Book

お役所バッシングはやめられない|山本 直治

お役所バッシング一度はしたことがあるという人も多いのではなかろうか?例えばあんだけ職員がいるのに、窓口一つで手続きが完結しないでたらい回しにされたり。最近ではサービスも向上しつつあり、職員の対応も良くなってきている気がするが。どうしてお役所バッシングが止まらないのかをバッシングリテラシーを身につけることで解決する書籍。

お役所バッシングは終わらない

日本人の国民性として、横並び意識が強くほかの人と一緒であることに安心するという話はよくいわれます。役所・公務員へのバッシングもその例にもれず、ひとたび「バッシング祭」が始まるとマスメディアの論調も含め、世の中がそれ一色になってしまいがちです。現役公務員とその理由について話していると「役所を叩けばテレビの視聴率は上がり、新聞や雑誌は売れるからだ」と言われることもあります。たしかに、世論の特性を考えれば、役所を叩く内容にしたほうが国民にわかりやすいうえ、ニーズに合う(溜飲を下げられる)ことは間違いないでしょう。しかし、そもそも役所とマスメディアの間には、記者クラブ制度を通じて前者が後者に取材の便宜を図りつつ、後者もある程度は前者の情報コントロール下に置かれるという癒着関係が存在しています。実際、私も複数のマスメディアの「クラブの記者」から取材を受けた経験がありますが、彼らは公務員と接点が多く実情も知っているために、ほとんどの人が役所に同情的です。それでいて時折、大手マスメディアもお役所バッシング一色になってしまうのはなぜなのか──。この疑問については、新聞業界に厳然と存在する横並び主義が原因となっているのではないかと、ある「クラブの記者」が教えてくれました。

僕も働いていた頃、各種手続きで役所に赴く際、一つの窓口で完結せず階をまたいでたらい回しにされたことから、お役所バッシングをしていたことがある。こうしたサービス業であるという認識が最近では備わってきたのか、手続きが以前よりシームレスになったと感じる。しかし、いまだにその厚遇からかお役所バッシングは終わらない。

こんなバッシングが役所の政策を歪めている

物事には賛否両論が付きものですから、判断するなら両方の話を聞いて決めるというのは当事者感情からみても極めて妥当な行動です。しかし現代を生きる我々は世論を形成する際にそれができているでしょうか。たとえばライブドア事件、村上ファンド事件などのように、ここ近年マスメディアの度重なる報道で世間を騒がせ、最終的に当事者が検察に逮捕され起訴に至ったいくつかの経済事件はどうでしょう。これは私企業・私人の起こしたことに対して「ケシカラン」的な世論が形成されつつ、最終的に司法手続きに至ったものともいえます。実はこうした事件の当事者となった人たちの中には、のちに自分の言い分や事の経緯を本にまとめて世に訴えている人がいます。有名なところでは元外交官の佐藤優さんの『国家の罠』やライブドア事件の堀江貴文さんの近著『徹底抗戦』があります。また世間をにぎわせた度合いはこれら二つほどではありませんでしたが、害虫駆除会社「キャッツ」の株価操縦事件で逮捕・起訴された公認会計士の細野祐二さんも『公認会計士VS特捜検察』という本を出して自身の無実を訴えています。どの本もそれなりに分量があり内容も複雑ですが、それが世間からのバッシングにあった側の言い分です。こうした本の読後のレビューをインターネットで拾ってみると、マスメディアの報道からは伝わってこない情報が見えたという意見も出ています。ちなみに、これらの事件はみな経済犯罪です。明らかにわかりやすい殺人、傷害などであれば「やった、やらない」で白黒が付けやすいというのもわかりますが、経済犯罪はそうではありません。本当のところをいえば、一般人の多くはこれらの事件について何がどう悪いのかを十分に理解していないのではないでしょうか。

世の中に不満に思っている人は一定数いていつもその攻撃対象を探しているのだ。スキャンダルや事件の容疑者など、場合によってはいわれのないバッシングを受けることだってある。特にSNSが浸透している現在では情報が一人歩きをして冤罪の火消しが上手く機能しない場合も。炎上のほとんどはマイノリティであるごくわずかな人によって起こるので炎上しているなと思ったら、その事象の真偽を疑うクレバーさが必要だ。

マスコミも高給取りだし既得権益も持っているのにバッシングの対象にならないのはなぜか?

既得権で高給サラリーマンを切れないのは役所だけではない。マスメディア(テレビ局・大手新聞社・大手出版社)および大手広告代理店の従業員の給料が高いという話は一般的に知られていますが、正直いって、彼らの年収は公務員の中で最も高給といわれるキャリア組ですら比較にならないほど高いのです。

マスコミ報道も最近ではコンプライアンスギリギリのものが多いような気がする。事実を面白おかしく加工してエンターテインメントに仕立てるのがマスコミで、そこにスポンサーなんかが絡むとあらぬ方向へ。

役所ばかりバッシングの対象になるのはバッシングを受けてもものを言わないからではなかろうか。マスコミのように厚遇でも叩かれたら反撃してくる輩は攻撃対象になりにくいのではと思う。

※この書籍はKindle Unlimited読み放題書籍です。月額980円で和書12万冊以上、洋書120万冊以上のKindle電子書籍が読み放題になるサービスが初回30日間無料となっております。PCの方はサイドバーのリンクより、スマホの方は下の方へスクロールしていただければリンクが貼ってありますので興味のある方はどうぞ。なお一部の書籍はキャンペーンなどで無料になっていて現在は有料となっている場合もありますのでその場合はあしからず。

created by Rinker
¥700 (2020/09/25 01:49:03時点 Amazon調べ-詳細)

-Book
-, , , ,

© 2020 51Blog Powered by AFFINGER5