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『私の働き方改革 私は自分の仕事が大好き3』鴨頭嘉人

      2018/11/30

子ども達が早く大人になって 働きたいと思える社会を創る! “価値のある仕事"なんて存在しない。 どんな仕事をするかが大切なんじゃない。 自分の仕事の価値を見つけて、 自分の仕事に誇りを持って、自分の仕事を大好きになろう!

あなたの仕事の価値は?

想像してみてください。あなたの街に、あしたからゴミ収集車が一台も来なくなってしまったとしたら。街はゴミだらけ。家から出たゴミをどこに捨てればいいのかわからない。今まで当たり前だと思っていた生活が、できなくなってしまうんじゃないでしょうか?

残念なことに週7日のうち6日間をゴミ拾いを続け、1日90リットルサイズの大きなゴミ袋が8袋は載るはずの台車7台分ものゴミを拾う彼の仕事に対する思いは、自分を卑下するものであった。ニューヨークの街でごみ収集業者がストライキを起こした時は、わずか1週間でスラム街のようなゴミだらけの無秩序な状態になったという。これを踏まえ、ごみ収集業社の価値が見直され、給料も誰もがなりたいと思わせるだけの高給取りに変わっていったという。日本ではまだそうした動きはないが、サッカーの試合後や、ハロウィンの後始末をボランティアの若者たちが清掃するような活動が少しづつ広まりつつある。ゴミ拾いの価値が認められてきた証拠だ。

マクドナルドのクルーの満足度84%?

「今日のお昼ごはん、どこに行きたい?」子どもに尋ねたら、「マック!マック!」って答えが返ってきたんじゃないでしょうか。お父さんから「マクドナルドに行こうよ!」と誘い、子どもは「仕方ないなぁ。マックにしようか」なんて家族の会話、さすがに想像できませんよね。では、そもそもお父さんお母さんは、ハンバーガーを食べたかったんでしょうか。せっかくお休みの日に外食するのに「マクドナルドか」と、少し肩を落としたかもしれませんね。でもマクドナルドを選んだ。いったいなぜでしょう。

休みの日にわざわざマクドナルドを選択する理由は、ただ一つ。子どもが喜ぶから。僕も小さい頃は、プールにいった帰りや母親の買い物にわざわざついて行って(近所の大型スーパーには一階にマクドナルドが併設されていた)マックのハンバーガーをせがんだりした記憶が。その名残か、たまに無性にあのジャンクフード感を味わいたくなり、大人になった今でもたまに口にすることがあります。そんなクルーたちの満足度は84%と高くサービス業では珍しいケースなのではと思ったりする。

サードプレイスを提供するスターバックスコーヒー

『スターバックスコーヒージャパン』は、イキイキと働くスタッフの割合がとても高い会社だなと僕は感じています。スターバックスは、何を提供するお店でしょうか。もちろんコーヒーなどの飲み物や食べ物を提供していますが、それだけではありません。僕はマクドナルド出身なので、豆やカップ、ストローなどの仕入れ値はだいたい見当がつきます。それからすると、スターバックスのコーヒーの値段は安くはないです。つまり、コーヒーだけ提供するお店なら、お客さんの満足度は低くなります。ではスターバックスの店員さんたちは、コーヒー以外に何を提供しているのでしょうか。それはみなさんがスターバックスに行く理由を考えるとすぐにわかります。

僕がスタバに行く理由は、甘いもの摂取をなるべくガラの悪い連中がいない空間で、読書しながら過ごせる空間を求めてというもの。終日全席禁煙のためタバコをやめてから気になるようになったタバコの匂いとも無縁でいられるのもお店を選ぶ理由です。パートナーの接客態度も一般的なサービス業と比べても総じて高く保たれており、なおかつスタバがみんな大好きなのが伝わってきます。ひとたび求人広告を出せば学生たちがこぞって面接にやってきます。自分たちの仕事に価値を見出しているよい例ではないでしょうか。マクドナルドのようにパートナーの満足度を調べたらマクドナルドのそれよりよい結果が出るのではないかと思います。

「承認は世界を救う」

全員じゃなくてもいい‥‥。誰か一人でも認めてくれるって価値がある。相手を認め、お互い尊重しあえば絶対にうまくいく。だから、私は自分の周りから承認の輪を広げて行こうと思う。今いるスタッフ、これから入ってくる後輩たちに伝えたい。「あなたはあなたのままでいい」「あなたにはたくさんの魅力がある」「あなたの可能性は無限大」私1人で対応できるお客様の数には限りがあるけど、1人でも多くの素敵な美容師を育て、支えれば、たくさんのお客様が幸せになれる。それこそが私のできる最大限の〝愛〟のお返しだと思う。「承認は世界を救う」そう気づかせてくれた会社と美容師という仕事が、私は大好きだ!!

誰にでも承認欲求はある。とりわけ基本的な欲求が満たされている場合にはよりその傾向が鮮明に。色々な業界で働く人たちの仕事に対する姿勢と、自分の仕事が好きな理由をエピソードを添えて紹介する。仕事を辞めたくなった時にこの本を読むと、もう少し踏みとどまって頑張ってみようと思えるかもしれません。

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