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すごいチーム 結果を出すチームマネジメント12の方程式

トップ10の企業の過半数が行っている会議のやり方!アップル、アメリカン・エキスプレス、P&G、モルガン・スタンレー、NEC、ヤフー、ジョンソン・エンド・ジョンソン、リクルート、キヤノンなど働きがいのある会社はこんなところに気を使っています。

イケてるチームのリーダーとは?

〝イケてるチーム〟のリーダーは、「このチームで何を達成しようとしているかが明確になって」いて、「チームで達成しようとしていることを助けてくれる人を集めようとして」いて、「メンバーに何を期待しているかを明らかにして」いるので、次はメンバーにキッチリそれを伝える場を設けます。新規プロジェクトならキックオフの〝場〟を、すでに仕事が進んでいる場合は仕切り直しの〝場〟を設けます。その〝場〟にメンバーを呼ぶときにも、メンバーが情熱を持って参加してくれるように招待します。ところが、一般的には〝普通〟に招集をかけてしまいがちです。メールだったり、口頭だったり、何かのメモだったり、文書にしたとしても「〇〇会開催通知」みたいなものになりがちです。メンバーが普通のモードでやってくると普通以上の成果は出にくいので、本気モードになって、来てもらうようにします。そうすると普通の成果よりもワンランク上の成果が出やすくなるっていうのが僕の主張です。メンバーに本気モードで来てもらうために、僕はチームリーダーにメンバー1人ひとりに対してお手紙(招待状)を出してもらうことをリクエストしています。しかも郵送で自宅に送っちゃう。

僕も過去に実務ではあまり関わり合うことのないほど上の人から年賀状をもらってやる気に火がついた事がある。手紙の持つ効力の最たる例だ。この例のように会議の開催を手紙で書くのはなかなか億劫だが効果は絶大だろう。そこに集まる際の心の持ちようが変われば、会議での気合が違ってくる。プロジェクトチームの発足の際もこのようなお手紙攻撃は招待される人を奮い立たせるだろう。いっちょやってやるか!という気にさせればこっちのものだ。

メンバーがどういうモードか?

予備校に通う受験生が2人いたとして、A君は「自分の合格の鍵は予備校の講師が握っている」と考えています。そしてもう1人のB君は、「自分の合格の鍵は自分自身が握っている」と考えています。どちらの受験生のほうが合格する可能性が高そうでしょうか?僕は、「自分の合格の鍵は自分自身が握っている」と考えているB君のほうが、合格する可能性が高いと思います。チームのメンバーも同じで、「呼ばれて来たモード」(すなわち、自分以外の誰かが成功の鍵を握っていると考えている)から「自らの意思で何かを手に入れようとしているモード」にうまく切り替わると、それが手に入る可能性がグンと高まります。じゃあ「自分の合格の鍵は予備校の講師が握っている」と考えている受験生に「自分の合格の鍵は自分自身が握っている」ように考えるようにしろ!って命令すれば後者のモードになるかというと、そんなに単純にはいきません。多くの場合「こんなふうに考えろ」って誰かに命令されたとたんにやる気がなくなります。下手したら「それは講師の責任逃れだろ!」って反感を買う場合もあるかもしれません。では、どうするか?どうすれば「自らの意思で何かを手に入れようとしているモード」に切り替えることができるのでしょうか? もし、あなたが〝イケてるチーム〟のリーダーとして、メンバーの意思を「自らの意思で何かを手に入れようとしているモード」に切り替えてもらいたいのであれば、僕からこんな質問をプレゼントしますので、リーダーの口からメンバーに投げかけてください。なお、ここで最低限のお約束事として、「正しい答えを求めてはいないので、『わかりません』『思いつきません』のような答えはナシ」にしてもらいます。

物事の主体が自分にある場合と他者にある場合だと思いの外モチベーションが変わってくる。自分主体の者は成功の鍵を自分が握っていることを知っていて、それにはどのように壁に立ち向かえばいいか自身で考える傾向にある。もう一方は他人任せになりがちなダメな部下ということだ。皆に主体的になってもらうためにチームをまとめ上げるのがリーダーの力の見せ所だ。

「責任」ってなんだか重い

「このチームの責任者は誰?」って聞かれたときに、チームリーダーは(もしかしたら、しぶしぶ)手を挙げるでしょう。〝責任者〟っていう言葉に何かしらネガティブな重いようなニュアンスを感じる人は少なくないと思います。試しにWikipediaで〝責任〟を調べてみると「義務あるいは義務に違反した罰を負担することを意味する。あるいはリスクを負担することを意味する場合もある」と記載されていました。ということは、「義務あるいは義務に違反した罰を負担する者」あるいは「リスクを負担する者」が責任者という具合に解釈できます(う~ん……ますます重いぞ、責任者)。責任者がこんな定義だとすると「富永君、このチームの責任者になってくれ」って言われたら正直、僕ならカンベンしてくれ、です。チームの中で役割分担が決まっていくと、「じゃあ営業は君が責任者だね」「製造部門の責任者はあなたですね」という会話が普通に交わされていきます。ところが、役割分担はあくまでも「担当者」(イニシアチブをとって、その役割を効果的に動かす人)を決めるのであって、「責任者」(「義務あるいは義務に違反した罰を負担する者」)を決めるわけではありません。

責任者はきちんと決めるべき、目標必達の中でそれが達成されなかった時、評価の対象となる人だ。日本では比較的責任の所在を明らかにしない風土が社内に醸成されている事が多いのでここをしっかり決めるだけでもパフォーマンスは変わってくるのではないだろうか。

部下を持つようになったらそのチームを円滑に回したいと思う事だろう。大手企業のすごいチームが行っているチーム形成術が書かれた書籍。

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