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興味のあることや読んだ本の感想などを綴っていく雑記Blogです。

仕事・家族・社会に対して〝カチン〟とくる前に

      2017/11/02

「部長にまた怒られた、なんでちょっとしたことですぐ切れるんだろう‥‥」「また部下に怒ってしまった‥‥。大したことじゃないのに」仕事において、「怒り」の感情をコントロールできずに、周囲を困らせたり自己嫌悪に陥ってしまう人がいます。本書では、精神科医の立場から、周囲にいる「すぐ怒る人」との付き合い方や、「ささいなことですぐ怒る自分」に悩むみなさんに、「怒り」との付き合い方をご紹介。

「自己洞察」で怒り方は選べる

怒ること自体は悪いことではありません。怒りに振り回されることが悪いことなのです。これは怒りのテンションの高さに「我を忘れて」起こる状態ですが、生の怒り感情をそのまま言動にしてしまうことが問題なのです。ここでいう「我を忘れて」の「我」は論理的、合理的な思考を指し示す言葉といってもいいでしょう。このような傾向は、与党、野党問わず、近ごろの政治家にもよく見受けられます。つい最近、秘書に車内で「このハゲー!」と罵声を浴びせた女性国会議員の例が典型です。音声内容が週刊誌にリークされて大問題になりました。

この女性国会議員のケースは、秘書が重大なミスを犯したことがきっかけとなったようですが、怒りの感情がすぐに行動や言動に直結したものと言えるでしょう。怒りに振り回された結果、一瞬にして社会的地位からの失墜を招いてしまった好例です。いくら怒りを覚える場面に遭遇しようとも、自分は今どのような状態かを自己洞察することを忘れてはなりません。自己洞察のスイッチさえ入っていればすぐに言葉を選んだりどのような言い回しが適切かという思考も生まれてきます。今回のようなケースでは、原因とミスの修正の観点から思考して冷静に修正点を提示する。これが正しい叱責というものだ。身体的特徴をあげて罵倒するような行為は幼児と変わりありません。自分の心理状態を把握して感情に振り回された言動を回避することを覚えなければなりません。

「癒される」ことの効果

笑える人というのは、怒りやパニックへの対応に長けているという特徴もあります。普段からユーモアに富んだ言葉を口にしたり、笑うことを心がけたりすることは、怒り感情の抑制に極めて有効といっていいでしょう。怒りの制御について、もう一つテクニックを伊東准教授は提示しています。「犬のように気分を穏やかにしてくれるものを見る」ことで、やはり脳の酸素量が増えるのだそうです。いわゆる、「癒される」ことの効果です。

可愛いわが子の写真やペットの写真などを持ち歩き、カッとなってしまったらその写真を見る。すると脳に酸素が送られ、前頭葉がよく機能するので、怒りのメーターもぐんぐん下がり、冷静な判断ができるように。スマホの待受画面にこれらの写真を設定するなどして、怒りのコントロールを!怒りに振り回されるシーンで活躍しますよ。

夫婦関係と親子関係では怒り方が違う

親子の場合に、夫婦間では決定的な亀裂が生じそうなひどい言い方や怒り方でも、関係の修復が比較的可能なのは、たぶん小さなころからそういう怒られ方に慣れているからかもしれません。もちろん、親が嫌いになって家出したり、家庭内暴力という形で怒りや恨みを爆発させたりすることがないわけではありません。しかし、なにか決定的な問題が生じて、わずかなコミュニケーションさえ成立しないような親子関係は別ですが、かなり過激なケンカをしたとしても、そこで絶縁するということは意外に少ないようです。そもそもは他人であった夫婦と生まれながらにして親子である関係の違いといってもいいかもしれません。

うちは母親がカッとなりやすく冷めやすい体質なので、理不尽な怒りをぶつけられても、「ああ、またか」といった感じで、数時間後には普通に会話してたりします。こっちも理不尽な怒りをぶつけられてカチンとくることはあっても、時間とともにフェードアウトするのを待つ癖が子供の頃から身についているので問題は起こらない。

セロトニン不足

このセロトニンが不足しているときはイライラしやすかったり、ふだんと比べてちょっとしたことでカッとなりやすかったりすることがわかってきたのです。セロトニンはうつ病との関わりでもよく知られた神経伝達物質です。簡単にいうと、脳内のセロトニンという神経伝達物質の不足によってうつ病が起きるといわれています。このうつ病の人たちには、怒りのコントロールが悪い人が数多く見られます。人に気を使いすぎたり、自分を責めたり、あるいは自殺者が多かったりすることから、うつ病の人は、怒りや攻撃的行動が弱いように思われがちですが、やけくそになって事件を起こしたりすることも少なくありません。

まさしく僕の母親にぴったりくる症状。うつ病の人は些細なことで怒りっぽいというの実感できます。セロトニン不足からくるということで、たぶんに漏れず、うちの母親も精神科で薬を処方されています。

怒りの正体を知って、正しく対処することで怒りに振り回されなくなる。僕は怒りを溜め込むタイプですが、爆発しないようガス抜きをする手法も載っていて参考になりました。怒りに支配されることが多いなと感じたら、読んでみると良い書籍となっております。

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