知れば知るほど漢字の魅力に取り憑かれるであろうと言わんばかりに全く新しい漢字解析を披露。『名言セラピー』の著者と漢字セラピストによる最高の自分と出会える漢字の世界へ誘おう。
「恋」と「変」って似てるなぁ。
やっぱり恋をすると、変になるから？
と冗談はこのへんにして、 「恋」は「心」が下にあるから「下心」、 「愛」は「真ん中」にあるから「真心」ですよね。
私の体験談をお話します。
恋は落ちるものです。英語でも「fall in love」って書きますよね。恋は、いつのまにかしちゃっている。いつのまにか、気がついたら落ちちゃってるんです。
すとん、と。
始まるときに、自分の意志は介在してないんです。あれ、そんなつもりなかったのに……みたいな。
一方、愛は、深めるものだと思います。だから愛は、自分の意志が介在します。
恋はコントロールできないけれど、愛はコントロールできます。
だから、愛の字は心が真ん中にあるんです。
もう 10 年以上前、街で見かけた広告のキャッチコピーがとても印象的で、思わず立ち止まってしまったことがあります。
それ以降、恋と愛の違いを聞かれると、私はこれを使います。 「恋が着せ、愛が脱がせる」
読んだとき、これを書いたコピーライターさんに会いたくなりました。
つまり、愛はあったかいの。ありのまま素肌のままでいられます。
着ていたものを脱げるようになるとき、その恋は愛に変わります。
相手のありのままの「 心 を 受け入れる」と書いて「 愛」。
相手のあるがままを、まるごと受け止める。
そのとき、「 恋」は「 愛」に「 変わる」のです。 「変わる」という字は「 恋」と「 愛」がくっついてできた文字です。 「恋」の上の部分と「 愛」の下の部分が一緒になって「 変わる」。 「あなたはあなたのままでいい」と、
相手の感情や価値観をまるごと受け止めることができたら、
恋は愛に変わるのです。 漢字ぃ～ズ＆ふく［40歳・会社員］
普段当たり前のように使っている漢字もその成り立ちや意味を考えるとちょっと面白い解釈ができるのが不思議。漢字を考案した人がそこまで考えていたかは疑問だがうまいことできた漢字は多数ある。そんな魅力あふれる漢字をご紹介。
時給８００円のフリーターがメールもできない状態でネットで起業
わずか１年で１億円を稼いでしまった友達の菅野一勢さん。
彼と一緒にラーメンを食べに行ったときのことです。
お店を出るときに、彼はお店の主人にこう言ったのです。 「ありがとう。おいしかったよ♪」。食事に行くと菅野さんは必ずお店の人にこう言います。
実は、ひすいもけっこう言う方なのですが、この日は言いませんでした。正確に言うと、言えなかったのです。 狭いラーメン屋でぎっしりお客さんがいて、恥ずかしかったからです。
菅野さんに聞いてみました。「恥ずかしくないの？」 「恥ずかしいよ」彼はそう答えました。 「恥ずかしいけれど、昔、お店で〝ありがとう。おいしかったよ♪〟って言ったら、暗かった主人の顔色がパッと瞬時に変わった。すごく嬉しそうで、その顔が忘れられない。以来、必ず言うようにしてるんだ。スッゲーまずくても〝ありがとう。おいしかったよ♪〟って言っている」
僕も、このラーメンはうまいと思い、心の中で主人に感謝していたけど、恥ずかしくて口にはしなかった。僕が心の中でいくら感謝していたとしても、現象としては誰も喜ばせていないんですよね。感謝は言葉にしないと伝わらないから。
感謝 という言葉は「 謝」という字が使われています。
謝罪 という言葉にも「 謝」という字が使われています。 「謝」とは何でしょう。文字をよく見てください。 「言葉で 射る」と書きます。
言葉に出さなきゃ 感謝 じゃないんです。 「ありがとう」と「ごめんなさい」。
その気持ちは、言葉に出さなければ相手に伝わらないんです。 「ありがとう」「ごめんなさい」「許してください」「愛しています」「おいしかったよ」「大好き」。言葉にすれば、あなたの気持ちは１秒で伝わります。
言葉にしなきゃ伝わらない。わかっていてもなかなかそう言った習慣を身につけるのは難儀だ。感謝の言葉ややさしく労う言葉、そんな美しい言葉がなかなか自然には出てこないもの。意識してそんな言葉を発するようにしないと大抵心の中で思って終わり。相手には何も伝わらない。
言葉が持つ可能性を存分に引き出すために漢字の意味をよく考えてみる。そこには脈々と受け継がれてきた思いがある。それぞれのパーツに分解してみると答えが見えることも。知ると頷ける漢字の豆知識を吸収すれば漢字に込められたものと教養をダブルで身につけることができます。
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