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実験思考 世の中、すべては実験|光本勇介|次から次に狂ったビジネスを立ち上げる天才起業家の頭の中

天才起業家の頭の中を覗き見。全てのビジネスは実験だ。自分で考え出したアイデアや仮説をマスにぶつけて化学反応を見る。実験なので失敗を恐れない。検証結果をもとに価値を生み出す。「先が見えない時代」も失敗を恐れずわくわくして生きていける方法。

自分の貯金を全て会社に!

起業してからは、自分の貯金を会社に回していましたが、自分が思っていた以上のスピードでお金がなくなっていきました。

個人で「おこづかい稼ぎ」をしていたころは、固定費がありませんでした。しかし、会社としてオフィスを構え、社員を雇い、本格的にインターネットの事業を始めるとぜんぜん違ったのです。「お金ってこんなに早くなくなるんだ」と痛感しました。

そこで「お金を調達する」というオプションも考えたのですが、そのときはリーマンショックの直後。そもそもVC(ベンチャーキャピタル)から調達するのは現実的ではありませんでした。どのVCも慎重になっていて、出資してくれなかったのです。よって、自己資本でやらざるをえませんでした。

ブラケットでは、起業当初から5つのサービスをやっていました。その理由は「思い立ったらすぐに実験してみたいから」です。

ぼくがいちばん嫌いなのが、「あのときあれをやっていたら、どうなっていたんだろう?」と後悔することです。似たようなサービスが出て、うまくいったら「自分がやりたかったのに」と思ってしまいます。

ぼくは、やって失敗するのは、問題ない。やらずに後悔することの100倍いい。しかも、失敗から得られるものは、成功から得られるものよりも多い。とにかく、やっちゃったほうがいいのです。

それに「とにかく稼がなきゃいけない」という状況もありました。ひとつの事業で全部をまかなえるのが理想ですが、ひとつの事業では食べていけなかった。そこで3つ、4つ、5つと増やして「Aというサービスでちょっと稼いで、Bというサービスでちょっと稼いで」というように、会社全体の売上をまかなっていたのです。

会社をやり始めて、貯金残高が2万円になったことがあります。  ただ、そのときも焦りはありませんでした。

自分の全財産を注ぎ込むことができることってなかなかないですよね。それができる行動力は羨ましい。僕は常に貯金の残高が減らないように投資や買い物などのお金の動きを管理しています。なので順調に増えていますがここで突っ込みたいという場面はたくさんある。そこで行動できるか否かが分かれ目なんだと思います。

ZOZOの前澤さんは週3しか会社に来ない

ZOZOの前澤さんは週3日しか会社に来ないとメディアでご自身でもよく話されています。よって「社長、遊んでるじゃん」と思っているZOZOの社員もたくさんいるかもしれません。

ぼくは前澤さんとずっと一緒にいましたが、「遊んでる」と思ったことは一度もありません。前澤さんは誰よりも事業のことを考えていましたし、たまに出てくるアイデアやアウトプットは、やはり研ぎ澄まされていた。イケていました。おそらく、いま目の前にある事業をせっせとやっていては出てこない考えやアイデアだらけでした。普通に働いてしまっていたら絶対に無理なのです。

圧倒的に仕事を振れば、その感覚がわかってくるはずです。たとえば本の編集者でも「この原稿は、絶対俺にしか編集できない」と思うでしょう。「細部までこだわることで、魂が宿って売れるんだ」と思うかもしれない。

でも、忙しすぎて仕方なく仕事を振ってみたら「誰がやってもぜんぜん関係なかった」となることも多いのです。結局は、割り切りです。

まわりの人たちも優秀だし、細かい仕事はみんなのほうができる、ということも多い。「実はぜんぜん得意じゃなかった」「他の人がやると、ぼくの3分の1の時間でできる」と気づくこともあるでしょう。

そうやって仕事をどんどん渡していって、残ったのが、ぼくの場合は「イノベイティブ、クリエイティブなことを考える」という仕事だったのです。

社長は暇なぐらいがちょうどいい。アイデア創出する機会が増えれば事業も大きくできる。「イノベイティブ、クリエイティブなことを考える」という仕事が社長の仕事。

世の中全て実験で成り立っている。今では当たり前となったテクノロジーや商品、サービスも最初は画期的だった。アイデアから仕事につなげ利益を生むまでの考え方が学べます。

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