普段からモノに溢れた生活を捨ててミニマリストを目指してみたものの挫折という人は案外多い。なので物を手放すのではなく、ポイントは「よく使うモノを使いやすい場所に置く」。このたった1つの考え方で家がみるみる片づきます。
使いやすさ×使用頻度でしまう場所を決めるワーク=「収納トリアージ」
「トリアージ」(「選別」の意)という言葉は、災害ニュースなどで耳にしたことがあるのではないでしょうか。
大事故や大災害では、同時に多数の患者が病院に運ばれてきます。そのため、手当ての緊急度にしたがって選別し、治療の優先順位を決めることで、より多くの命を救おうとする考え方です。
混沌とした現場でも、医師が治療すべき順番がわかるのは、「トリアージタッグ」と呼ばれる、患者一人一人に取り付けられた赤、黄色、緑、黒の4色のタッグのおかげ。
この「情報を色で見える化する」というやり方を収納に応用させたのが、「収納トリアージ」です。詳しいやり方は後述しますが、
❶収納場所を使いやすさ順に、モノをよく使う順に、カラーシールなどで色分けする
❷たとえば赤いシールがついたモノは、赤いシールがついた場所にしまう
これだけです。このワークのいいところは、間取りや持っているモノに制限されないこと。だから、「うちとは違うから参考にできない」なんてこともありません。
さらに、定位置の決め方も合理的に学ぶことができる、と我ながら画期的な方法だと考えています。
財布や鍵、よく使うリモコン類やメガネ、そしてスマホなど普段からよく使うのにあれどこいった?となりやすいものは置く場所を決めて使い終わったら必ずそこに戻す習慣をつける。それだけで人生の無駄な時間である探し物の時間を減らせます。探し物の時間は1年間平均で、912分(15時間12分)だそうです。
1軍の席は選ばれたモノの証! 2軍を座らせない!
文房具の収納を例に、お話ししたいと思います。
キッチンカウンターやデスクの上に、ペン立てやデスクオーガナイザーを置いているご家庭も多いのではないでしょうか? 「よく使う文房具は出しておきたい」
そう考えて置いたはずなのに、気づけば粗品でもらったペンなどが差し込まれていた……。このように、油断しているとモノが増えるケースは多々あります。
よく使うモノを1軍、あまり使わないモノを2軍として、分けてしまうことを先述でお伝えしました。
1軍の席には、2軍を座らせてはいけません。ポイントは、次の3つです。
・1軍のモノをはっきりさせる。
・定期的に見直して、2軍のモノを間引く。
・1軍のモノでも、簡単には数を増やさない。
気づいたらモノが増えているのは、不要なモノがさらなるガラクタの呼び水になっているからです。 「ここにはこれしか置かない」と決め、置けないようにする環境づくりも重要です。
最近の文房具は優秀だったりデザインが良かったりで文房具屋に行くとついつい新しい物を買いがち。もしそれが一軍になったのならば目につくところに出しておいてもいいが、二軍以下だった場合、引き出しにしまっておきましょう。そうすることで机の上の乱雑さが解消されます。
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