お金持ちになりやすいタイプや、絶対的な儲けのテクニックなどない。しかし、お金持ちに特有の「思考パターン」や「行動原理」は存在する。住む場所、移動手段、友達の選び方、見栄の張り方……多くのお金持ちと交流し、自らも富裕層の仲間入りを果たした著者が見出した《お金持ちの真理》とは?お金持ちのように考え、行動することが、お金持ちへの近道となる!
そもそも「お金持ち」って?
ブランド物で完全武装し、フェラーリやランボルギーニに乗ってるチョイワル風オヤジは、年収が高額であることは間違いなさそうだ。だがその裏には多額の借金があるかもしれないし、稼いだ額を全部消費に回していて貯蓄や土地などはゼロかもしれない。一方、代々の土地持ち一家は、たくさんの土地を持っているから、資産の額は莫大である。だが、毎年の年収はそれほど多くないかもしれない。ひょっとすると、ふつうのサラリーマンよりも少ないかもしれないのである。フェラーリオヤジと土地持ち一家では、どちらがお金持ちだろうか?答えは、どちらもお金持ちである。ただし重要なことは、フェラーリオヤジは資産家ではないが、土地持ち一家は資産家だということ。少し難しい話をすると、フローとストックの違いなのだ。
つまり、フロー(収入)がが極めて大きいフェラーリオヤジ、もしくはストック(持っている資産)が極めて大きい土地持ち一家、二つのケースは共にお金持ちだと言える。以前Instagramでの「いいね」欲しさに借金をして優雅な生活を演じていた有名人がいたが、結局破綻。しかし、優雅な生活を人々に見せることも生存戦略である場合も多い。彼の場合テレビやなんかの仕事が増えて一時期であるが高額なギャラを受け取ることができた。企業を経営している人なんかの間では、優雅な生活から一転、業績が悪くなると途端に苦しくなるが、自社の評判にも繋がってくるので、貧乏な生活は見せられない。それがモチベーションになって粉骨砕身働き、窮地をなんとか生き残るといった場合もある。
あの人はお金持ちなのに、なぜ貧乏そうなのか?
日本は欧米と異なり、お金持ちの資産は土地に大きく偏っているという特徴がある。土地は都心の一等地なら高値で売れるだろうが、そうでないところの土地は、そうそう簡単に売却できるものではない。また日本は、東京などの都市部にほとんどすべての機能が集中しているので、土地をたくさん持っていても、それを活用してお金を稼ぐことは実は結構難しい。せいぜいアパート経営が関の山だ。しかも、日本の相続税はかなり重い(最大55%)ので、孫の代になると相続税を払うために土地を全て手放す羽目になる。資産のほとんどが土地というお金持ちは、資産を持っていてもそれで十分に稼ぐことができないのである。
欧米の場合は主な資産は金融資産となっていることが多い。会社に出資したり、株式投資をしたり運用方法も多数存在し、有効活用すれば相続税を払ったとしても孫の代までに目減りするようなことはあまりない。日本のように資産が土地しかない場合、そこから得られる利益はわずかで、固定資産税を払うとほとんど残らないのが現状だ。そうなってしまうと質素な生活をしないと赤字になってしまう。僕が務めていたゲーセンのビルのオーナーも一目見てオーナーとわかるような出で立ちではなく、初めて会った時はその辺の競馬帰りのおっちゃんかと勘違いしたほど質素な身なりをしていた。
お金持ちは靴と時計を見ればわかるのか?
この説を確かめるべく、お金持ちにインタビューするときには、必ず靴と時計にお金をかけているか聞くようにしてきた。もったいぶらずに早く答えを教えろという声が聞こえるので、その結果を報告すると、この説は半分当たっていて半分ははずれていた。靴にお金をかけている人は半分程度だったが、時計にはほとんどの人がお金をかけていたのである。靴にお金をかけないお金持ちに、なぜ靴にお金をかけないのか聞いたところ「靴は減るものなのでお金をかけたくない」という、当たり前といえば当たり前の回答がほとんどであった。これに対して時計は、以下のような肯定的な理由が並んだ。「一生ものなのでお金をかける価値がある」「いい時計をしていると自分に自信が出てくる」「時計は人を表すから」3つ目はかなり建前が入っていて、ちょっとその気になりすぎかもしれない。一方で、数は多くないが、現実的な回答をしてくれたお金持ちもいた。「人が時計をチェックするから」
要はバランスだと思う。それなりに稼いでいるのなら時計も皆のチェックが入るアイテムなので高価なものを身につけた方が良いということだ。お金持ちがこぞって高価な時計を買う理由にいざとなったときに現金に換金しやすいからという声も聞かれた。一見してどこのブランドか見当が付きづらい靴よりも時計を重視するのは理にかなっているのかもしれない。
友達には自分を高めてくれる相手を選ぶとか、移動時間を有効利用するために電車やバスに乗らないなどお金持ち視点でものを考える書籍。ファーストクラスはコスパが悪いのでビジネスクラスに乗る。普段の診療では1回5万円払ってでも自由診療の快適な病院を活用するが、大病したときには普通の人と同じように保険適用内で治療を受けるつもりだとか金銭感覚の鋭さは必須のスキルなのだと感じた。
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