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『靴ブラシで歩き方が変わる』靴のお手入れしていますか?

      2018/04/06

あなたは普段、自分の履いている靴のお手入れをしていますか?もし既にされていて、それが「毎日」出来ているのであれば、この本のあまりお役には立てないかもしれません。けれど世の中の多くの方は「お手入れなんてしないよ」「面倒だから」「お手入れなんてするのはあなたみたいな靴マニアや店員くらいだよ」「靴は履き潰すもの」と考えているのではないか、と思います。巷に溢れている、あなたが目にする革靴に関する情報の大半は、「趣味」でなければ不要です。そして、お手入れも同様に、一般的に必要だと思われているモノのほとんどは必要ありません。靴ブラシがあれば十分です。全ては足もとを意識することから始まります。そのきっかけが、たった一本の靴ブラシです。

革靴とお手入れに関する考え方

これはあくまで私の分け方ですが、「靴のお手入れ」と「靴磨き」は別物だと思っています。一般的にイメージされている「靴磨き」は美容院、理容院に行くようなものです。毎日行く必要はありませんが、必要に応じて利用するもの。それに対して「靴のお手入れ」は先ほども挙げたような、普段の「入浴時の洗髪」「起きた時、食後や就寝前の歯磨き」のようなもの。身だしなみを整えることです。毎日することです。

では毎日行う靴のメンテナンスには何が必要で何が不要なのか?本来革にとって大切なケアは表面や毛穴に詰まった汚れや埃を落とし、刺激を与え、内面からツヤを出すこと。よく靴磨きを指南する人が使っているようなクリームやクリーナーなどよりも「ブラシ」と「乾拭き」が重要だと言います。革を蘇らすのはクリームによる艶出しなどではなく、ブラッシングと乾拭きなんです。

僕の場合は革靴を履いた場合、帰ってくると真っ先にブラッシングと乾拭きをするように心がけています。毎日のお手入れにはクリームなどは不要。10回履いたらメンテナンスとしてクリームやなんかを使ったメンテナンスを行うべきと言う人もいますが、そもそも僕の場合10回履くのに半年かかるなんてこともざら(外出の回数が圧倒的に少ない)なので、クリームなどを使った「靴磨き」は年に数回しか行いません。

クリームやクリーナーを使うこと自体は悪いことではありませんが、どんなに薄く塗ったつもりでも過剰になりがちなのが玉にきず。もしクリームを使うのであれば、ブラッシングや乾拭きはいつもより念入りにする必要があります。塗る行為は何となくしっとりした風合いになり、革が元気を取り戻した気がするので、それが嬉しくてついつい塗ることばかり考えてしまいますが、実際は革に必要な油分が足りなくなるようなことは滅多にないのだと言います。次から次へと塗り重ねられて行くクリーム革の中に無駄に詰まっていってしまいます。皮を必要以上に柔らかくし、カビの温床になって、かえって革自体を傷めることもありますので注意が必要。

「念入りに」を忘れずに。1分って結構長いです。

革靴にとって最低限でありながら、基本的にはこれ以上必要ないのではないか、と思っている方法。それが私が先ほどから何回も書いている「ブラッシング」と「から拭き(磨き上げ)」です。方法自体は簡単ですので、最初に挙げておきます。これで腑に落ちた方にはこの後の長い振り返りと説明の文章は不要です。①革靴を手に取り、靴ブラシで全体の埃を落とします。念入りに。②革靴を手に取り、グローブで全体を磨きます。念入りに。

たったこれだけのことだが、この念入りにというのがキモ。1分間ぐらいはブラッシングをする感覚で。靴を履き終わるたびに習慣としてブラッシングと乾拭きを行えば靴はそれに答えてくれます。

「ブラシ」と「から拭き」の次に加えて欲しいメンテナンス

幾つか「ブラッシング」と「から拭き」の次に加えて欲しいお手入れをまとめてみたいと思います。

⑴靴との距離を急激に縮める「靴底専用ブラシ」の魅力

“そんな私が最初に何を買うべきかと訊かれたら。クリームでも、布でもポリッシュ用のグローブでもなんでもなく、このタピュールのシュムッツブラシを挙げると思います。靴底用のブラシです。靴底の泥や汚れを落とせるように、タワシのようにかなりしっかりした、ちょうど掌に収まるくらいの小さなブラシ”

⑵革靴がボロボロ?ボロボロなのは革靴じゃなくて「靴ひも」です。

革靴がボロボロ、というもの、本当にボロボロなわけではなく、「そろそろ飽きたから新しい靴買いたいよね」という気持ちもあると思うんです。それを否定するつもりはありません。けれど、その前にちょっとだけ紐だけでも替えてみる。

⑶常に私たちの足と靴を衝撃から守ってくれる「コバ周り」のお手入れ。

⑷反りを直し型くずれを防ぎ、扱いが雑になるのを防ぐ「シューツリー」。

⑴の「靴底専用ブラシ」というのは盲点だった。僕は今まで見える部分にしかメンテナンスの目が行き渡っていなかったと痛感させられる。

靴の「お手入れ」と往々にして趣味の世界に入りすぎる「靴磨き」その違いを改めて認識することができる書籍。まずは家に帰ってきたら毎日のブラッシング(念入りに)と乾拭き(これも念入りに)で靴を労ってあげよう。

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