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貧乏はお金持ち 「雇われない生き方」で格差社会を逆転する|橘 玲|雇われない生き方の為のファイナンスの技術

グローバル化が進んで資本主義もステージが上がった。全てのものがフリーエージェント化していく世の中でどう生き抜くべきか?「雇われない生き方」とそのための「ファイナンスの技術」を描く!

人的資本

働く能力を経済学では「人的資本」という。若いときはみんな、自分の人的資本(労働力)を労働市場に投資して、給料というリターンを得ている。

人的資本は要するに「稼ぐちから」のことだから、知識や経験、技術、資格などによって一人ひとりちがう。大きな人的資本を持っているひとはたくさん稼げるし、人的資本を少ししか持っていないひとは貧しい暮らしで我慢しなくてはならない(これはあくまでも統計的な結果で、人的資本と収入が一対一で対応しているわけではない)。

働いて得た給料から食費や家賃などの生活経費を支払って、いくらかのお金が手元に残ったとしよう。そうすると、このお金を資本金にして、資本市場に投資してお金を増やすことができる。もっとも一般的な投資が「貯金」で、これは銀行などにお金を貸して利息を得ることだ。貯金は元本の返済が約束されていて、おまけに日本国の保証までついているから、リスクが低いかわりにリターン(金利)も低い。

それで満足できないなら、「株式」に投資することもできる。こちらはずっと高い配当をもらうことができるけれど、元本が保証されているわけではないから、株価が大きく値下がりしたり、場合によっては紙くずになってしまうこともある。そのかわり 大儲けする可能性もあるから、これはハイリスク・ハイリターンだ。

このように私たちは、人的資本を労働市場に投資したり、金融資本(手持ちのお金)を資本市場(金融市場や不動産市場)に投資したりして、生きていくための 糧 を得ている。若いときは人的資本で稼いで、年を取って働けなくなると金融資本と年金で生活する、というのが一般的なパターンだ。

人的資本理論では高い教育を得たひとほど人的資本が大きいとされるから、「高学歴=高収入」という法則が生まれ、高い学費を払ってMBA(経営学修士)などの資格を取得することが流行した。速読術や情報収集法、セルフマネジメントやコーチングや、そういったもろもろの自己啓発術も、人的資本を高めてより多くの収入を得ようという戦略だ。

「お金に働いてもらう」という発想を持つこと。投資は何もお金持ちだけのものではありません。毎月決まった額を積み立てていけばサラリーマンでもそこそこのお金は定年前までに確保できます。僕はお金に困ってから投資に興味を持ち始めた。これからの人生をイージーにするためにちょっとだけリスクをとって投資デビューをしました。今までブログでちまちま稼いでいたのですが、まとまったお金があれば投資でこんなにお金が増えるなんてと気付かされました。もちろん僕の場合は大した貯金もなかったのでそれだけで食っていけるまではいきませんが。最初に買ったものをがっちりホールドしてあとは放置、それに加えて積み立てで積み増しをします。個別銘柄は初心者には難しいので米国のS&P500系ETFをポートフォリオのほとんどを占めるように買ってみました。僕の買った時は高値警戒感が叫ばれていましたが無視して買いました。するとバイデン政権の政策やコロナワクチン接種による経済の回復基調もあり2ヵ月あまりで数十万円の含み益が得られています。最初のうちはマイナスで毎日ため息が出ましたがそれも数週間だけ。基本的に今までの歴史からも右肩上がりなのがこのETF。投資初心者にはおすすめです。

詐欺に引っかかるな

ポンジー詐欺(ねずみ 講)は二十世紀はじめにチャールズ・ポンジーが創案したと言われる詐欺の手口で、高利回りの投資をうたい、新規の投資家からの資金を配当の原資にあてる自転車操業で「事業」を拡大していく。ポンジーは国際郵便の返信用クーポンの値段が国によってちがうことに目をつけ、安い国で買って高い国で売ることで「三ヵ月で五〇パーセントの利益を保証」と宣伝した。

多くの投資家がこの儲け話に乗ってカネを投じたために、ポンジーはそこから約束した配当を支払うことができ、 信憑性 はますます増した。メディアが疑惑を報じ、司法機関の捜査が入っても、投資家の大多数はポンジーを信じ、「利益は世のために使う」という彼の言葉に 拍手喝采 した。日本でも仮想通貨・円 天 を利用したポンジー詐欺が社会問題となり、高齢者を中心に被害が拡がったが、その仕掛けは一〇〇年前とまったく同じだ。

なぜ世界中で、 飽きもせずにポンジー詐欺が繰り返されるのだろうか。それは、資本主義そのものにポンジー詐欺が組み込まれているからである。

株式会社は、なにもないところから儲け話だけで資金を集める仕組みだ。その儲け話に実体があればビジネスで、実体がなければ詐欺になるが、おうおうにして両者の区別は不可能だ。

エンロンのビジネスモデルの根幹は、信用リスクや年平均気温など、金融当局の規制のない分野に最先端の金融工学を持ち込み、市場を創造し、支配することだった。株価が上がりつづけるかぎりこの仕組みから利益が生み出されたのだから、すべてが虚構だったと言うことはできない。彼らはただ、資本主義というヴァーチャルなゲームで唯一最高のプレイヤーになることを目指しただけだ。

そしてエンロンの末裔たちは、世界中の金融機関に散らばり、かつてと同じゲームをさらに大きな舞台で手がけるようになった。

これだけねずみ講の情報が世の中にあるにも関わらずなぜ騙される人がいまだに減らないのか。それは単にそれに変わる資産運用のリテラシーがないからだと思います。欧米諸国では資産運用の方法を学生のうちからきちんと学ぶといいます。こうした教育が行き届いていれば怪しい儲け話に乗らなくてもお金を増やす術について知識を持つことになります。

お金に縛られず自由になるための教科書。金融リテラシーはもはや必須項目。若いうちからそれに気づいて実践していればよかったと今更ながら後悔している人は多いかと思います。今からでも遅くないので一緒に勉強していきましょう。

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