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超一流が実践する思考法を世界中から集めて一冊にまとめてみた。

世界中から集めた300以上の思考法を整理し体系化。私たちが抱える問題や悩みはほぼ全て解決法が存在するという前提でその解決方法を紹介します。

「選択」の思考法

● 心理的な罠を避けるには、客観的に考えなければならない。 第一原理に基づいた論拠の組み立て をし、 真因 を追求し、 第三のストーリー を探そう。

● 世界を直感的に解釈すると、過ちを犯しやすいことに気付こう。思考で犯しやすい過ちを説明するメンタルモデルには、 利用可能性バイアス、 根本的な帰属の誤り、 楽観主義バイアス などがある。

● オッカムの剃刀 と ハンロンの剃刀 を活用し、もっともシンプルで客観的な説明を探そう。見つかった仮定は ディリスキング し、 時期尚早な最適化 を避けよう。

● 確証バイアス を継続的に回避するため、努めて グレー思考 をしよう。

● 悪魔の代弁者 の視点を採り入れ、 フィルターバブル の閉鎖性を乗り越えて、他者の視点を積極的に模索しよう。「食べたものが身になる」という言い回しがあるが、健康になるためには多種多様な食べ物を食べなければならない。同様に、多種多様な視点を採り入れ、超思考力を身につけよう。

健康的な食事、バランスの良い食品摂取が大事なように、フィルターバブルの閉鎖性を超えて俯瞰で物事を見るように訓練しよう。多種多様な視点から物事を見ることができれば思考力も育ちます。そのためにも食わず嫌いをやめていくことから始めよう。

「数字や統計」に騙されないために

● ギャンブラーの誤謬 や 基準率錯誤 に陥らないようにしよう。

● 事例証拠 やデータの相関は、 仮説 を立てるヒントにはなるが、 相関関係は因果関係を含意しない ことを覚えておこう。揺るぎない結論を導くためには、これ以外に、巧みに 計画 された実験が欠かせない。

● 統計的有意性 を示す手段としては、 ランダム化比較試験 や A/Bテスト など、効果が立証済みの確実な実験デザインを利用しよう。

● 実験解析においては、 中心極限定理 によって、 正規分布 が特に重要な意味を持つ。正規分布においては、数値の約 68%が1標準偏差内に、 95%が2標準偏差内に収まることを覚えておこう。

● 実験結果は 偽陽性 や 偽陰性 を示す場合があり、多種多様な要因によってバイアスがかかることがある。よく知られているのは、 選択バイアス、 回答誤差、 生存者バイアス などである。

● 再現性は結果の信頼性を高めてくれる。研究・調査の際は、 システマティックレビュー や メタアナリシス を探すことから始めよう。

● 不確実な問題を扱う際は、報告された値や自身で計算した値自体も不確実であることに留意しよう。報告書や論文では エラーバー があるものを探し、自身が作成する際も忘れずに付与しよう。

統計や数字に強くなることは現実社会でも役に立つものです。まずギャンブルなどのハマることの愚かさを痛感できますし、その数字は適正か?という疑問にも答えを求めやすくなります。

「意思決定」の思考法

● プロコンリスト が必要な状況になったら、よりアップグレードされた 費用便益分析 や 決定木 を作成してみよう。

● 定量的な評価を行う際は、入力データに 感度分析 を実行し、データの背後にある要因をあぶり出すとともに、予測の精度が求められるのはどこかを認識しよう。 割引率 を使用するときは、細心の注意を払おう。

● ブラックスワン事象 と 未知の未知 に気をつけよう。これらの所在を体系的に明らかにし、その影響力を見極めるために、 システム思考 と シナリオ分析 を行おう。

● 極めて複雑なシステムや意思決定の場面では、 シミュレーション を使って、異なるシナリオのもとで何が起こるかを正確に見定めよう。

● 集団思考 で生じる盲点に気をつけよう。グループで作業するときは、 拡散的思考 や 水平思考 のテクニックを参考にし、多様なものの見方を採り入れよう。

● システムにおける 全体最適 の把握に努め、全体最適に近づけるような意思決定を模索しよう。

あなたの前に積み上げられたデータから何を読み取るか?それを使った意思決定をどのように行うかなどの思考法が学べます。組織などでの意思決定には、集団思考による盲点に気をつけて!!

「潜在能力」を解き放つための思考法

● 人を替えれば結果も変わる。経歴、性格、強み、目標は人によって千差万別だ。最高の管理職になるためには、 人に合わせたマネジメント を行い、その人にしかない特色や、その人だけが抱える問題点に目を向けよう。

● それぞれのやる気や強みを活かした、その人にしかない役割を見つけよう。部下を活躍できそうな役割に昇進させ、 ピーターの法則 に陥らないようにしよう。

● 担当責任者(DRI) のメンタルモデルを活用し、役割と責任の所在を明確にしよう。

● 新たな役割において潜在力をフルに発揮するには、指導や助言を受ける必要がある。学習曲線に沿ったもっとも効果的な上達方法は、 限界的練習 である。学習者は 重大性─確信度マトリックス を使って学習機会をとらえ、指導者は 1on1ミーティング で 徹底的なホンネ を明かし、建設的なフィードバックを行おう。

● 新たな事柄を試す際には、 インポスター症候群 や ダニング=クルーガー効果 など、陥りがちな負のメンタルモデルに気を付けよう。

● 集団の 文化 を積極的に明示し、望ましい文化と関連するビジョンを達成するために、つねに 人心掌握 に努めよう。

● 人々にふさわしい役割を与え、文化を明確に定義して成功のお膳立てをすれば、 10 Xチーム が生まれる環境は整ったも同然だ。

組織でリーダーとなったならその千差万別な部下たちを正当に評価するため一人ひとりの適性に合わせたマネジメントが重要。その人にしかできない役割を付与しよう。

超一流と呼ばれる人たちがどのような思考法を用いているかがわかる書籍。様々な思考法を紹介しながら最適化されたその思考法で全ての壁を打ち破れ!!

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