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身勝手な世界に生きるまじめすぎる人たち 罪悪感を手放して毎日をラクにする方法|イルセ・サン

約束の場所時間に間に合わない、ドタキャンしてしまう、そんな時に冷や汗が。そんな経験が誰しも一度はあるだろう。こうやって他人には気遣いできるのに、その優しさをもっと自分に向けられればあなたの心は軽くなるのでは?

これ以上苦しまないで

私たちの行動は、自責の念と自己嫌悪と罪悪感に支配されています。

自分がしたいことをただするだけでなく、ほかの人に配慮したり、譲ったり、目標を守ろうとしたりするのです。

私も長い間、ちょっとしたことですぐに罪悪感を覚えてきました。子どものときの話ですが、こんなことがありました。

ある日、私はヒキガエルを2匹つかまえました。桶に砂と水を入れ、お家を作ってやったのです。けれどもその後、私はそのカエルのことをすっかり忘れてしまいました。思い出したときには、もう手遅れでした。幼い私にも、自分のせいでカエルが死んだのがわかりました。悲しさと恥ずかしさのあまり、そのことはずっと内緒にしていました。

子どものころからすぐに責任を抱え込んでしまうところがあった私の性格は、大人になった今でも変わりません。

一方で、ひどく無責任な態度をとってしまうこともあります。家事やボランティア活動といった本来の仕事以外のことでは、ほかの人が手を挙げるまで、透明人間みたいに、気配を消してみせることもあるのです。

ただ、両親など、本当に近しい人に対しては、どんな雑務もすべて引き受けます。そのため、責任感や重圧で、知らず知らずのうちに苦しんでいました。

たとえば、入院中の母を見舞った日のことです。母は少し離れたところに入院しているため、私は苦手な運転をして病院を訪れました。車の運転は毎回大仕事であったため、無事、病院にたどり着けたのは鏡に映る自分に笑いかけるほどに誇らしいことでした。

2時間後、鏡のなかの自分と再び対面した私は、びっくりして後ずさりしました。まるで、重い「うつ」にでもかかったかのようなひどい顔色をしていたからです。罪悪感という重苦しい感情が、私の思考に 靄 をかけていました。

人は誰しもシーンによってこうした行動への自責の念と自己嫌悪、罪悪感を抱えています。それらとどう折り合いをつけていくか。全くそうした気持ちが起こらないのも問題だが、考えすぎても生きづらい。自分の心を病むほどの自責の念に襲われたなら、少し俯瞰して自分を見て世間的にどういう評価が下されるか考えてみてほしい。さほど気にすることでもないはず。

退行に気づく

あなたがすぐに罪悪感を覚えたり、責任を抱え込んだりしすぎるのであれば、退行しやすいのではないでしょうか。

無責任なのと責任を抱え込みすぎるのは、実は表裏一体です。 そのため、あなたは退行してほかの人に責任を負わせることがないように、とりわけ注意する必要があります。

退行のメカニズムを理解するために、過去に退行したときの状況を再現してみるとよいでしょう。それほど、頻繁ではないかもしれませんが、それが一体何だったのか深く理解する助けとなるような経験ができるかもしれません。

たまには退行するのもいい

誰にでも大人らしい振る舞いをしたり、すべてをきちんと管理したりすることから解放される時間がときには必要です。

夫や妻、恋人、友人との関係のなかで、互いがパートナーと順番に退行してみるのもよいでしょう。

明らかに対処できない困難に直面したときに、ほかの人にただあなたの言葉に耳を傾けてもらったり、ときに抱きしめてもらったり、子どものようにただしばらく泣いたりすることで、あなたは救われるかもしれません。それらは、人生で巻き起こる困難に向き合う新たな力と勇気を与えてくれる一種のケアの形といえるでしょう。

しかしながら、あなたがそこからすぐに抜け出して、大人の自分に戻れず、必要な決断を下せないのであれば、その退行は適切ではありません。

退行が問題になるとき

退行するとき、あなたは、相手がその状況からあなたを助け出してくれるのを望むはずです。あなたはその間、あなたにできることのすべてや、あなたが自分自身を救うためにできる可能性を単純に忘れてしまうかもしれません。

退行を是とするぐらいの余裕が必要です。雁字搦めでは世の中生きにくい。少し自分を縛る縄を緩めて隙間を作り呪縛から解き放たれよう。いつもきちんとしているあの人もあなたの知らないところで気を緩めて生活していると考えて比べないことが重要です。

真面目すぎると損します。みんなそれぞれに気の抜く場所は抜いて生きているので、完璧を求めると疲れます。真面目なのは美徳ですが、過ぎると自分への負荷が必要以上にかかって辛くなってしまします。

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