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「考える力」トレーニング──頭の中の整理法からアイデアの作り方|白取 春彦

考えることが苦にならない、ややこしいこともこんなに楽しく解決できる。今までのあなたになかった視点で新しい頭の使い方が身に付きます。

「良いアイデア」はどこからやってくるのか

実践的な発想法はすでに、「KJ法」「NM法」「SCAMPER法」「ブレインストーミング」「セブンクロス法」「マインドマップ」など、実に多くのものが開発されているが、このどれにも共通しているものがある。

それは、 連想、思いつきを基礎にしていること、言葉を使って考えていること だ。

その基礎を支えているのは、「 語彙 の豊かさ」 なのである。

語彙が豊かであるということは、 組み合わせる材料を多く持っている ということだ。

わたしたちがあらかじめ語彙の豊かさを存分に持ち合わせていなければ、どんな既存の発想法にしても有効に使うことなどできないだろう。

そしてまた、組み合わせという作業は頭だけで容易にできるものではない。いくら考えてみたところで、おのずと限界に突きあたる。

その限界を超え、より広くより柔軟に組み合わせをするためには、どうしても 書かれた言語 が必要になる。

つまり、組み合わせという手法で考えるときには、紙に書きながらでなければうまくいきにくいということだ。

さらに言えば、パソコンのディスプレイで文字を打つよりも、紙に書いたほうがはるかに自由で広い組み合わせができるようになる。これは、講演や授業を聴くときに手書きでノートにメモするほうが、キーボードを打ってメモするより記憶に残るのと同じことだ。

様々な発想法に共通すること。それは連想、思いつきを基礎としたもの。言葉を何個も書き出して発想の基礎とする手法は多くある。そこで重要となってくるのが語彙力の有無。いくらでも言葉が出てくるようになるまでにはやはり訓練が必要。あるテーマで言葉を引き出そうとしても最初はうまくいかないだろう。それを乗り越えられれば言葉が溢れ出るように。

なぜ、人は悩むのか?

ほとんどの人が多かれ少なかれ「悩み」 を持っているものだ。

しかし、猫や犬は悩みなど持っていない(かのように見える)。人と動物との、この差はどこにあるのか。

それは、 考えるから悩みが生じる ということだ。

考えなければどうなるか。そのつどの現実にそのまま対応するしかない。危なければ逃げる。空腹ならば食べ物を探す。満足すれば眠る。

つまり、本当の意味で、猫や犬は彼らの現実をありのままに生きている。つねに 虚心坦懐(先入観をもたず、平静に物事にのぞむこと)であり、つねに 無垢 なのだ。そういう〝純粋な生き方〟に悩みはない。

人もまた、そういうふうに生きられるだろうか。おそらく無理だろう。なぜならば、考えることでわたしたちは、日々をできるだけ安全に生きているからだ。

考えることは人のもつ大きな「武器」 なのだ。

しかし、その武器は両刃の剣であるため、考えることによって同時に悩みを生んでしまう。その悩みについてさらに考えるため、悩みがどんどん深くなっていく。

そのような悩み事はいやおうなく時間を奪い、健康にも仕事にも害を与える。であれば、それら悩み事を軽減すればよい。

どのようにして軽減できるのか。

考える事柄を、事実だけに絞ればいいのだ。

思考を張り巡らせることができるのは人間の特権。これを使わないわけにはいきません。悩み事の解決にも、あなたの望みを叶えるのも思考によって行動を引き出すことから始まります。考えることをやめた人間はただの動物に成り下がります。

人間の特性の一つ考えることができるということを最大限いかすためのメソッド。

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