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インドと日本は最強コンビ|サンジーヴ・スィンハ|実は日本人と日本的組織のほうが断然すごい!

世界的組織のトップにはインド出身者が多い。グローバル人材大国のインドだが、同国最高のエリート大学を卒業した天才コンサルタントの著者は、「実は日本人と日本的組織のほうが断然すごい!」という。そのワケとは?

日本で暮らすインド人の感想

日本の店では、実にさまざまな品物が売られていることにも感心します。以前、生け花が好きな友人が、花を 生けるために使う細い針金を東急ハンズに買いに行ったことがあります。

店で驚いたのは、針金だけでも、硬いものから柔らかいものまで、太いものから細いものまで、数多くの種類があるということでした。個人用だからそれほどたくさんは必要ないのですが、それでも売ってくれるのにも驚きます。

こうした小売りのあり方は、インドでは考えられないものです。

針金だけで何種類もあるというのは、それを買う人がいるから。もちろんインドよりは割高になるでしょうが、インドでは少量生産の製品を手に入れるのは難しい。つまり、日本では多少、高いかもしれませんが、選択肢がたくさんあるわけです。それは、日本人にそれだけの購買力があるからでしょう。

最近の日本のコンビニでは、コピーだけでなく、USBなどを使ってデータをプリントアウトすることもできます。ナビゲーションのアプリも便利です。行き先を入力すれば、どの電車に乗って、どの駅の何番出口を出て、そこからどんな道順で行けばいいのかを親切にナビゲートしてくれます。

こうしたことは、インドでは不可能なサービスでしょう。インドにもスマートフォンはありますが、地図にあるとおりに道が作られていないことが多いのです。最新情報も入ってきにくい。だから、ナビどおりに歩くことができないわけです。

日本でナビのアプリが役立つのは、計画どおりに街が作られているから。電車の運休情報なども、すぐに知ることができます。

日本の地図は世界的に見ても精巧。ゼンリンの地図などは調査員が足で稼いだ圧倒的な情報量で一軒一軒の家主の名前までわかるなんてことも。最近ではAIを活用したハイテク車両により、休まず地図データを収集していて日に日にデータの精度は上がっている。そんな日本人にとって当たり前が他国では物珍しいのかも。

インドと日本は最強コンビ

私が専門とする分野は、金融投資です。ですから、日本での資金調達について、インドの金融機関から相談を受けることも多々あります。

インドは、長年にわたって経済面でも人材面でも、欧米と強く結びついてきました。しかしリーマンショックやヨーロッパの経済不振などもあり、近年では日本からの投資にも期待するようになっています。

逆に日本では、国内市場が縮小しており、インフラ分野も充分すぎるほどに成熟していますから、投資先としては海外に注目するしかありません。日本の企業や個人は多額の金融資産を持っており、金融機関が国債で運用している大量の資金も加えて、有効に活用すべきだという認識も高まっているようです。

そうしたなかで、私もインドのファンド会社の人たちと、日本の機関投資家や金融機関を訪ねることが多くなりました。日本の海外投資について話し合うためです。

そこで私が感じるのは、ここでも両国の企業文化の違いです。とりわけ大きいのは、先述した意思決定のプロセスとスピードの違いでしょう。

インドは発展途上国ですから、あらゆる意味で変化が激しい。そのため企業のトップが早い段階で意思決定し、プロジェクトが始まります。投資パートナーもすぐに決めて、スタートしてから状況の変化に応じて方針を変えていく、というのがインドのスタイルなのです。

しかし日本の機関投資家は、プロジェクトがスタートする段階で細かく計画を立てることを求めます。スタートするには詳細な調査が必要で、それが完了しなければ、動き出すことができません。

この違いは、どちらがいいとか悪いとか、そういうことではありません。現在のインドには意思決定のスピードが必要だし、日本の意思決定の遅さについては、スタート後にプロジェクトをスムーズに進めることができるというよさがあります。

ただし、日本の企業がインドに進出したり、投資家がインドに投資してチャンスを得ようとするならば、ある程度、インドのやり方を理解しておくことが大切です。その一方で、インドは日本との付き合いを深めることで、しっかり計画を立てて失敗を少なくする手法を取り入れることができるようになるでしょう。

日本とインドは、それぞれにやり方が違うだけに、そこをうまく嚙み合わせれば、最高のパートナーになれる可能性がある。それを実現するのが、私の人生を賭けた仕事になると思っています。

日本の組織型の働き方だとどうしてもスピード感に欠けるといった声をよく聞く。意思決定のプロセスが複雑で個人に権限が移譲されておらず「持ち帰って検討します」なんてこともザラ。これでは取引の際ストレスがかかります。そんな日本式の仕事の進め方をインド式に変えていけばタッグを組んだ時最強になる。

グローバル人材大国インドと仕事をする上で欠かせない要素を網羅。日本とタッグを組むための障壁を理解し最高のパートナーとなるための注意点を語る。

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