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「めんどくさい」が消える脳の使い方|菅原洋平|脳の仕組みを生かして、仕事も家事もすっきり

面倒な物事をどう片付けるか?その理由を探り解消するためのTipsを紹介。脳の仕組みを利用して仕事も家事もスッキリ片付け爽快に過ごしましょう。

「めんどくさい沼」から抜けられない2つの理由

「めんどくさい」の正体と、それに挑む脳の戦略を知ったところで、なんとなく、「めんどくさい」を消すことができそうな気がしてきましたか?

ここからさらに、「めんどくさい」を確実に消す準備をしていきましょう。

めんどくささを消すときに、私たちがつまずきやすいポイントと、そのつまずきを解消する手段があります。まずは、つまずきやすい2つのポイントを見ていきましょう。

❶ 誰かに怒られないかを気にする

❷ めんどくさいと感じたときに、とる行動が決まっている

❶ 誰かに怒られないかを気にする

めんどくさがりで悩む人のお話を伺うと、皆さん同じことで悩んでいます。

それは、罪悪感。めんどくさいと感じている自分を責めてしまうことです。

ある日の外来で、相談に来られた人に「めんどくさいと感じるとき、どんなことを考えていますか?」と聞いてみると、 「『また散らかして! ちゃんと片づけなさい!』『まだやってないの?

やる気がないならやめちゃいなさい!』と言われている気分になって、やっぱり自分は何もできないんだ、できない自分がいけないんだと、罪悪感を感じます」とお話ししてくれました。

誰かそんな言葉をかけてくる人がいるのか、というと、そんな人が実際にいるわけではない、ということです。

これは一見、道徳的な教育のおかげで、自分を律して反省することが身についているかのようです。しかし、ここに「めんどくさい」をクリアできないポイントがあります。

それは、 脳は、罰を恐れる設定をすると、体が動かなくなる仕組み を持つということです。

確かに叱られて物事をきちんとやるようになるかというとそうではない。自発的にやるようにしなければなかなか習慣というのは定着しない。僕の場合はこれといって勉強が好きなタイプではないが、読書とブログは結構な期間毎日続けている。もちろん気が向かない日もあるので毎日一冊本を読み感想をブログと読書コミュニティサイトにアップという習慣をサボれるように記事のストックを設けている。ストックがあると毎日更新が途切れないで済むのでモチベーションが上がります。面倒だなと感じるときは休むのですが、いつの間にかストックが300日間分に(笑)サボってもいいと余裕を持たせたことで逆にやるようになりました。

「何事もきびきび行動することが道徳的に望ましい」という勘違い

この考え方があると、「自分を律すれば道徳的に正しい人になれる」という信念から脱却できなくなります。

脳は自分ではなく、自分を構成している内臓のひとつ。この割り切りができていないばかりに、自信をなくしたり、自分を責めてしまったりする人が大勢います。

一度、「脳を内臓だ」と割り切ってしまえば、すんなり行動は変えられます。 その体験をした今のあなたには、自分の行動を自分で変えていけるかも、という考えが芽生えていると思います。  さて、せっかく「めんどくさい」を消して明るい未来が見えていたのに、忙しく生活していたら、いつの間にかまた「めんどくさい」が再発生してしまうことがあります。

そんなときのために、この章では、望ましい行動へのリカバリー方法を習得しておきましょう。

● 自分の生活に合否判定をしない 「せっかくいい感じで行動できていたのに、元通りになってしまって、落第ですよね」

外来でこんな話をされたとき、私は必ず「どんな感じでしたか?」と聞きます。

望ましい行動ができなくなったときにがっかりしたら、それは、無意識のうちに「望ましい行動」をゴールに設定して、それを果たすために大脳基底核の線条体が担う報酬系を使っていた、ということです。

目先の行動自体をゴールにすると、失敗したときにパタッとやる気がなくなってしまう、というお話をしましたね。それに対して、前頭前野外側部が担う報酬系ならば、失敗したときに「こうするとそうなるんだ」と客観的にとらえて、失敗した体験を、次にうまくやるための材料に変えることができます。

失敗すると心が折れて継続する力にヒビが入る事があります。やる気がなくなる原因を潰すためにリカバリーする方法を身につけると良い。一度失敗したぐらいで諦めていては長く続けられません。望ましい行動はゴールではあるけど一歩でも近づいていたらそれで良いというぐらいの幅を持たせておけば、その余白でなんとか立ち直れます。

世の中に蔓延る「めんどくさい」を脳の働きを知ることで退治する書籍。習慣化から落ち込んだときのリカバリー方法まで多くのTipsであなたを「めんどくさい」から救います。

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