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人生で起こることすべて良きこと 逆境を越える「こころの技法」|田坂広志

逆境に立ったとき人は成長のチャンスと捉えられるかで人生が決まる。人生で起こることは全て自分にとって意味のあること。過去に失敗していたならそれが指針となることも。逆境を乗り越える「心の技法」で道を切り開いていきましょう。

なぜ、日本人は、「逆境」を尊いものと思うのか

現代でも、そうした「肯定的な逆境観」は、一流のプロフェッショナルの間では、ごく自然に語られています。一つの象徴的なエピソードを紹介しましょう。これは、他の著書でも、しばしば紹介しているものですが、野球のイチロー選手のエピソードです。彼が、二〇〇四年に「年間安打二六二本」の史上最高記録を達成する前のことですが、アスレチックスのハドソンという投手に、何試合も抑え込まれました。そのとき、あるインタビュアーがイチロー選手に、こう聞いたのです。「イチローさん、あのアスレチックスのハドソン投手は、できれば対戦をしたくない『苦手のピッチャー』ですか?」この質問に対して、イチロー選手は、こう答えました。「いえ、彼は、私というバッターの可能性を引き出してくれる素晴らしいピッチャーです。だから、私も練習をして、彼の可能性を引き出せる素晴らしいバッターになりたいですね」 ── なるほど……、さすがイチロー選手ですね。彼にとって、「苦手のピッチャー」は、自分の可能性を引き出してくれる「素晴らしいピッチャー」なのですね。 田坂  そうですね。そして、このエピソードは、単なる「野球論」を超え、深い「人生論」ですね。このイチロー選手の言葉は、我々が人生において「逆境」というものを、どう受け止めるべきか、どう捉えるべきかについて、大切なことを教えてくれています。 「逆境」とは 自分の可能性を引き出してくれる 素晴らしい「成長の機会」である  イチロー選手の言葉は、そのことを教えてくれているのですね。 ── そう考えると、このイチロー選手の言葉は、先ほどの山中鹿之介の言葉、「我に、七難八苦を与えたまえ」と 繋がるものがありますね。

逆境に立ち向かうその姿勢は最近の日本人に少しかけている面かもしれない。僕は壁があるとすぐに諦めてしまう癖があるので壁がない道を探す術に長けている。一生懸命壁を超える努力をするのもいいが、すぐ横に壁が途切れた道があることもある。それを知った上で逆境に立ち向かうのがいいだろう。視野を大きく持ってベストなルートでことを成し遂げよう。

人生の分かれ道で、真に「運命」を分けるものは何か

ある男性が、米国に出張中、自動車を運転していて酷い交通事故に巻き込まれ、大怪我を負い、運び込まれた病院で、左足を切断する結果になりました。本人は、「一瞬の事故で、人生を棒に振ってしまった!」と悲嘆の底にありましたが、日本から駆けつけた奥さんは、病室に入るなり、何と言ったか。その奥さんは、旦那さんを抱きしめ、こう言ったそうです。「あなた! 良かったわね!命は助かった!右足は残ったじゃない!」これは、実際にあった話ですが、この話は、我々に、大切なことを教えてくれます。何が起こったか それが、我々の人生を分けるのではない 起こったことを、どう「解釈」するか それが、我々の人生を分ける。すなわち、人生で起こったことを「解釈」する力、「解釈力」。それが、我々の人生の分かれ道で、真に「運命」を分けるのですね。 ── なるほど……、人生の「解釈力」ですか……。 このエピソードは、「コップに残った半分の水」の喩えに似ていますね。「もう半分しかない」と考えるか、「まだ半分ある」と考えるかですね?

物事は捉え方次第、視点次第で見え方が大きく変わってくる。命が助かって良かったと思うか、大怪我を嘆いて絶望するかはあなた次第。

なぜ、「成功」や「勝利」の時、我々は学べないのか?

人間は、「順境」のとき、「成功」や「勝利」のとき、必ずと言って良いほど、心に「慢心」が忍び込むのですね。それは、悲しいかな、我々人間の姿です。たとえ「勝って 兜 の 緒 を締めよ」と自戒し、表層意識では、「謙虚であろう」と努めても、その「慢心」は、密やかに、深層意識に忍び込むのですね。そして、その「慢心」が、目を曇らせる。特に、「成功」や「勝利」で有頂天になっているときは、自分が見えなくなってしまう。そのため、その体験を冷静に振り返り、そこから、学ぶことも、成長することもできなくなってしまうのですね。逆に、「失敗」や「敗北」のときは、たしかに辛く、苦しい状況ではありますが、人間は、自然に「謙虚」な気持ちになっているので、その体験から、深く学び、成長していけるのです。

慢心はその後の成果を小さくしてしまう。ブログでもある程度まではPVを伸ばせるが、一定まで行くとその内容が薄いとアクセス数は伸び悩んだり、僕のように減少に転じたりする。何がいけなかったのかを分析、検証してより良いものにしようという意識を常に持っていないとすぐにダメになってしまう。

逆境を乗り越えるための「心の技法」。道を切り開くための気づきを得るための50の言葉が人生で起こることは全てプラスになる様なマインドセットにしてくれます。

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