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自分なりに頑張っているつもりだがうまくいかないので「努力不要論」を読んでみた

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自分なりに頑張っているつもりだがうまくいかないので、この本のタイトルに惹かれ買ってみた。やっぱり努力を苦痛と感じない才能があるのではないかと常々思っていた。

まず「努力は報われる」というのは半分は本当で半分は美し虚構。人間というのは通常、持ってる力の全てを使って生きているわけではなく、「ここまで出来るはず」という最大値の半分、頑張っても8割ぐらいしか力を発揮できない。

才能は遺伝的に決まっています。つまり、「努力は報われる」はウソ、ということになります。

確かに成功者に「努力」を語られても正直腑に落ちない。アスリートなども上位1%ぐらいの才能・肉体的優位を持って生まれた人間が後付けで「努力」という言葉を付け加え美化しているだけに思う。努力が報われない2つのパターンとして、努力していると思い込んでいるだけだった場合と努力の方向性が間違っている場合がある。僕の場合は認めたくないがこの「狭義の努力」に当てはまりそうだ。それと反対に①目的の設定②戦略の立案③実行の3段階のプロセスを経た努力があるという。

僕はニートの定義には当てはまらない(年齢的に)かもしれないが…

本家イギリスのニートと現代日本のニートでは、かなり知的レベルが違う。彼らは「努力」本質を見抜いており「働く」という「狭義の努力」をさせようとする社会の欺瞞を無意識に感じ取っている。「役に立つ歯車」になることは誰にでもできる簡単なことなのだ。そして「役に立つ歯車」として生きている「努力家」は他人の才能を見抜いて潰しにかかってくる傾向が強い…嫌な世の中ですね。

才能を潰されないためにはそういう人には接触しない、それができなければ、「私なんか大したことないですよ」と謙虚な姿勢をみせたり、「結構つらいんですよ」と同情の余地がある何かを提示する。そうすると相手は安心し、応援してくれるようになる。これを「アンダードッグ効果」というそうだ。

才能の見つけ方

才能があるかないかというのは、自分が持っている適性を知って、自分の評価軸を確立できているかどうかということに尽きます。

僕の場合基本コミュ障だが、自分を大きく見せるため、無理をしてコミュニケーション能力も問われるサービス業に従事していたが、これは適性と真逆の仕事だったのでうまくいかなかった。自分から話すのは苦手だが、傾聴はできる方だと思う。こういった短所から才能を見出す方法の他、信頼出来る友人や家族に指摘してもらうことで、自分でも気づかなかった自分の資質に気づくことがある。

エピローグには「努力をしない努力」について書かれており、無駄な努力をしなくても十分人生を謳歌することができるのだなと思った。

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