こころに届く気くばりのコツ｜荒田弘司

2020年12月28日

人との関わり合いの中で大切になってくる気配りや心遣い。相手の立場に立ってみれば行動も自ずと変わるはず。相手を思いやる気持ちを忘れずに素敵な毎日を！！

勝ち組、負け組

世間では、よく「勝ち組・負け組」、「格差社会」だと言われておりますが、たかが、十数年で、人の生き方、価値観の根本が変わることなどありえないのではないでしょうか。目先の利益や、目に見えるものばかり追い求める世の流れから一歩ぶん距離をおいて、今一度ていねいに、自分と自分の周りを眺めてみてはどうでしょうか。自分のことばかり考えていませんか？相手の立場に立って考えることを忘れていませんか？あなたがもらって、うれしいこと・ものはなんですか？それを相手にも返していますか？マニュアルを鵜呑みにしていませんか？巷に溢れるハウツー本をバイブルのように読んでいませんか？自分の言葉で、素直な気持ちを、相手に伝えようとしていますか？本書では、時代が変わっても、人が変わっても、日々人と接して生活していく上で留意しておきたい「気くばり」や「こころづかい」について、まとめました。こころがほっとするエピソードから、仕事や人づきあいにおいて、あたりまえだからこそ見過ごされがちなこと、また、日々さりげなく使うからこそ大事にしたい言葉や、季節や時間の流れの節目を大切にする生き方、こころのあり方についても触れました。大それたアドバイスでも賢い処世術でもありませんが、すべて私自身の長いサラリーマン生活で、杓子定規な名刺交換だけの関係から、確実に一歩踏み込んだ人間関係を築くきっかけを与えてくれたものです。

勝ち組、負け組、格差社会など格差を象徴する言葉はいつの時代もあった。それが一億総中流時代と呼ばれる時代が終焉を迎えたことで浮き彫りに。銀行に預金していれば金利が5%以上ついた時代羨ましいですよね。今みたいに株式投資や、投資信託、FXなど資金が目減りする可能性がある危険のある金融商品に手を出さなくても、誰もがお金を貯められる時代戻りたいです。お金を持った人が勝ち組として振る舞うことでよりいっそう負け組のストレスがたまる世の中。残念な世の中です。

身なりや身の回りのことをきれいにする

きれいにする……は自分の身の回りのことだけではありません。まずは〈あなた自身〉もきれいにしておくことを忘れずに。それは、高価なものやブランド物の服を身につけるということ、イコール、おしゃれをすることではありません。〈身だしなみをきちんとする〉という、ごくごくあたりまえのことなのです。まず第一に、折り目正しく清潔であること。また、必要なものを必要なところにきちんと身につけていることも重要です。お気に入りの１着を着る、あるいは、トータルコーディネートをチェックする前に、次のポイントを見過ごしていないかちょっと確認してみましょう。

・毎日お風呂やシャワーで、身体を清潔にしていますか。

・歯はよく磨き、口臭に注意していますか。爪もいつも短くきれいに切っていますか。

・服は洗い立ての清潔感漂うものを身につけていますか。とくにシャツは襟が汚れていないもので、しっかりアイロンがかかっていますか。

・ネクタイはきちっと締めていますか。

・髪の毛はちゃんとといて、フケや寝癖に気をつけ、清潔感がありますか。

・下着や靴下はちゃんと洗濯して、毎日取り替えていますか。

・とくに上等でなくてもいいですが、形崩れしてなくて、きちんと磨き上げられた靴を履いていますか。

・女性の化粧はケバケバしく派手にならないように。アイラインは控えめですか。服装やアクセサリー、マニキュアは華美になりすぎていませんか。

・仕事で制服を着用する場合は、とくに折り目正しく、きちんと着ていますか。

これらは、ファッショナブルに服を着こなす以前のたしなみでもあります。こんな身だしなみの気くばりをこころがけておくようにしましょう。いくら高価なブランド物を身につけていても、その着こなしがダラッとしていてはなんにもなりません。

女性にどんな男が好みかと聞くと大概、清潔感のある人と答えるぐらい清潔感は男女ともに大事。高いものを身につけていてもへたった洋服や靴、バッグじゃ残念ですよね。革製品ならきちんと手入れされたものを、革靴なんかは意外と見られているのできちんと磨いておくことをお勧めします。毎日履き終わっら数分ブラッシングしてからしまうだけでも長持ちするし清潔さを保てます。僕のブログでも靴の磨き方は紹介していますが『High Shine ハイシャイン（鏡面磨き）革靴の手入れ方法』わかりにくかったらYouTubeとかで検索すれば動画で詳しく靴磨きをレクチャーしている動画が見つかるはず。習慣にしてしまえばさほど苦にならないので是非実践してみてください。

気配りのコツを覚えて実践すれば、他人からの評価も良い方向へ向かうはず。気の使い過ぎは疲れるので適度にね。ちょっとした思いやりの一言や、行動が人生を豊かにします。

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