友達に囲まれ楽しそうにしている人を見ると羨ましい。友人がいないのは自分に魅力がないせいだと落ち込む。そんな寂しさを感じたならこの本を手に取ってみれば?
私たちはどうして友達が欲しいと思うのか?
私たちが友達を求める大きな理由のひとつは、「共感してほしい」から。他人からの共感を必要とするのは、動物的な本能です。
現代人の生活は、ストレスだらけです。ごく普通に暮らしているだけで、私たちはストレスをため込み、そのせいで脳が「帯電」したような状態になっています。
脳がストレスで帯電していると、どうなるのでしょう? 近くにいる相手が、そのエネルギーをキャッチ。そして本能的に、あなたに対して攻撃的な態度をとるようになってしまいます。
こうした「いわれのない攻撃」は、相手に「やめて!」と言ってもおさまるものではありません。もっとも確実な防御法は、ストレスをためないことです。そして、ストレスの発散に有効なのが、だれかに共感してもらうことなのです。
「だれかにわかってもらうこと」を本能的に求めている
共感してもらうためには、「だれかに話す」必要があります。この「だれか」が、「友達」という存在です。
「うちの上司、口うるさくて……」
あなたは脳に帯電したモヤモヤを言語化し、だれかに伝えます。相手はその言葉から状況などを知り、それに加えて、「ああ、上司とあまり気が合わないんだな」のように、あなたの思いを受け止めます。
このように、「だれかに伝えて、わかってもらった」と感じることで、ストレスが消えていくのです。 こうした仕組みを本能的に知っているので、私たちは「友達がほしい!」と思うのです。
共感してもらう相手なら、家族でもいいんじゃない? と思うかもしれません。でも残念ながら、家族ではストレス解消効果が今ひとつです。
家族に対しては、どうしても「わかってくれて当然」「すべて言わなくても伝わるはず」といった期待や思い込みがあるもの。そのため、伝え方が不十分だったり、心からの共感を得た、という満足感が低くなったりしてしまうのです。
僕にはリア友がゼロです。ネット上に数人知り合いはいますが実際にあったことがあるのは数人。リアル以外では配信アプリのリスナー同士の交流が僕の交友関係の全て。それでも寂しいと思ったことがないのは僕がひとり遊びばかりして育ったという環境によるものかもしれない。同じ統合失調症の患者同士で交流を持つ場も与えれられているが(デイケアなど)それは傷の舐め合いみたいな感じで僕の好む関係性ではない。なんでも話せる友達が欲しいと思ったこともあまりなくてひたすら自分にベクトルが向いている人間です。自己肯定感を満たす行動で日々あふれています。
友達とは、同じ意見や価値観を持っていたい!
「私はダメな人間だ」といった思いが強い人は、自分で自分を認めることが苦手です。だから、本当は人並み以上にできることも「ぜんぜんできない」と思うし、人からほめられることがあっても、その評価を素直に受け入れることができません。
自分を直視し、ありのままの自分の価値を認めること。これを「自己肯定感」といいます。いつも「私はダメな人間だ」などと感じている人は、自己肯定感が低い、ということになります。
自己肯定感の低さはいろいろな形で表れますが、そのパターンのひとつとして、「ダメな私」を隠そうとして、「すごい私」を演じてしまうことがあります。他人の意見や価値観を受け入れないのも、「すごい私」のイメージづくりの一環。ちょっとしたことで自分と他人をくらべ、「私のほうが正しい」「私のほうがよく知っている」などとアピールするために、他人を否定してしまうのです。
一見、「自分好き」のようですが、実は正反対。おまけに私たちの脳はつながるので、自分がAさんを否定すれば、Aさんも自分を否定する、という悪循環に陥ってしまいます。これでは、だれかと共感できる関係を築くのが難しくなるばかりです。 「そうだよね」「わかる、わかる!」と思い合える友達がほしいなら、自己肯定感を上げることが大切です。
いやなこと、気がかりなことのすべてを「私のせい」と思わない。
人前で自分を卑下したり、過剰な謙遜をしたりしない。
正しい・間違っているではなく、好き・嫌いを判断の基準にする。
まずは、日常生活の中で、こんなことを心がけてみましょう。
なんでも自分のせいにして自身の自己肯定感を下げるような行動ばかりしていると疲れてしまいます。なのでどうしたら自己肯定感を正常に保てるかを自分なりに考えて行動してみると良いでしょう。僕の場合、日々の生活をちょっとだけアップグレードできる行動をするように心がけています。勉強でも音楽でもいいし、購買行動でもいいです。それによって心の充足が得られるものを探してみてください。
友達がいないと嘆く前に、あなたの気質をちょっと考えてみてください。僕のようにゆるい繋がりの知り合いがいるだけでも十分満足できるちょっと特殊な人間かもしれないからです。友達がいなくて寂しいと思ったら読んでみて!
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