頑張りすぎてしまいある日、限界がきてポキっと折れてしまう前に、仕事・人間関係・子育て・介護など、誰かのためにはやめる。「① 休む・逃げる」→「②自分を気づかう、自分を大切にする」習慣を身につける方法を指南。
テレビの内容が入ってこない。本を読んでも頭に入らない。
「しんどいときは、まず休む」と言いましたが、ここで、すべての人に知ってほしいことがあります。
しんどいときほど、あせりや不安で休めなくなる人、めっちゃいます。
たとえば、しんどくて仕事を休みたい場合、
「今休んだら、まわりに迷惑かけてしまう」
「自分がいないと職場の仕事がまわらない。倒れられない」
「しんどいけど、みんなもしんどいんだから、がんばらなきゃ」
なんて考えて「しんどいけど、仕事がんばろう」となるパターンが多いのです。
子育てしながら働いているママでも、「こんなことで休んだら迷惑かけちゃうし、『子育てしてるからって甘えてる』とか思われちゃうかも」と不安のあまり休めない人だっています。
「しんどい。だから休もう」ではなくて、「しんどい。けれどがんばろう」になってしまいがちな人も少なくないのです。
とはいえ、休めないからといって、しんどい状態でいろいろがんばっても、結局うまくいかないんですよね。
だから、自分で自分のお疲れのサイン、がんばりすぎのサインは見逃さないようにしておきたいものです。
お疲れのサイン、がんばりすぎのサインは、日常のいろんなところにあります。
眠れない、食欲がない、めまいがするといった身体的なもの。 イライラしやすくなった、ちょっとしたことで涙が出るなどの感情的なもの。 ミスが多くなった、テレビを見ていても内容が頭に入ってこないなどの状態も、お疲れのサイン、がんばりすぎのサインだったりします。
料理ができなくなる人もけっこう多いです。数日分の献立を考えて買い物をし、いくつかの料理を並行して作るって、とてもすごいことなんです。それが、しんどくなるとできなくなる。
こうした、いつもと違う自分の行動に「あ、疲れてるのかも」「今、がんばりすぎてるかな」って気づいてあげることが大切です。
しんどくても休みが取れない、同僚に迷惑がかかる。そんな心配から仕事が休めないそんな強迫観念にも似た圧を感じている人も多いだろう。しかし、ストレスや体力的に限界がきたらきちんと休む。限界がきてポキっと折れてしまったら余計迷惑がかかります。僕はポキっと折れてしまった人。仕事を放棄して辞めてしまいました。引き継ぎもせず急に辞めたので迷惑がかかったかと思いますが、僕を追い詰めた仕事場にも問題があると思うのでどっこいどっこいかと。
何もしなくても「休むこと」、それ自体も立派な予定です。
休養が足りてない人って、本当に多いと思います。
「睡眠時間足りてますか?」と聞かれて、「足りてます」って言える人はとても少ないのではないでしょうか。
第1章でもお伝えしましたが、「休みをとる」ってすごく大事なことです。
でも、「疲れたら休もう」と思っても、疲れに気づけないこともあります。
それに「休む」といっても、休めない人にとっては「今までとは違うことをする」わけですから、それなりにエネルギーも必要です。
「休みをとりたいけど、会社がとらせてくれないんです」
「休んだら、仕事がとんでもないことになります」 と言う人もよくいます。
自分がやらないと大変なことになると思い込んでいる人も多いです。
でも実際には、休んだところで、絶対なんとかなるんですよ。
会社は、一人休んだからって回らなくなるようになっていません。
もしもそうだとしたら、会社のシステムに問題があります。それは経営者が考えることであって、社員が考えなくたっていいんですよ。
ためしに私が明日反対側の電車に乗って勤務先をバックレたら、たしかに問題にはなるでしょう。でも勤務先の仕事は回っていきます。私の仕事は誰かがやるし、止まることはありません。 それでも「休めない」って人には、「とりあえず『休み』をスケジュールに組み込んでしまう」ってことをおすすめします。
そして「休み」をとってから、自分の「やりたいこと」や「心地いいと感じること」を考えてやってみる。 小さな「ミニ幸せ」でいいんです。
・お気に入りのバスアロマでゆっくり入浴する
・新緑の山道をハイキングする
・マッサージに行って凝りをほぐす
・読みたかった本を寝ころがって読む
ちなみにビジネスホテルに泊まるとテンションが上がるって人が一定数いますが、僕もけっこうそうですね。日常から離れた空間に行くと、頭がすっきりして活力が湧いてきます。
「休み方」は人それぞれでいいんです。誰のことも考えず、自分が思う「休み方」で休んでみる。
もちろん、「何もしない」でもOKですよ。何もしなくても「休むこと」それ自体も立派な予定です。
好きな「休み方」で過ごしてください。
睡眠時間が足りてないそう感じる人が多い職場は問題がある。人手不足なら増員しなければならないし、当然ワンオペとかはあり得ない。組織である以上一人かけてもバックアップを用意しなければならないし、あなたが休んだ穴を埋めるよう人を回せるようになっているのが会社組織。睡眠時間は6時間を下回ると徹夜と同じくらいパフォーマンスが落ちると言います。もちろんショートスリーパーもいるので全ての人に当てはまるわけではありませんが。自分なりのリフレッシュの時間を予定に入れるぐらいの気持ちで休息をとりましょう。
自分に優しく生きていい。愛想なんて捨てていい。つい頑張りすぎてしまうあなたに向けた誰かのために自分を犠牲にしない働き方を!
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