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恥ずかしがらずに便の話をしよう|佐藤 満春|「うんこ」のもつ大切な役割

排便は人間にとって大切な行為。そして排便から様々な体の不具合が分かったりもします。うんこに対する半ばタブー的な「汚い」「臭い」などの恥ずかしさを捨てて一度考えてみよう。「うんこ」のもつ大切な役割を学んでいきましょう。

世界最高水準のトイレ文化

日本のトイレ文化は、便座の機能性や下水道の発達などの側面から見ても、世界最高水準です。「トイレ先進国」として、その技術を世界各国に輸出している日本。 にもかかわらず便育が浸透しないのは、これまでうんこの存在をスルーし続けてきたからだと感じます。いくら技術が発達しても、使う側のマインドチェンジがなければ、排便に関しては「トイレ後進国」ともいえるのではないでしょうか。 心身の様子を毎日の排便から知ることができるだなんて、とても便利だと思いませんか。うんこについての正しい知識を身につけるということは、個人個人にとって、とてもメリットのある話なのです。 身近であるはずなのに、敬遠しがちだったうんこの存在。そして便育。この本を通して皆さんに発信していきたいと思います。

外国人が日本に来て驚くことの一つはウォシュレットなどの便座の高機能ぶりだろう。感動のあまり購入して帰る人もいるぐらい画期的なもの。身近な存在のうんこについて学んで正しい知識をつけていこう。

うんこって面白い!

書店や図書館に行くと、なぜかうんこがしたくなる。そんな経験をした人はいませんか。なぜかこの現象を「青木まりこ現象」と呼ぶことがあります。これは、1985年の「本の雑誌」に青木まりこというペンネームで読者投稿されていた内容が関係しています。この「書店での便意」という体験談が発端となり、その後「本の雑誌」で青木まりこ現象に関する特集が組まれたり、2003年、2004年には「AERA」や「R 25」でも青木まりこ現象について触れられています。1人の投稿からここまでの広がりを見せるのは驚きですね。 さて肝心のその現象自体はなぜ起きるのでしょうか。 現在のところ、医学的には原因不明です。ただ、「書店や図書館で便意を催す」という人が少なくはない、という事実はあります。 天井近くまである本棚に囲まれているという閉塞感を理由に挙げる人もいれば、インクのにおいで……という人もいます。私自身は、そういった現象を耳にするうちに、条件反射でうんこをしたくなる、といった理由もあると考えています。

僕は書店に行くとうんこがしたくなることはありませんが、たいして水分をとっているわけではないのに複数回尿意を催すことはあります。催すことは催すのですがいざトイレに駆け込んでも出なかったりするんですよね。特に映画や舞台など長時間拘束される場面でこうした経験をするので必要以上に上演開始前にトイレに行くことが多いです。うんこについては小学校の頃から外出先でうんこをすることを極度に嫌った生活を何十年も続けているので体がそれに順応しているのかどうかわかりませんが、出先でうんこをすることはありません。

便秘のデメリット

便秘に関して1つ間違いなく言えることは、男女関係なく、便秘にメリットは皆無だということ。デメリットしかありません。便秘が続くと腸内環境は悪化します。腸内環境が悪くなるので便秘がさらに続きます。こういった負のスパイラルによって、大腸がんの危険も高まってしまいます。 アメリカの調査では、「排便の回数が週2回以下」という便秘の女性の4人に1人に、乳がんになる可能性の高い細胞が見つかったといいます。「毎日排便がある人」の場合、この細胞は 20 人に1人しか見つかりませんでした。 このデータから、「便秘の人は、排便が正常の人より乳がんに5倍なりやすい」と言えるでしょう。便秘の人からすると絶望的にも思えるデータかもしれませんが、この後、便秘を解消する方法もきちんと紹介しますのでご安心を。 さらに、急に便秘になったり、便の形が変わってきた、便に血が混ざっているといった状態になった場合は、直腸がんの可能性があります。すぐさま医療機関を受診してください。 便秘の人はわかると思いますが、便秘による様々な症状により仕事の集中力が低下してパフォーマンスが落ちてしまったり、ひどくなると欠勤にいたる場合もあります。 アメリカの試算によると、女性の慢性便秘患者の平均的な損失額は、年間7000ドルにも達するといいます。社会全体が慢性便秘患者1人あたり 77 万円(1ドル110円で計算)の損失を被るということです。

僕は向精神薬を日常的に服用しているからか便秘になりやすい。なので一時期は便秘薬を処方してもらっていましたが、最近は食事を改善することで便秘からは脱出することができました。食物繊維が多いものを摂取したりヨーグルトを食べたり。毎日排便という具合にはいきませんが二日に一回程度は出るようになりました。ひどい時は一週間以上でない時もあったので随分改善したように思います。

人間の営みの一要素として重要な排便について考える書籍。「うんこ」にまつわる様々な知識が学べる面白い本です。

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