51Blog

興味のあることや本の感想などを綴っていく雑記Blogです。

『緊張して話せるのは才能である』永井千佳

      2019/04/29

人前に出るだけであがってしまう。大事なプレゼンほど早口に。質問されたら、頭が真っ白。緊張しながら話すことは、すごく辛いものです。でも実は、緊張というのは、人間が最大限のパフォーマンスを発揮するために、生まれつき備わっている「才能」だ、ということをご存知でしたか?つまり緊張するからこそ、聴き手の心を震わすプレゼンができるのです。緊張の取扱い方さえ分かっていれば、緊張はプレゼンの「味方」です。書籍『緊張して話すのは才能である』では、社長の記者会見を分析し続けてきた、プレゼンコンサルタントが教える「緊張の取り扱い説明書」です。

「緊張は悪いもの」という考え方は間違っていた

勉強すればするほど、自分の中に「自分に期待する聴衆」が増えていき、「期待に応えなければ」とプレッシャーをかけるのです。こういう人は、勉強しなければ、緊張が消えます。私はまったく勉強しなかったときはテストで緊張もしませんでした。しかし当たり前ですが、勉強しなければ成績は悪くなります。緊張をなくそうとして勉強しないのは、本末転倒ですよね。 「緊張して話せないのは、練習が足りないから」という言葉に騙されないでください。人前で話すことには慣れているはずの経験豊富な 40 代、 50 代の社長さんや部長さんが「本番で緊張する」と悩まれている様子を、私はたくさん見てきました。年齢が上がり、さらに職位も上がれば、失敗できない立場になるために会社からの期待も大きくなり、プレッシャーはどんどん大きくなるのです。人前でガタガタ震えている姿はできれば見せたくないし、そんな姿を見せてしまったら次の日から社員や部下への説得力も半減してしまうと思うのも当たり前かもしれません。経験を積み重ねれば積み重ねるほど、緊張は激しくなります。子供がほとんど緊張しないのは、経験がないからです。私は以前、小さな子供にピアノのレッスンをしていました。発表会になると、幼稚園生や小学校低学年の子供たちは、緊張もせずにケロリとして舞台から帰ってきます。それが、年齢が上がればだんだん緊張するようになり、練習と本番の出来が変化するようになってくるのです。音大卒業生の演奏会でも、緊張が激しいのは新卒の 20 代より、 40 代 50 代の先輩方でした。

緊張は経験豊富になる程しなくなるものと思っていたが、逆に経験値が高いほど結果に対して期待が高まるので余計緊張を生むということ。緊張とは切っても切れないものなのだ。確かにテストとかで勉強をしっかりしていったときほど、パフォーマンスを最大限出していい点を取ろうと息巻いて、緊張するといった場面を皆さんも経験していることだろう。逆に勉強をしないで臨んだテストでは、結果を期待しないので緊張はしないということだ。

緊張には理由があった

医学的な緊張のメカニズムを知り、脳天に雷が落ちたような衝撃を受けました。私たちの身体は、脳が命令しなくても心臓は動くし食事も消化されます。これは自律神経のおかげです。この自律神経には、大きく分けて「交感神経」と「副交感神経」の二つがあります。交感神経は、緊張したり興奮すると活発になります。たとえば脈が速くなります。副交感神経は、リラックスすると活発になります。たとえば脈が遅くなります。交感神経と副交感神経は、同時に活発になることはありません。だから人間の身体は、「緊張しながら、リラックスする」ということはできない構造になっているのです。私たちがプレゼンで緊張するのは、交感神経が活発になっているからです。「今から勝負!」と思った瞬間に、人間は身体から交感神経を活発にさせるアドレナリンというホルモンが出て、さらに「覚醒のホルモン」ノルアドレナリンも出て、周囲に意識を張り巡らします。

医学的見地からも緊張は避けがたいものであることがわかる。しかしそれは、悪いことばかりではなく、アドレナリンやノルアドレナリンが出ることで、周囲に意識を張り巡らせる効果があります。緊張によってパフォーマンスが引き出される瞬間です。

10回の練習より1回の録画

緊張で話せないのは、自分が客観的に見えていないことも大きな原因です。録画して、自分のプレゼンがどうなのかを見ていないのです。その人のプレゼンを見れば、「この人、自分のプレゼンを見たことがないんだろうなぁ」とすぐに分かります。ここで紹介する方法は、たった2回、録画して見るだけです。本番で緊張して死にそうになるくらいだったら、録画して見る努力は、まったく取るに足りません。目的は、自分がどうなっているか知ることです。

〔やり方〕

1 スマホを用意する。

2 家でプレゼンのリハーサルをして、スマホで録画。自分で見る(冒頭3分間でOK)。

3 そして本番でも録画して、あとで見る。

〔本番の録画で、必ず確認してほしいこと〕

・いつまで声や手足が震えていますか? 震えがおさまるのはどんなときですか?

・震えがおさまったり、少なくなるのは、開始から何分後ですか?

・実は「意外に緊張しているようには見えない」ということに気づきませんか?

・自分では気になっているのに、録画では違う点は、何でしたか?

自分では気になることも、意外と他人は気にしていないものです。知り合いの女性が、「せっかく髪の毛を切ったのに夫が気づかない」とがっかりしていました。いきなり大胆にスキンヘッドにしたりすれば「出家するの?」と驚かれるかもしれませんが、身近な家族でも、細かい違いはそれほど気にしていないものです。あなたも、どれくらい他人のことを気にしていますか? そのレベルと同じくらいだと思ってください。

プレゼンで緊張してしまう人は自分のプレゼンのリハーサルを録画することで、客観視できるようになるのでおすすめなのだそう。

日々の生活や大切な局面で緊張して話せなくなるのを気にしている人にはおすすめの本。プレゼンでの緊張を逆に味方につけてパフォーマンスを発揮していきましょう!

※この書籍はKindle Unlimited読み放題書籍です。月額980円で和書12万冊以上、洋書120万冊以上のKindle電子書籍が読み放題になるサービスが初回30日間無料となっております。PCの方はサイドバーのリンクより、スマホの方は下の方へスクロールしていただければリンクが貼ってありますので興味のある方はどうぞ。なお一部の書籍はキャンペーンなどで無料になっていて現在は有料となっている場合もありますのでその場合はあしからず。

 - Book , , , ,