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仕事の思想 なぜ我々は働くのか|田坂 広志

働く意味を見つけるために必要なものを教えてくれる書籍。人によって異なる働き方や労働に対する考え方。多種多様だからこそ、自分でその意義を見つけていかなければ、僕のように底辺になって行きますよww

仕事の報酬を見誤らない

私たちが一生懸命に仕事に取り組んでいると、あたかも山登りのように、高く登るにつれて新しい世界が見えてくるのです。だから、「仕事の報酬を見誤らない」ということが、とても大切であると思います。特に、その最も高みにある世界を見失わないことが、大切であると思います。 「仕事の報酬は、成長である」その世界を見失わないことが大切です。なぜならば、「人間としての成長」とは、決して失われることのない報酬だからです。たとえば、仕事の報酬としての「給料」や「地位」は、給料を使い、地位から退けば、その報酬は失われてしまいます。また、身につけた職業人としての「能力」も、時とともに腕が落ちることもあるでしょう。新しい技術の出現によって陳腐化してしまうこともあるでしょう。そして、「やりたい仕事」や「やりがいのある仕事」という意味での 「仕事」という報酬は、そもそも、かならずしも得られるとはかぎらない報酬なのです。なぜならば、現実の社会での仕事であるかぎり、さまざまな困難や障害に突き当たることもあり、それが成し遂げられるとはかぎらないからです。しかし、「人間としての成長」という報酬だけは、決して失われることのない報酬なのです。仮に困難や障害に直面して仕事そのものが挫折したとしても、その困難や障害と格闘するなかで、かならず人間というものは成長していくことができるからです。だから、私たちは、「人間としての成長」という報酬を見失わないようにしなければなりません。

どんな仕事でも、こなしているうちに困難や障害にぶち当たることがあります。そんな中、踠いて足搔いて得られた結果はあなたを成長させることでしょう。この人間としての報酬は得がたいものであり、金銭や地位などと違い一生自分にプラスの価値を与えてくれます。困難を克服した経験は事故を成長させるだけにとどまらず、これから起こりうる困難へのアドバンテージになるでしょう。

「夢」と「目標」の違い

成長していくためには、具体的な目標が不可欠です。しかし、実は、具体的な目標だけでは、不十分なのです。なぜでしょうか。なぜならば、成長していくためには、「力を振り絞る」ことが必要だからです。そして、「目標」だけでは、力を振り絞れないからです。さきほどの「棒高跳び」の例で述べましょう。練習に取り組む選手にとって、単に 「はい、次は、何メートルの高さ。さあ、飛んでみなさい!」と言われただけでは、本当の力は出ません。彼が、本当に力を出しきって跳躍するためには、やはり、その具体的な「目標」であるバーの向こうに「夢」がなければならないのです。彼は、その跳躍のとき、バーの向こうに「夢」を見ているのです。それは、ときに「県大会での優勝」であったり、 「歴史に残る記録」であったり、それぞれではありますが、そこに、たしかな「夢」を見ているのです。そして、その「夢」があるからこそ、人間は力を振り絞ることができるのです。だから、このように、人間の成長にとっての 「夢」と「目標」の役割の違いを理解しておくことが大切です。それらは、どちらも、人間の成長にとって必要不可欠なものです。しかし、それぞれの持つ意味と役割が違うことを理解しておかなければなりません。

目標設定をするときその先に夢を設定しているのとそうでないのとでは段違いのモチベーションをの違いが生まれます。目標は数値設定で夢は数字の先に得られるものを設定すると良いでしょう。

夢を実現するのは誰か

夢を描き、夢を語ることによって成長していくことの大切さ。若き日に夢を語りあった友人を持つことの大切さ。職場の仲間とともに夢を描き、力をあわせて歩んでいくことの大切さ。そうした話をしてきました。しかし、そのなかでも、特に力を込めて申し上げたのは、「本気で夢を実現しようとして歩むこと」の大切さでした。「一生懸命に夢を実現しようとして歩むこと」の大切さでした。その本気さや一生懸命さがなければ、私たちは、たとえ夢を描いても、単なる「夢想家」になってしまい、ひとりの人間として成長していくことはできないからです。しかし、こうした私の話を聞かれて、皆さんのなかに、次のような疑問を持つ方がいらっしゃるのではないでしょうか。「しかし、どれほど本気で夢を実現しようとしても、どれほど一生懸命に夢を実現しようとしても、その夢がかならず実現するわけではないだろう。その夢が破れることもあるだろう。そのとき、我々は、どうすればよいのだろうか」そうした疑問です。しかし、私は、皆さんのそうした疑問に対して、逆に、ひとつの問いを提出しておきたいのです。その夢を実現するのは、いったい誰か。その問いを提出しておきたいのです。

夢を語ると言うとなんだか青臭いと思ってしまうこともあろうかと思いますが、本気で物事を成そうとする際にはこれほど強い動機はありません。かっこ悪くてもいい、夢を語りましょう。

働く上で必要な仕事に対する思想を語った書籍。なぜ我々は働くのか?と言う素朴な疑問を紐解きながら、夢や目標に近づく働き方を考えます。あなたの仕事に対するスタンスを見直して働く意欲に変えていく方法がここに。

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