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なぜ、嫌われ者だけが出世するのか?|齊藤 勇|組織のためという大義名分で足を引っ張る人たちが出世する!?

前を行く人の足を引っ張る、権力争いではそうした行為が横行している。普通の神経ではそんな方法は常識人のやることではないと敬遠されるものだが、ドラマなどでは格好の題材に。会社のため、組織のためという大義名分で足を引っ張る人たちが出世する事実を考察。

人はなぜ、足を引っ張り合うのか?

齊藤  たとえば給料を月 50 万円もらう人にとって、自分の同期が 45 万円だったら非常に満足する。「俺の方がやはり多い、ちゃんと評価されている」と。ところが相手が 60 万円だと不満なんです。他人とくらべてどうかが大きく左右する。オリンピックで、2位の人は、あまり満足しない。ところが3位の人はメダリストに入れたとすごく喜ぶ。でも2位の人は、もうちょっとで1位になれたと、不満顔なんです。

高城  なるほど。

齊藤  客観的評価は存在せず、私たちは他人と比較しないと生きていけません。誰と比較するかというと、身近な人と比較する以外ないんです。結局そこに、自尊心、プライド、幸福感などが、凝縮されてしまう。

高城  前提として、上司は部下をきちんと見ていると思うのはNGです。結局上司は部下全員の仕事ぶりをフラットに評価しているかというと、そんなことはないわけです。時間がなければ、話を聞いただけで評価するかもしれないし、結果だけしか見てないかもしれない。部下は「仕事の中身を見て欲しい、中身を見てくれない」と不満を述べがちです。でもなぜ中身を見てくれないかというと、中身を開示していないことが少なくない。人事評価で上司を味方につけるのに一番大事なことは、仕事のプロセスをきちっと見せることなんです。上司と部下の間での仕事の中身を共有する。ところがそれがないと、ある結果の部分だけを見て評価をすることになってしまう。

齊藤  「デキの悪い部下ほどかわいい」ということも考えられます。デキの悪い部下で、普段から相談を重ねていると、そこを悪く評価できないものです。心理的に距離が近くなった人を悪く評価するのは難しい。

出来の悪い部下ほどかわいいというのは実際問題あると思う。従順なその部下は一見役に立っていそうな気がする。その裏でその従順な部下は周りの人を蹴落としてでも気に入られようと画策したりしていて意外と計算高かったりする。そうゆう点だけでは有能なのだ。

人間関係学

組織では、人間は組織人として行動しているため、ビジネスマンは会社の中の「役割行動」に主に意識を集中するものです。このため、個人的良識による行動チェックは弱くなるわけです。これはミルグラムの服従実験で見たとおりです。組織上、上位の人は下位の人に指示や命令を出す立場にあり、実際に指示や命令を出していますから、支配的行動が日常化しているといえます。しかも、部下からの反対や反発はまずは表立って起きません。このため、人間として、社会的に抑えられているはずの、あるいは抑えなければならないはずの「支配の欲望」が、知らず知らずのうちにスムーズに日常化してしまうのです。原始的欲望の充足は、人間に快感を与えます。このため、この欲求充足行動は、自分でも意識しないうちにエスカレートしていきます。そして、行動をエスカレートさせても、部下は余程のことがないかぎり反発してこないため、さらにエスカレートし、やがては虐待的と思えるような行為に到ってしまうものなのです。しかも、そのような虐待的な行動が、組織の上下関係上、いわば権威づけされ、当然視されてしまうために、当人の良心的なチェックもなされないまま強化されてしまうものなのです。ヨコ型社会といわれるアメリカの代表的大学の学生でもこの実験結果のとおりです。ましてやタテ型社会の日本、それも何よりもタテ型の人間関係が重視される日本の企業においては、行き過ぎた支配行動が欧米に比較して安易に採られやすいと思うのです。その心理は、いわば「虎の威を借るキツネの心理」と似ています。「組織上の役割行使」という大義名分のもと、社会的には許されないような行為が当たり前のようになされてしまうのが実情です。企業で上に立つ人は常に「権利」もあるが、部下の人生を思いやる「義務」もあるのです。ノーブレス・オブリージ(noblesse oblige)――地位の高い人にはそれに相応しい義務があるという意味で、西欧社会ではエリートたる者の心構えとなっている言葉です。監獄実験の結果と併せて、この言葉の持つ深く重い意味を私たちは考えなければいけないでしょう。学校でのいじめは表面化すると社会問題として取り上げられますが、会社でのいじめは表面化すらしません。しかし、会社という組織におけるいじめこそ、実は日本社会の大きな問題点といえるはずです。部下の業績があまり上がらないとき、すぐさま部下にプレッシャーを与えるのではなく、部下を部下としてではなく、人間として接してみることも必要なのです。上司であるあなたのストレートな攻撃的行為が、部下の心を踏みにじっていないかをチェックしてみることです。

日本は行き過ぎた支配行動が働く上で問題となっているように思う。諸外国よりも組織がフラットではなくよりピラミッド階層が顕著に出ているのが日本の特徴だと思います。

足を引っ張る人たちを分析。その理由を探ります。こうした無能な人間を優遇しないためにも、あなたが上司になったら気をつけることです。あなたにすり寄ってくるその足を引っ張り合う人たちに足元をすくわれる可能性がありますよ。

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