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たった1つの図でわかる! 図解経済学入門|高橋洋一|世の中で起こっている経済のあれこれがわかる!

商品の値段の決まり方、消費者として値段が上がる理由を知りたいですよね。そんな疑問を複数、図解によって読み解きます。金融政策からTPP、消費税増税まで経済のあれこれを図解で!!

ものの値段の決まり方

商品を供給する側にとって、価格設定は死活問題だ。

より高く、より多く売れれば文句はないが、高すぎれば販売量は減る。かといって安売りしすぎれば利益が出ない。

可能な限り高く、できるだけ多く売るには、自分たちが扱っている商品の需要曲線が、どのような形になっているかを慎重に考慮する必要がある。

そんなところから、たとえば「値上げできない牛丼」と「値上げできるラーメン」の違いも出てくるのだ。

牛丼チェーンは、各店だいたい同じ値段になっている。

どこかが値下げをすれば、自分たちも値下げ努力をする。

より高く売りたいからといって、あるいは材料の調達先で不具合が起こったなどの事情が生じたからといって、値段を上げるわけにはいかない。

値段を上げたら、他のチェーンにお客が流れるだけだからだ。  一方、同じ飲食業でも、たとえば人気のラーメン店になると、また別の話だ。  ラーメン店は数あれど、「この店の味が好き」というお客であれば、多少、値段が上がっても通いつづけるだろう。

そういうファンが多いほど、値段が上がっても、売れる量はそう大きくは減らない。

牛丼チェーンと、人気のラーメン店。

この二つを需要曲線で表すと、【図 19】【図 20】のように、牛丼チェーンの需要曲線は水平に近く、人気のラーメン店の需要曲線は垂直に近くなる。

では、あるとき両方において材料価格が上がったとしよう。

そこで値付けをどう判断するかが、明暗を分ける。

値段を上げれば、多かれ少なかれ販売量は減るだろう。問題は、販売量が減った分を、値上げ分でカバーできるかどうかである。

売り上げは単価×販売量だから、 P1 ×Q1 と P2 ×Q2 の差を分析することが、判断の基 となる。

まず牛丼チェーンが値上げをしたらどうなるか。

需要曲線が水平に近いことがわかっていれば、わずかな値上げでも、売れる量はガクンと減ってしまうと予想できる。

安い早い美味いのキャッチコピーで庶民に愛される牛丼チェーン。庶民の味方である理由の一つが値段の安さ。なので値上げは慎重にならざるを得ない。普段のベーシックな商品は値上げせず、あえてボリュームのある新商品や食材や味に一手間加えた商品で売上げ単価アップを目指すそんな日々の攻防が消費者からも見てとれる。

本当はシンプル!日銀と経済の話

政策金利が動けば、民間の金利も動く。

ここまでは理解できたと思う。

だが、それだけでは、まだ金利について半分しか説明していない。

この先の話をすんなり理解するために、もうひと頑張りしてほしい。

日銀が決める政策金利は、「名目金利」だ。 読んでのとおり「名目上の金利」 ということである。「額面の利子」 といってもいいだろう。

では、 名目ではない金利はあるのかというと、ある。  ここが重要なポイントだ。

名目上ではない金利は、実質的な金利という意味で「実質金利」と呼ばれる。

どこが「実質」なのかというと、「物価上昇率(インフレ率)」を考慮している点だ。

ご存知のとおり、物価は変動する。  物価とは、先のコラムでも説明したように、「モノとお金の量のバランスによって決まるモノの価値」だから、視点を反転させれば、物価が変動するというのは、「お金の価値が変動している」ともいえる。

たとえば「100円に対して1パーセントの利子」といっても、その100円の価値が変われば、利子の1円の価値も変わる。物価が上がっていれば、利子の1円で買えたものが、今は買えなくなっているかもしれない。

あくまで 額面にすぎない名目金利では、この「価値の変動」をとらえきれない のだ。

そこで出てきたのが、「実質金利(=名目金利-インフレ率(予想インフレ率))」という考え方だ。

すると、何が起こるか。次ページの計算を見てみよう。

見ればわかるように、そのときどきの物価の動向によって、名目金利は2パーセントでも実質的には1パーセントになることもあれば、名目金利が1パーセントでも、実質的には1・5パーセント、ということが起こる。

さらには、三つめの例のように実質金利がマイナスになることもある。

名目金利はゼロでも、「予想インフレ率」が高ければ実質金利はマイナスになるのだ。

これが、とくに、ここ15年ほどで行なわれている金融政策を理解するには欠かせないポイントなのである。

金融政策が僕らの生活に与えるものとは何か?それを詳しく説明。物価に関する考え方がよくわかる説明だと思う。金融政策は直接僕らの生活にどんな影響を与えるのかいまいち掴み辛いかと思います。そんな疑問に優しく対処。

経済学がわかれば日常のお金に関するあれこれが理解できるように。直接的な消費増税から金利政策まであらゆる経済の知っておきたいところを網羅。入門書としてはなかなか良いかと思います。

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