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なぜあの人とは話が通じないのか? 非・論理コミュニケーション|中西 雅之

完璧な論理や言葉でも人身掌握は難しい。完璧な論理を携えて挑んだ交渉や会議の決裂、失敗。自分の意見が通らないのはなぜか?専門家による言葉に頼らない説得力、交渉力、会話力がここに!!

不透明性とのせめぎ合い

自分の自己イメージ(自分はどんな人間?)とコミュニケーションスタイル(自分が他人とどんなふうにコミュニケーションしているか?)の二つの点について十分な自己分析を行い、この部分の不透明性を減少させることが重要である。

そのための第一歩として、「私は……」という文章を二〇書いてみてほしい。最初はスラスラ書けるだろうが、一〇番目あたりからペースがガクンと落ちてくる。でもがんばってほしい。

この「私についての二〇の文章」が、自分の描く「自画像」、つまり自己イメージなのだ。

このリストを細かく見ると、いろいろな点が浮かび上がってくる。リストの上位にくるものが、自分のコミュニケーションスタイルに大きく影響するものである。

もし「学生」「会社員」「部長」といった社会的地位や身分に関するイメージが先行している場合、周囲の人々とのコミュニケーションにおいてもそうした「役割」を無意識に演じている可能性が強い。

もう一つ、コミュニケーションスタイルに大きな影響を及ぼしているのが、自分の性格についての認識と自己評価である。

「私は明るい性格だ」「私はわがままだ」といった性格関連の自己イメージは、その自己評価がプラスかマイナスかも含めて、自分のコミュニケーションスタイルに直接反映されるものだ。

人によっては、「私は押しが強い」「私はよくしゃべる」「私は誰とでもすぐに仲良くなる」といった、自分のコミュニケーションスタイルをより的確に表現した文がいくつか含まれているケースもあるだろう。

リストを作ること以外に、周囲の人間から得られる客観的評価、つまり「フィードバック」も参考になる。「自分が周りからどう見られているか」、自分のことをよく知る家族や親しい友人から「本音」を聞き出すのがいい。

自分のことはわかっているようでなかなか知れていないのが人間。たまには意識的に他人の視点で自分を見るようにした方が良い。自身の分析を行い自己イメージはどういうものかを把握しよう。

パワーと人間操縦法

コミュニケーションでやりとりされる情報に、二種類のものがあることに気づいたことはあるだろうか?

そして、それがなにかの拍子で混同されると、これまたコンフリクトにまでエスカレートしてしまうこともある。

コンテンツ情報とは、なにかの話題についての客観的な情報や事実である。一方、人間関係情報とは、自分と相手との人間関係やパワー関係を暗示するような情報である。コミュニケーションで交わされるメッセージは、このように二つのレベル(層)で情報がやりとりされるのだ。

次の例を見てみよう。

①「この書類を三部用意してくれ」 「はい、すぐにコピーしてお持ちします」

②「この書類を三部用意してほしいんだけど」 「オッケー。すぐにコピーして持ってってやるよ」

この二つのやりとりは、「コピーの依頼、受諾」というコンテンツ情報はまったく同じであり、結果も同じである。しかし、 ① は上司と部下、 ② は同僚の間でのやりとりであることは一目瞭然である。なにを伝えるかではなく、言葉遣いや声の調子、表情、アイコンタクトなどの非言語の手段を用いてどう伝えるかが、まさに双方の関係を明確に表す「人間関係情報」なのである。

友達でもないのになれなれしい口のきき方をするキャッチセールスや、目上の人間に敬語を使わない若者などは、この人間関係情報の伝え方に問題がある。「高ビーで生意気なやつ」という印象を与える人は、そう思われるような話し方や態度をとっているに違いないのだ。

言葉遣いによってもその状況はどういうものか人間関係は?など色々な情報が読み取れる。関係性を知る一つのツールが言葉。言葉によるコミュニケーションで印象がガラッと変わるので、使い分けていこう。

一度言ったことを頑なに変えない人がいる。間違っていたら訂正するぐらいの余裕は欲しいものだ。言葉の端々にそういったところが見受けられる人はなかなか人間関係を築き辛いかも。話の通じない人への処方箋。

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