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「今日からあなたには仕事はありません」|豊田大史|オンリーワンの存在として「どこでも生き残れる」ビジネスパーソンに

今の会社で生き残るだけではなく、唯一無二の存在としてどこまでも生き残ることができる人間になるためにどうやって力をつけるか?「自分だけの目標を作る」「今の場所でどうキャリアを構築するか」「人生を変える面接の技術」など、ストーリー仕立てで学びます。

Re:レポーティングについて

長谷川さん   メールを拝見しました。今回はみなさんがほう・れん・そうの教育を受けているがためにレポーティングのイメージが湧かないことも理解できました。

具体的にどう行うか、ポイントを三つ挙げておきましょう。

①プル型からプッシュ型の報告を心がける

②簡潔なまとめに価値があると認識する

③レポーティングラインを明確化する

一点目。上司が部下へ確認して部下から上司へ報告、という上から下へのベクトルは部下から見ればプル型、引っ込み型です。そうではなく、部下から上司へ報告して、上司が部下へ承認、というプッシュ型、押し出し型を心がけてください。後者の型を部下ができれば上司は安心して待っていられますし、部下も上司の気まぐれな確認を受けないで済みます。

二点目。簡潔にすることそれ自体に価値があることを理解してください。レポーティングする際にすべてを語る必要はないのです。ポイントを絞り、要約をつくれること、それ自体に価値があります。

三点目。誰が誰に対してレポートすべきなのかを明確に意識してください。レポーティングラインを複雑にして組織の意思決定のスピードを落とすやり方ではこれからの世界では生き残れません。

これらを意識したダイレクトレポーティングをできるようにしてください。上記は別途まとめて営業第二部全員で共有できるようにしてください。よろしくお願いします。 西岡  世界が変わり競争がグローバル化した結果、組織における報告方式も変わらなくてはならないということか。西岡のメールにあった「みなさんはレポーティングができていない」の言葉の意味が確認できた紗希だった。

報連相、言わずと知れたビジネスの基本だがもう形骸化してはいないだろうか?ビジネスツールの進化によってチェック体制は下から上へ報告するよりも上がツールを通じて逐一進捗をチェックする方が早い。仕事の時間軸はツールで把握できるので上司に報告がツールへの入力となりそのまま進捗となる世の中。偉そうに席に座って報告はまだかと待つばかりの上司は今や無能。

周りの視線

西岡から「周りの視線」という言葉が出たのは意外だ。周囲を気にせず、堂々かつ冷静に仕事を突き進めるタイプに思っていたからだ。

「そんなとき、どう対処されたんですか? 仕事へのモチベーションをどうコントロールしていったんですか?」

紗希が素直に聞く。今やる気の出ない自分がいる。競争に疲れた自分がいる。そんな自分がどうやってモチベーションを取り戻すのか、どう自分をコントロールしたらいいのか、自分が一番誰かに教えてほしいことだ。

「具体的な方策は人それぞれですよ。モチベーションが落ちたらその原因と対処方法を自分で探るしかない。ただし対処方法は複数持つべきですね」 「複数? それは具体的には……」 「自分の興味範囲を拡大する、 先人の知恵を借りる、 ストレスを定量化する などがあるでしょうね。この先は長谷川さん自身で考えてみてはいかがでしょう?

自分をマネジメントするのは自分しかいません。 自分をコントロールできる人が、人生の最終勝利者ですよ」

そういうと西岡は次の予定があると言い残し、支払いを済ませてその場を去った。紗希はしばらくテラスから川を眺めながら今の会話を振り返っていた。

先人の知恵を借りる、とはどういうことだろう。人に相談するというのもそのひとつかもしれないが、先人という言葉の響きにはずっと昔の人の響きもある。

ただ紗希は少し気が晴れたような気がしていた。 あの西岡ですら悩み、自分をコントロールする方法を考えていた。仕事上の立場の違いで見えないが実は案外人間味のある人なのかもしれない。 プライベートでのたった一時間が人の見え方を変えるものだと紗希は実感していた。

自分をコントロールする術は働く上で自身で身につけるしかない。自己啓発本なんかを読むのもいいが読んだ後の方が大事。理解した気になり頭でっかちになるのが一番怖い。実践を伴わない知識ほど無駄なものはない。

AIが徐々に仕事を奪っていく世界。既にAIにとって変わられた仕事はいくつもある。今日からあなたに仕事はありませんなんてことにならないように独自のスキルを身につけ自己防衛しなくてはならない。そんなヒントが詰まった書籍。

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