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五〇歳からの危機管理 健康・財産・家族の守り方|河村 幹夫|備えあれば、憂いなし!

団塊の世代の大量定年、信頼が喪失した社会、勝ち組・負け組などのネガティブ・ワードが跋扈する現代に、先輩方が時間と財産の危機管理の方法を教えてくれます。第二の人生を謳歌するために知っておくべき心得。

信頼喪失社会で必要なのは心の武装

自分の海外生活の体験も踏まえていえることは、日本人の性善説は、とくに海外では、〝お人好し〟といわれるまでに突出して映る。それは自分が性善説で接するから、相手も当然同じ態度で反応してくれるだろうと思い込むところから始まる。しかし不運にも相手が同じ価値観を共有していないと、徹底的につけこまれる。そのことで嫌な思いとか、不利益をこうむった経験は、私も含めて多くの日本人が持っているはずだ。

これは個人関係だけでなく、ビジネスの世界でも同じだ。性善説に基づいて外国企業と交渉し、最後の詰めのところでアンビギュアスな態度に終始したために、後になって相手につけこまれて痛い目にあった日本の企業はけっして少なくないはずだ。

私自身は、個人生活では性善説を信奉してみずからを律していたが、ビジネスの世界、とくに外国相手の仕事は別だと割り切っていた。しかし実際に彼らと交渉していると、自分の「脇の甘さ」を痛感することが何度もあった。心の片隅に性善説を置いたままで発想し、行動していたのだ。

外国人が性悪説でこり固まっている、というつもりはまったくない。私も外国人の友人を数多く持っているが、彼らは私にとって素晴らしい仲間である。とくに個人的な関係についてはひじょうにキメ細かく、相手に気を配って好関係を盛り上げようとする。しかし、彼らの精神構造の基本はロジカル(論理的)だから、日本人のアンビギュアスとは相いれない。その違いは、むしろグローバル的には特異な精神構造を持つ日本人のほうが理解してかからねばならない、と私は思う。

そんなに悪い人はいないという性善説。美しい考え方だが信じていると足元をすくわれることも。特に外国から輸入されてきたようなさまざまな悪が世の中には潜んでいます。もちろん日本国内にも。不利益を被ってからでは遅いので疑ってかかる外国のやり方をもっと学んだほうが良い。そうしないとお人好しが損することに。

50代失業リスクを恐れるなかれ

しかし、個人としてみれば、転職が大きなリスクであることも確かだ。かといって、リスクを恐れていては機会を逃すことにつながる。さて、どうしようか。

肝心なことは、衝動的な考え方とか行動をしないことだ。人生の大きな節目になるのだから、必要な時間は十分にかけて、冷静に自己診断をし、知人、友人、専門家の意見も聞いて、じょじょに結論に向かっていく。しかし、ある程度の確信に達したら、ほかならぬ「自分だけの決断」で(これは後々、重要な要素になる可能性がある)、エイッとばかりに暗闇の中に飛び込む(ちなみに英語でも、a leap in the darkという表現がある)だけの「リスクをあえてとる」気持ちが必要だ。それができそうにないのなら、すべては意味のないことになる。

チャレンジ精神に富む高齢ビジネスパーソンにとっての朗報は、二〇〇六年四月から施行される「改正高年齢者雇用安定法」だ。二〇二五年度に六五歳に引き上げられる予定の厚生年金の満額支給開始年齢にドッキングできるように、六〇歳で雇用を終わらせずに、定年制そのものの廃止、定年延長、継続雇用のいずれかの方法で、六〇歳過ぎても従業員が継続的に働けるような組織づくりを企業に義務づける法律である。ほとんどの場合は継続雇用になるようだが、その場合、いったん退職金を支払ったうえで、あらためて契約社員とか嘱託の形で再雇用することになる。

定年後も続けて働きたい、という希望を持つ人は安心するだろうが、あくまで会社が求める人だけに限定されるだろうし、法定義務化年齢も段階的な引き上げになるので注意が必要だ。

また、これは自社での継続雇用の場合だが、いつの世でも企業はつねに〝有能な〟人的資源を求めている、という事実に気がつけば、失業リスクも恐れるに足らず。自分の能力を客観的に確認しながら、さらに磨きをかけつつ、チャンスという名の女神に出会うように心がけよう。景気の動向しだいという面はあるが、あとでもふれるように、日本経済全体としては高齢化にともなう人手不足時代が近づいているはずだ。

転職におけるリスクはさまざま、精通していると思ったスキルは社内限定のものだったとか、企業風土の違いとか。試しにフリーランスでやっていけるかどうか図るためにランサーズなどに登録して副業として仕事が取れるか実験してみるのも自分の市場価値を図る上で参考になる。どのようなスキルでフリーランスの人たちが稼いでいるかがわかれば自分がどの程度のものかが実感できたりもするだろう。

定年後も嘱託などで働き続けるという選択肢が加わった現代の処世術。人生100年時代とも言われ定年後も長きにわたって収入源が必要。路頭に迷わないための教科書。

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