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中国に喰い潰される日本 チャイナリスクの現場から|青木 直人

少し前からチャイナリスクという言葉をよく聞くようになってきた。市場規模も大きく世界でも我が物顔で振る舞うことが多くなってきた中国。中国の暴走をアメリカもなかなか止められない現状。アジア地域やアフリカは中国の影響力が及ぶ範囲が拡大。ますます中国に食い潰される形に。今知っておきたい中国に関する機器的状況を具に解説していきます。

「言論統制」と「自主規制」

中国に批判的な話が漏れてこないだけではない。そうした報道に対する広告掲載を拒否する企業も現れている。日本を代表するトップ企業であり、長年にわたって対中国投資を続けてきた松下電器グループが一例である。彼らは日本国内の媒体に広告を掲載する場合、それが中国に批判的な記事を掲載しているのかどうかを判断材料にしている。ある松下関係者はこう話す。 「中国に工場をもつ日本企業にとって、中国を批判する雑誌に広告を掲載するということは実にリスキーなのです」事情をさらに詳しく聞いてみると、「中国ビジネスで利益をあげていることもあって、中国批判をして当局からにらまれている雑誌に広告をだすことは、その主張に賛同しているのかと中国に受け止められる可能性がある」「中国側に悪印象を持たれるのが怖い」と声をひそめる。松下関係者が具体的に名前をあげたのは、小学館が発刊する隔週誌『SAPIO』のことだった。同誌は中国や北朝鮮に対して、はっきりモノをいう編集方針を堅持している雑誌だが、それだけに中国当局には苦々しく思われている。中国メディアが同誌に言及する際、いつも、「日本の右翼的時事雑誌」(中国通信社から引用)の肩書がつく。そればかりか、私の友人には、入国検査の際に中国の税関に、スーツケースにあった『SAPIO』だけを没収されたものもいる。まだある。SAPIOのロゴの入った封筒で雑誌を送った場合も没収である。

中国に進出している企業が国内でも中国に配慮して広告を打っているなんて知らなかった。確かに一部地域を批判するようなCMは好ましくない。中国だけでなく世界に配慮する必要がありそうだ。来日した際ホテルでつけたテレビから自国批判とも取れるCMが流れてきたらどこの国の人でも気分を害するだろう。中国だけというのはちょっとおかしい。

チャイナリスクの最前線から

日本企業に特有のリスクは、反日教育によって中国人民の怒りの標的になりやすいことだ。やがて二〇〇八年には姿を現す上海の「上海環球金融センター」にもその種の危険性が内包されている。消費者は外資の進出を大歓迎するし、雇用と税収が確保できる中国政府も笑顔で彼らを迎える。だが生産者は違う。資本と技術で圧倒する海外の優良企業が相手となれば淘汰は確実に訪れ、彼らは職を失う。二〇〇五年四月の反日デモのきっかけは「新しい歴史教科書をつくる会」にアサヒビールが経済支援を行っているという新華社系メディア『国際先駆道報』の誤報に始まる。ニュースを受け、東北の長春などでアサヒビールが商店の陳列台から撤去されたが、それを強く要請したのは「中国チェーンストア協会」という流通ネットワークで、提案は上海の民族系スーパー「農工商集団」だったという。彼らは日本製品不買の口実に「反日」を利用したのである。このように中国でビジネスをする上でのリスクは多岐にわたっている。中国進出を考える企業人は中国への幻想を捨て、こうしたリスクを念頭に置くべきである。中国に喰われ続ける覚悟と共に。

海外に進出している企業にとって外交的にうまくいかなくなると、不買運動などが起こり大変な打撃を受ける。ついこの間も韓国で日本の製品を買うのをやめようと、不買運動が起こりダメージを受けたばかりだ。

海外からの投資

海外からの投資と海外への輸出市場に依存した中国経済は、 脆弱 だった。経済政策をめぐって、最高指導部のなかにも対立が見えはじめ、直後にソ連東欧諸国が解体、消滅した(事件発生直後、最高指導者の中には、ソ連に亡命することを真剣に口にする人々もいたことを私は確信している)。中国社会主義は孤立無援のまま漂流し、国内経済もスタグフレーション化の様相を見せていた。 小平が、再び立ち上がった。一九九二年、衰えた肉体に鞭打ちながら、 は広東省の深 や珠海、上海を視察した。繁栄する特区で、彼は叫んだ。共産党政権の生き残りはここにしかない。繁栄なしに、国民は共産党を支持しないだろう。資本主義とか社会主義とかの論争はもういい。生産力を上げるものは、いいものなのだ、と。 の最後のメッセージは、革命を放棄せよという内容だったのだ(南巡講話)。

中国は日本からの経済支援を受けつつ大きく飛躍したことを忘れているのではなかろうか?国際協力の枠組みの中で日本からも多くの支援が中国に。それが大きくなった中国は我が物顔でアジアを席巻している。中国に食いつぶされる日本というチャイナリスクの現場から‥‥。

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