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人生を変える見えないボタンの見つけ方|江頭 俊文

誰もが成功したいと望みますが、それがうまくいかないのが世の常。それを可能にするには見えないフォルターのようなものがかかっていてそれを有効に使うにはボタンが必要な場合も。そんなボタンを見つけていこうという書籍。

見えないボタンの話

あなたは彼女を助手席に乗せて、車を運転しています。お昼近くになり、空腹感を覚えたあなたは、そろそろここらで食事にしようと考えています。そんなあなたの視界に飛び込んでくるのは、当然、食事ができるレストランや喫茶店ですよね。一方、助手席に座っている彼女は、まったく違うことを考えていました。大事な取引先への振り込みを忘れたことに気づき、ずっとそのことで頭がいっぱい。食事のことになんて気が回らず、視界に飛び込んでくるのは銀行ばかり。さて、そのとき二人は、同じ景色を見ていたのでしょうか? 二人に聞けば、きっと「そうですよ、同じ車に乗っていたのですから」と答えるでしょう。でも、それぞれが見てきた映像をスクリーンに映し出して見ることができるとしたら、お互いに「こんなところを見ていたの?」と驚くかもしれません。私たちには、興味のあるものだけを選び取って見たり聞いたりできるという能力があります。でも別の言い方をすると、それは、 現実を、自分の見たいようにしか見ていない、 ということです。だから人は、レストランを探しているときは、レストラン以外のものは目に入ってきません(妊娠すると町中妊婦さんだらけのように見えるそうです。そのご主人までもというから驚きです(笑))。こんなとき、人はある種のフィルターをかけて世の中を見ています。そのフィルターをかけると「見えるようになるもの」があるのですが、同時に、そのフィルターのせいで、人は「見えない世界」も生み出してしまうのです。

見えないフィルターで見えるものも見えない状態に陥る場合、それに気づくまで延々と続くループに囚われてしまうことも。そうならないために、あらゆることにアンテナを張っていきたいものです。僕はその方法としてSNSや書籍を活用しています。SNSではなんとなくトレンドがわかりますし、書籍は体系的にいろいろなことを学べます。カメラのレンズのように必要なものを見るために複数のレンズを持っておくのもひとつの解決策です。

スコトーマ

「本当はあるのに見えていないもの」を、専門用語では、盲点、またはスコトーマなどといいます。人の視界には、常に盲点が存在します。同じように、考え方にも盲点があるようです。例をあげましょう。新宿にいる人に、 「ここから横浜まで 10 分で行けますか?」と聞くと、ほとんどの人が無理だと言います。新宿から 30 キロ以上離れた横浜へ行くには、電車や車を使ってどんなに急いだとしても、 30 分~ 40 分はかかるからです。では、質問を変えましょう。 「10 分で(新宿から)横浜まで行かないと命がないとしたら、どうしますか? どんな方法でもOKです」  と聞くと、ヘリコプターとか、どこでもドアなどの案(笑)が出てきます。人間の脳は、いったん「できない」と判断すると、「できない理由」を瞬時に並べあげる、高性能のコンピュータのような能力をもっています。ところが同じようにできるというスイッチを入れると、できる理由を瞬時に考えつく能力も同時に持ち合わせているのです。

問題が発生した場合や壁にぶち当たった時、できない理由を探すのではなく、どうしたら解決できるかだけを考えると案外良いアイデアが出ることも。人間、楽な方に流されがちなので、どうしてもできない言い訳を考えがちだという事実を常に頭の片隅に置いておくと良いでしょう。問題が解決できた際はそれをアウトプットしておくと、次に同じような局面にあったときや、同じ悩みを抱える人の助けになることもあるでしょう。

情報のフィルター

情報は、量より質が大切です。そして大量の情報が溢れている現代ならではの盲点は、情報の集め方というか「フィルターの種類」のようなものです。例えば、品数の少ないスーパーで買い物をすると、誰が買い物しても似たり寄ったりになりそうですが、巨大なスーパーでの買い物となると、違いが顕著に出てきます。 違いを生み出しているものの正体は、選ぶ人の嗜好……フィルターの種類です。多様な商品が溢れている巨大スーパーと同じように、情報が氾濫している時代には、情報を集める人の嗜好が、情報の質にダイレクトに反映してくるのです。検索エンジンなども、その傾向に拍車をかけます。検索欄に言葉を数個入れただけで、過去の事例から機械的に選びとった語句がずらりと並びます。入力したキーワードというフィルターがかかった、限られた情報であるにもかかわらず、まるで、「この中から選択しなさい」とでも言わんばかり。まるで「自分で考える選択肢はありませんよ」と強要されているようです。その結果、嗜好の偏ったパターンを繰り返す人間が生まれるのではないかと思うと、ちょっと、ゾッとします。

最近ではGoogleのアップデートなどにより、検索上位にくる情報は大抵使えるものとなっています。人を釣るようなタイトルをつけて中身のない記事でPVや広告収入を得ようとする人は排除されるように。情報のフィルターという意味でも世の中は日々進化しています。

人生を変えるにはより多角的な視点を持ち、世の中の変化に柔軟に対応することのできるスキルを身につける事が必須となっています。見えないボタンを押す事で見えてくる世界がそこにはあります。

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