦略もあります。

お金に対する諦めから、早いうちに脱出する

中学生になったら「高校に進学できないぞ」と脅され、高校生になったら「大学に進学できないぞ」と脅され、たぶん大学に入ったら「新卒じゃないと就職できないぞ」と脅され、意味わからん校則にも問答無用で従わされ、履歴書や志望理由書を一文字でも間違えようものなら最初から書き直させられ‥‥。「そうしないと世の中でやっていけないぞ」と脅すばかりで、失敗しても生きてはいけるから大丈夫だよと言ってくれるような大人は、私の周りにはひとりもいませんでした。

敷かれたレールの上を走ることは、リスクも少なく大抵の人にとって最良である場合が多いが、一度脱線事故が起こると重大ミスを犯してしまったということに。僕のように大学を中退し、せっかくアルバイトから這い上がって転職なども重ねて正社員になっても、環境に馴染めずまた脱線する人もいる。それでもなんとか生きているというか、世間の常識の範囲外で快適な生活を送っているとも言える。自分の中でのお金の位置付けと、どうありたいかを深く探してみると、案外常識から外れたところに自分の居場所を見つけられることもある。

社会や他人の「いいね!」を求めない

ライフスタイルの根幹が、何よりもまず自分の「いいね!」によって支えられていることのほうが重要です。さて、それを簡単にチェックする質問があります。もしも明日、世間の価値観がガラリと変わってしまい、自分のライフスタイルが流行遅れになったり、非常識だと非難されるようになってしまったら、どうしますか?今まで「いいね!」咲いてくれていた人たちが、ひとりふたりと離れていき、やがて誰からも見向きもされなくなっていく。それでも続けたいと思うかどうか、問いかけてみてください。

この質問に対して迷わず、「続ける」と答えた人はきっと大丈夫。それは世間の価値観に左右されるものではなく、自分の実感によって作り上げられた生活です。最近流行りの恋愛リアリティ番組などをみていると、男性、女性にかかわらずいろんな価値観があることに気づかされる。自分と似たタイプの男性を見つけるとつい応援したくなるし、自分の好みでない女性が男性をけなすような態度をとると「お前が言うなよ!」とつい熱くなってしまう。自分の価値観を拠り所に生きていれば、まず迷うことはないといったところでしょうか。

ハッピーなお金の使い方

私は普段から、買い物するならなるべく個人的に続いてほしいと思うお店にしか行かないようにしているのですが、そういうお店では、割引券やセール時の利用を控え、定価で買います。いいものにはきちんと対価を払うことで、それを作っている人に還元したいからです。

僕は洋服などは必ずセール品ではなく定番ものやその季節だけのものを手にするようにしています。自分の好きなブランドの商品を買うことによってそのブランドを応援できるからです。ブランド物を持つ満足感は自分だけが得られればいいので、派手なロゴの入ったものや一目でそれとわかってしまうものはなるべく避けて買いません。これみよがしな物は逆にかっこ悪いような気がしますし、そういうものを好む人間が自分の周りに多くなるのも避けたいものです。

お金をしこたま稼いで、優雅な暮らしを送るのが好きな人もいるでしょうが、対価として支払うのが時間である場合、僕はNoを突き付けたい。自由で何もしなくていい時間が一番贅沢なのではないかと思うからです。なるべく働かないで有り余る時間を読書などにあてて生活するのも悪くないですよ。

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