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課題解決のための情報収集術|河村 有希絵|情報収集術を3ステップで解説

外資系コンサルを経たビジネスパーソンが語る世界標準のスキルとは?時間ばかりかかり使えない情報ばかり集めてしまう。そんな悩みに答える情報収集術を3ステップで解説。

情報収集法

いよいよ情報収集作業に入ります。立案した情報収集戦略に沿って、実際の情報収集作業をこなしていきます。

・人に聞いてみる ・書籍や雑誌などの文献に当たる

・ネットやデータベースを検索してみる

・現場に行って見てみる

様々な作業が考えられますね。往々にしてあるのが、やってはみたけれど思ったほど情報は得られなかった、期待した内容ではなかった、などの見込み違いです。そんなときは、迷わず軌道修正をしてください。もし軌道修正が必要な場合、その修正は早ければ早いほど有効です。

・頼りにしていた社内の先輩から参考になる話が聞けなかった→社外の人に聞いてみよう

・ネット検索では確からしい情報が得られない→追加で専門家に話を聞いてみよう

・記事検索では十分な情報が見当たらなかった→書店に行って書籍を当たってみよう

・文献を読んでも信憑性がいまひとつ→実際に現場で見てみよう

といった具合に、軌道修正はあらゆるシーンで求められます。むしろ、ほぼすべての場合に必要だと思っておいたほうがよいでしょう。

情報収集で躓く、最近ではGoogleで検索しても有用な情報が得られないといった事があげられる。そんな時は追加で専門家に聞いてみたり、書店に行って書籍に当たってみよう。書籍は体系的に情報が記されているので情報収集には最適だと思います。Amazonなどで検索をかければ必要な情報が得られる事も。

インタビュー

情報収集手段としてのインタビューの「魅力」についてはこれまでに嫌というほど語ってきたつもりですが、もう一言だけ。不要な情報も読まなければならず、また知りたい情報が網羅されている保証もない文献調査とは違い、 端的に、そしてリアルに、聞きたい相手に聞くことができるインタビューは貴重な情報源です。しかし、それを生かすも殺すも、インタビュアーの腕次第。インタビューはアポイントを取るところからインタビュー後メモにまとめるところまで、様々なスキルが求められる高度な情報収集術と言えるでしょう。まずは、的確なインタビュイーを探すことからはじめましょう。こちらがよく知っている相手ならば、その相手に聞くべきかどうかがすぐわかるのですが、そのようなケースはむしろ少ないもの。その「課題」について詳しいのは誰なのか、詳しい分野は、こちらの知りたい分野と合致しているのか。また詳しいといってもリアルタイムな情報の変化にどれだけ精通しているのか。そもそも、インタビューを受けてくれる人なのか。探している段階ではわからないことだらけです。人物については、かつて出版されていた『日本紳士録』などで調べることができます。ただ、実際は人を意図的に探すよりもむしろ、その「課題」について記事検索などを行った結果、インタビュー記事に行き着き、そのインタビュイーに直接話を聞いてみたくなる、あるいはインタビューで言及された専門家や大学教授に話を聞きたくなる、というような場面が多いものです。

専門家とつながる機会があるのならばインタビューという手段で情報を集めることも選択肢に入れると良いだろう。専門家や大学教授とアポが取れるなら一次情報が得られるのでお勧めです。

「情報通」と言われるために

もうひとつ、あなたの情報収集力を根本的に上げていくための活動についてお話ししたいと思います。情報収集戦略の立案時に「課題」と自分の距離感を測りましたね?すべての「課題」に通じることは誰にもできませんが、できるだけ多くの「課題」に関してその距離感を狭めていくことなら、努力次第で可能です。これは、当然のことながら一朝一夕には身につくものではありません。ひとつひとつの情報収集課題に当たり、書店で書籍を閲覧する、中身を読む、新聞を読む、会った人に話を聞く……そういった作業の積み重ねから、自分の情報の引き出しを増やしていくのです。

・世の中にはどのような情報ソースがあるのか

・どんな人がどんなことに詳しいのか

・今どんなことが世の中で起きているのか

・何が今、新しいのか、面白いのか

すべて詳細に調べることはできなくても、常にこのようなことにアンテナを張り、知識を増やしていくことができれば、新しい課題に遭遇したときのスタートダッシュが違ってきます。自分の情報収集データベースは常に更新し、豊かにしていかなくてはなりません。この情報収集サイクルを回していく唯一の道は、多くの情報に、漫然とではなく、意識的に接することです。こまめに書店に通う、人の話をよく聞く、聞いてひっかかったことは自分で調べてみる、新聞は興味のないところもざっと見る。

世の中には情報が氾濫している。その中から必要な情報を引き出す術があれば、アンテナを張って知識を増やす事ができる。そうやって知識を蓄積していけば新しい課題に直面した際、初動が違ってきます。

課題を解決するための情報収集術。目の前の問題を解決するためのフレームワークが完成していれば情報収集をうまく活用できるだろう。

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