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ソーシャルメディアの生態系|オリバー・ラケット,マイケル・ケーシー

      2019/07/01

フェイスブック、ツイッター、インスタグラム、スナップチャット、ユーチューブ。たった10年ほどで、ソーシャル・メディアは私たちの生活の中心に躍り出た。名もないティーンエイジャーが一夜にしてセレブの仲間入りを果たす時代になった。人々のアイデアはハッシュタグや写真や動画を介して広まり、一夜にして世論を形成するようになり、変化の遅い従来型の企業はついていけなくなっている。ビジネスにおいても、フェイスブック「検閲」などの問題を指摘しつつも、もはやSNSを抜きにしたマーケティングはありえなくなっている。
こうした変化の先に何があるのか。テクノロジー、マーケティング、イノベーション、コミュニケーション、あらゆる面で世界が変わる。衝撃のSNS「新・進化論」!イノベーションやマーケティングに関心のあるビジネスパーソン必読の書。

「レベニューシェア」という考え方

ブロードバンド接続がーーそしてのちにはストリーミングの技術がーー定着すると、ソーシャルメディアにとって第二の巨大な戦場は、動画に移行した。私もレヴァーを通じて動画の世界に直接関与した。私たちはーーそしてのちにユーチューブを設立するペイパルの元従業員の3人はーー人々の動画を扱うには別のサイトが必要だと認識していた。個人のウェブサイトは普通、通信容量を確保することができなかったからだ。だが、私が何より誇りにしているのは、「レベニューシェア」という考えを最初に打ち出し、「作品が生み出した広告料の一部を、作品を提供した人々に支払う」という枠組みを作ったのが他ならぬ私たちだということだ。私たちはそれこそが、良いコンテンツを生み出す道だと考えていた。そのアイデアを認められて、初期にいくつかのイノベーション賞も授与された。

今では一般的となった動画の合間に入る広告による収入。動画を作成するクリエーターにとって欠かせないものとなってきている。最近では広告収入を得られる対象が一定程度のチャンネル登録者数や再生時間を満たした人のみとすることで多くの底辺ユーチューバーは広告収入が得られないような仕組みになってしまった。これは新たにユーチューブで配信しようと考える人にとって一定期間無報酬で動画を投稿せねばならず、モチベーションの低下や、脱落にもつながるような仕組みになってしまった。

ソーシャル・オーガニズム

ソーシャル・オーガニズムという構造のいちばん原初のレベルに存在するのは、大きく言えば「影響を与える者(インフルエンサー)」と「ついていく者(フォロワー)」の二つの役割だ。だがその段階からわずか数年で、もっと複雑でにっちな役割がつぎつぎ出現してくるのは読者もご存知のとおりだ。その中には、既存のアイデアを新しい派生的な芸術に転換させるーーこれは「ハイブリッド・ミーム」と考えていいだろうーーアーティストやクリエーターのほか、いわゆる「荒らし」やその他の破壊分子など、ネット上の思想の流れに挑戦したり、方向を変えようとしたり、のみ込んでしまおうとしたりする人もいる。各々の存在は他者に依存しており、それぞれのあいだの相互作用がなかったら、ソーシャル・オーガニズムという生命体は生きていくことができない。あるいはバランスを保つことができない。

ネット上で、他者に対して攻撃的な発言をする人たちがいる。ネットと言う大海では思わぬところにアンチがいたりして、日々そうしたアンチの活発な活動によってネットが荒れたり炎上したりしている。社会的にNGな行動をした人に対しては容赦無く「叩き」が行われ、その叩かれた当人はいつの間にかネットの端っこの方に追いやられていく。それを高みの見物をするのが面白いと言う人のニーズに応えたものだ。

フェイスブックの衰退

おおかたの若者は、フェイスブックのアカウントを閉じようとしているわけではない。その他のサイトで自分のデジタル・アイデンティティを主張するためにも、フェイスブックのアカウントをなくしてしまうわけにはいかないのだ。だが、彼らがフェイスブックを利用する頻度はずっと少なくなっているし、利用の仕方も変わってきている。だから、若者の〝移住〟がフェイスブックにとってどれくらい痛手になるのかは、はっきりわかっているわけではない。

フェイスブックは若者の利用頻度がだんだん少なくなってきていて、その使用用途もずいぶん変わってきている。僕は早々にアカウントを完全削除してしまったので最近の人がどのようにフェイスブックを活用しているのかは知る由も無いが、他のSNSとの連動性などからもアカウントを完全に閉じると言う選択肢は無いのかもしれない。僕はブログもやっているが、ブログ開設当初は色々な身の回りの記事を載せていたが、最近ではもっぱら、読んだ本の感想をアップするだけのレビューサイトになってしまいました。その他の記事はInstagramがその役割を引き継いでいます。

今では手放せなくなったソーシャルメディアについて様々な視点からその生態系を解き明かしていきます。ソーシャルメディアの歴史から、未来まで、GAFA後のビッグピクチャー、人類の生存戦略は全て書き換えられる!

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