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「自信が持てない人」の心の奥に潜む、深層心理を解き明かす

      2018/08/14

「他人の目が気になる」「嫌われるのが怖い」と、自分の気持ちをいつわってしまう――そんな人の心の奥に潜む、深層心理を解き明かす。あなたの周りの人、家庭、行動を見つめれば、心が少しラクになる。

心を開いてうちとける人をもっているか

慈善事業をしていても、それだけでは心の温かい人と私は思わない。もちろん慈善事業は「立派なこと」である。今はその点について話しているのではない。自分を立派に見せるために、慈善事業をする人もいるのである。私が温かい人と冷たい人を見分ける基準は、その人が胸襟を開いて語り合える人をもっているかどうか、ということである。それが友人であろうと、恋人であろうと、妻であろうといい。誰であっても、とにかく心を開いてうちとけ合える人をもっているかいないかが、心の冷たさと温かさを見分ける私の基準である。「立派なこと」をいわなくても、またやっていることを見るとあまり立派であるとばかりいえなくても、心の温かい人はいる。良い子、良い生徒、善良な市民でも、心の冷たい人はいる。それは他人にはわからないだろう。もし、われわれが一日二十四時間その人を観察していれば、善良なる市民の行動の中にも頭をかしげることがあるかもしれない。しかし、われわれは他人を一日二十四時間見ているわけではない。

インターネットが普及して以降、ネットでのみ胸襟を開いて語り合える友達がいるという人は増えているのではなかろうか?アカウントを複数持って、それぞれキャラクターを出して人と接する人もいるぐらいだ。ネットは深みにハマろうと思えば、いくらでも深く物事を追求できる場所。それによって救われる人が多い一方、怪しげなコミュニティーに入ってしまうと高額な商材を売りつけられたり、高額なセミナーへの勧誘をしつこくされたりとデメリットも多い。僕のInstagramのアカウントにもたまにそういった勧誘のDMが来たりする。もちろんスルーだが。

重荷がもたらす「心の病」へのプロセス

うつ病者は幼児期から他人のために奉仕しながら、他人の攻撃を怖れ、嫉妬を避けようと自分を安売りし、その安売りにずるい人が集まる。安売りに集まった人達も、昔と同じように「われわれは皆一緒だ」といって、その人を利用する。情緒の成熟の機会はなく、ついに心の病に倒れる。これがうつ病者の病に至るプロセスではないだろうか。小さい頃から一家の経済的負担を背負って働く孝行息子というのがよくいる。時にはあまりの大きな負担に挫折することもある。しかし、これは外からもよく見える。小学校からアルバイトをし、中学校ではアル中の父親から母を守って働き、弟や妹を世話する。自分は働いて弟や妹を学校にやる。こんな孝行息子の話はよく聞く。それは確かにたいへんなことである。しかしどちらかというと、人々はこのような経済的負担のかかる子供にのみ注意しがちである。ところが、経済的負担を背負った子供と同じように、あるいはそれ以上に辛い人生を歩んでいるのが、精神的負担を背負わされた子供である。経済的負担を背負った子には 惨めなことも多いが、ほっと安らぐ時もあろう。しかし精神的負担を背負わされた子は辛いことだけで、それ以外には何もない。あるのは惨めさだけである。そして、惨めさだけであるにもかかわらず、家族内では惨めさを意識することすら禁止されている。それよりも自分より幸せな子供はいないと感じるように強制されている。

うつ病患者にかかわらず、心の弱い僕のような人は、他人の攻撃を恐れて、なかなか自分を表現できないことが現実世界では多いような気がする。「我々は皆一緒だ」などという妄言に従っていると次第に心はすり減り病気になってしまう。人はそれぞれ違うものだし、最近ではダイバーシティーが叫ばれる時代となり、より個性を重んじる風潮になって来ているのに、逆のベクトルを持った人たちもまた存在するのも事実。

自分にないものではなく、あるものを見よ

私は以前よく、自分にないものではなく自分にあるものに気をむけろ、と書いた。私にはこれがない、あれがない、とないものばかり数えあげないで、私にはこれがある、あれがある、と考えろ、ということである。私にはお金がない、とお金のないことばかり考えて、不幸になる人がいるような気がした。そこで私は、私にはお金がないけれども健康がある、と考えたほうがいいと主張したのである。私は美人ではないけれども友達がいる、という具合である。確かにその通りだと思うが、今考えてみると、どうも幸福な人は、自分に欠けているものをあまり問題にしないようである。つまり、自分に欠けているものを問題にしないから幸福なのではなく、幸福だから問題にしない。お金がないから不幸なのではなく、もともと不幸だからお金のないことが気になる。

僕は年収が200万円に満たないが、住む場所と食べるものに困るわけではないので、下手なサラリーマンより小遣いが多かったりする。自分にはお金の代わりに有り余る時間があると考えると案外良い生活が送れているとも思えるように。

「自分に自信が持てない」そう感じている人は多いだろう。そんな人を心理学からのアプローチで心を解き放つ書籍。心が少しラクになる処方箋がこの一冊に!

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