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お坊さんにならう こころが調う 朝・昼・夜の習慣|平井 正修 |不安な心を解き放ち、穏やかに暮らすためのヒント

禅宗のお坊さんの日常や習慣を紹介しながらみなさんが健やかに1日を暮らす方法について考える書籍。心理学や脳科学に基づいたものも良いですが、科学的ではないアプローチも馬鹿にできません。人間の経験に基づく智慧にこそ穏やかに暮らすヒントが!!

身だしなみを整える

私たちは毎朝、着替えをしています。 ちょっとその時間を意識してみましょう。

服装というものは、何をどんな場面で行うのかという、行動と結びついています。その行動にふさわしい服を着るということです。 会社勤めの男性であれば、朝起きて出かける前にスーツに着替え、ネクタイを結びます。同じく女性も出かける前に、その日に行くところ、会う相手などによって、ふさわしい服装を選んで着替えます。 かっこよく見せよう、おしゃれをしようという以前に、行動と場面にふさわしい服を着ているはずなのです。

裏返せば、 服装を整えることは、行動を整えることにつながります。 服を着替えることで、布団で眠っていた時間を終わらせ、「さあ、やろう」と切り替えることができるわけです。 着替え、身だしなみのチェックは、次の行動を起こすための準備であり、きっかけなのです。そう考えれば、自然と気持ちが引き締まるのではないでしょうか。

修行道場では、ふだんは「 雑衣」と呼ばれる着物を着ています。 特に寝巻というものは着ません。雑衣のまま眠ります。朝起きて手洗い、洗面が終わったら、その上に衣を着ます。読経があるからです。 それは、会社に行くときにネクタイをしたり、工場で作業着を着たりするのと同じことです。 お経を読むときは衣を着る―深い意味はありません。決まった習慣だから、衣を着るだけです。

もちろん、雑衣のままで読経をしないのには、気持ちを引き締める、その気持ちを形で表すという意味もあるでしょう。 衣を着るから気持ちが引き締まるのか、気持ちを引き締めるために衣を着るのか、私にもよくわかりません。 ただ、服装と行動が結びついているということは確かです。

行事、葬儀、法事などの儀式でお経を読むときには、特別な衣を着ます。いつもよりも派手な衣を着ることが多いのですが、これも「これから特別な儀式に臨むぞ」という意識と、何らかの形でつながっているのでしょう。 服装やおしゃれに気をつかうのはけっこうなことだと思います。それが、みなさんの行動を決めるからです。ただ、おしゃれが不要な場面もあります。

朝、身だしなみを整え、行動と場面にふさわしい服を着ること。 それが自然な習慣になってくると、みなさんの行動にも迷いがなくなるのではないでしょうか。

身だしなみを整えるというのは出かける時は意識しますが今日は一日家で過ごす!と決めた日などは寝た時から着替えないなんてことはしばしば。僕は掃除でリセットするように心がけています。毎日きちんと掃除することは身だしなみを整えるのと似たような効果があると思います。

不安な心は自分が生み出している

人間は、不安な気持ちを自分で大きくしてしまうものです。身体的な痛みも何割かは脳がつくり出したものだと聞いたことがあります。 それが心にも当てはまるとすると、「心配だな」「ヤバいな」と感じているもののうち、本質はその一部にすぎない。残りは本人が勝手につくったものなのです。

これは坐禅をしていると感じます。一日一〇時間も坐禅をしていると、気が遠くなるほど足が痛いのです。坊さんは慣れているから、長い間坐っていても足が痛くならないだろうと思う方がいるかもしれませんが、どんなに修行をしたところで、足は痛くなります。

坐禅は通常、「 一炷」といって、線香が一本燃える時間、だいたい三〇分ないし四〇分を一つの区切りとします。少し休んで、またそれを繰り返していくのです。

坐りはじめは当然痛くない。しかしそのときによって、二〇分で足が痛くなったり、三〇分で痛くなったり、いずれにしてもどこかで足が痛くなるわけです。

すると、坐りはじめのまだ痛くないうちから、「いつ痛くなるんだ?」「いつくるんだ?」と足の痛みがくることを想像して怖くなります。 それは、 自分で痛みを想像して、勝手に不安を生み出し、さらにそれを大きくしているわけです。

私もつねに不安です。「この寺を維持していけるのだろうか?」とか、いつも不安な心が生まれてきます。

一方で、「まあ、だめになったら、なったときだよ」という開き直りもあります。しかし、まったく不安がないかといえば、それはうそになります。

不安のない人生はありません。しかし、 自分で不安を増大させる必要もありません。 そもそも、どこかから湧き上がってきたものですから、それはまた消えていきます。

消えたと思ったらまた湧き上がって、また消えていく。そういう繰り返しの中で、私たちは生きているのです。

坐禅の効用は、そういった不安を抱えている自分を、少し引いて、客観的に見られることです。

NHKの「ためしてガッテン」という番組では、「客観視くん」という説明をしていました。私たちの脳の中には、つねに自分を客観的に見る分野があります。それが「客観視くん」(背内側前頭前野という部位)です。

なんらかの理由で「客観視くん」の力が弱くなることがあります。たとえば、お酒を飲んでごまかそうとするとき。しかし酔いから醒めると、急激に不安を目の当たりにするために、実態以上に大きくとらえてしまうのです。

座禅を取り入れている有名人は意外と多い。スティーブ・ジョブズの影響もあってか興味を持つ人が増えたような印象。僕は通っていた大学が仏教系のバックボーンを持つ大学だったので授業に座禅がありました。それだけ効果があるということでしょう。

お坊さんの習慣から学ぶべきところを学び自分の習慣にしていく書籍。仏門に入らなくてもできるライトな感覚で読んでもらえるとあなたの日常に一つ良い習慣が加わることとなるでしょう。

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