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『家族であそぼ!!遺伝子るんるん学び本』

      2019/03/01

東北大学 東北メディカル・メガバンク機構では、小児期から遺伝に興味をもってもらいたいと考え、遊びながら「遺伝」を学べる子ども向け教育ツールとして本書を編さんしました。まちがいさがしや、シールを使って、「遺伝」の世界に旅立ちましょう。

生き物によって、持っている遺伝子の数は違う

わたしたちが生きている地球の上には、たくさんの生き物がいます。生き物によって、持っている遺伝子の数はちがいます。いろいろな生き物がもっている遺伝子の数をしらべてみましょう。生き物は、体をつくる組み立て図の役割をする遺伝子をもっています。

  • 41,377 木(ポプラ)
  • 39,469 とうもろこし
  • 36,525 バナナ(サンジョクバナナ)
  • 32,667 花(シロイヌナズナ)
  • 22,533 ねずみ
  • 20,313 人間
  • 19,602 ふぐ
  • 18,442 かえる(ネッタイツメガエル)
  • 15,508 にわとり
  • 13,918 はえ(ショウジョウバエ)
  • 12,296 きのこ(ヒラタケ)
  •   6,692 酵母菌 パンをつくる時につかう菌だよ
  •   4,051 大腸菌(K-12株)土やうんちの中にいる菌だよ

体の大きい生き物よりも、体の小さい生き物のほうが、遺伝子の数が多いこともあります。歩いたり走ったりする動物よりも、お庭や草むらにいる植物のほうが、遺伝子の数が多いこともあります。

高度に進化した人間だから当然遺伝子の数が多いものと思っていたが、意外とポプラの木とかとうもろこしやバナナの方が遺伝子の数が多いというのには驚き。遺伝子の数を予想するこのワークでは、巻末にある生き物のシールを一番遺伝子が多いと思われる生き物を順番に五番目まで貼って答えることができて、ヒントも載っています。小さなお子さんと一緒になってシールを貼りながら親御さんも予想して見てください。

DNA

生き物の体を作る組み立て図の役割をするのが遺伝子でしたね。遺伝子はどのようなもので作られているのでしょうか。遺伝子は、DNAというもので作られています。DNAは、私達の体のどこにあるのでしょう?私達の体の中のミクロの世界にドクターすにっぷが案内します。

①細胞 わたしたちの体は、たくさんの細胞でできています。細胞の中には、核という部分があります。

②染色体 核には長い長い糸があります。糸がかたまって見えるとき染色体と呼びます。その糸をどんどんほどいてみると、ほどいた糸は2メートルあります。この糸の正体がDNAです。

③DNA DNAにはA、T、G、Cの4種類の暗号がたくさん並んでいてずっと長く続いています。

4種類の暗号 アデニン(A)チミン(T)グアニン(G)シトシン(C)(A、T、G、Cは化合物の名前をあらわす頭文字)

AとT、GとCがくっつきます。他の組み合わせはくっつきません。DNAはわたしたちのからだを作るための大切な部品なんですよ。

4種類の暗号が複雑に絡み合って僕らの体は作られている。漠然としか知らなかった遺伝子のことがわかりやすく解説されていて、これなら子供でも理解できると感じました。お子さんが、生き物に対してなんで?と疑問を持つようになったらこういった本を一緒に学ぶ感じで読んであげると良いと思います。全46ページの薄い絵本のような書籍で文字も大きく全てに振り仮名を振ってあるのでお子さん1人でも読める配慮がしてあります。

タンパク質

私たちは食べ物からタンパク質を体に取り入れています。自分の体の中でもタンパク質を作っています。私たちの体は、たくさんの細胞でできています。タンパク質はその細胞の中で作られます。タンパク質が体の中で作られる仕組みを見てみましょう。タンパク質は、生き物の体を作る主な材料となります。

ステップ① 転写‥‥暗号をコピーする DNAの中のタンパク質を作るために必要な遺伝子情報をRNA(RNAは遺伝子の親戚です)にコピーします。

ステップ② 翻訳‥‥暗号を解読する RNAの情報からアミノ酸の連結が作られます。アミノ酸の連結がタンパク質です。

このようなステップを踏みタンパク質が体内で生成されます。これは全ての生き物に共通する仕組みで「セントラルドグマ」と言います。

体質

私とみなさんとでは、顔や体の大きさがちがっています。顔や体の大きさなど、その人ならではの特徴を「体質」といいます。体質のちがいは、どのように決まるのでしょう?

遺伝子の違い(遺伝要因)によって、体質のすべてが決まるわけではありません。何を食べているか、どんな気候の中で生活しているか、いっぱい寝ているかなど、みんなの生活のしかた(環境要因)によっても決まってくるのです。

ワークシート1〜4で子供でもわかるような簡単な言葉で遺伝子について学ぶことができます。お子さんだけでも読み進めることはできますが、親御さんも一緒になって学ぶのが良いと思います。大人でも専門外の人では知らないことが多かったです。

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